今日は、「着物に鋏を入れない洋服作り」というワークショップ10:30~に参加してみました。
この間、文化学園服飾博物館に行ったときにチラシをもらったんです。あっ、この先生この間NHKテレビに出てた人! そのときの着物を洋服に変身させる術にはとても感動したので、覚えてました。ワークショップはすごい人気と聞いていたのですが、おとといダメもとで電話したら、まだセーフ。参加することができました。
古川敏子先生は78歳なんだそうですが、ボブスタイルが似合うとてもかわいらしい先生です。今日のお召し物は、祖父と祖母と姑と主人と・・・と代々のお着物を結集させて作ったのだそうです。素敵でした。
これがテキストです。下の方に写っているのが古川敏子先生です。
手書きのテキストがいいですね。
これは袋帯で作ったドレスです。帯なので生地がしっかりしていて、着ていても心配がありません。
着物を洋服にリフォームというのは、よくありますけれど、この先生のすごいところは、鋏をいっさい入れないというところ。なので着物に戻すことができるというんですね。
今日のワークショップは、先生がテキストにあわせて次々と(結構たくさん)作品を説明しながら見せてくれます。その後は、フリータイムでそれらを実際手にとって見ることができて、試着ができます。その際、先生やスタッフの方にもっと細かいところの質問ができるといった流れ。
鋏を入れないといっても、ほとんどは袖、衿、おくみなど分解して使います。逆さにして衿が裾にきているものがあったり、後ろ前逆だったり、脇が前にきたりと、想像&創造の世界です。本格的にやったら楽しいかも。
やっぱり年配の方が多かったです。おばさんパワーにはちょっとびっくりしたけれど、みなさんとてもおしゃれだということですね。とても斬新な形なので、本当は若い人が着たらすごくかっこいいのに、私が一番若いかも?でした。
さて実行するには、まず良い古着を手に入れることから、です。