先週の土曜日にBunkamuraでやっているコクーン歌舞伎「三人吉三(さんにんきちさ)」を見に行きました。中村勘三郎さん、中村橋之助さんらが出演しています。

歌舞伎を見にいったのはとても久しぶりです。しかも、コクーン歌舞伎ですから、串田和美さんの演出もとても楽しみにしていました。
歌舞伎は、あらかじめストーリーがわかっていて、歌舞伎役者がどんなしぐさでそれを演じるかを楽しむのが醍醐味、なんて私の中では思っていましたけれど、コクーン歌舞伎はもう少しわかりやすいのかな~と油断していましたら、やっぱりストーリーがすっごく複雑。盗まれた名刀とこれまた盗まれた100両の行方が複雑な人間関係の中をあちこち移動するので、ストーリーを追うのが大変でした。これは、歌舞伎じゃないとありえないストーリーなので、美しいとさえ思ってしまう歌舞伎はあらためてすごいと感心しました。

劇場で購入した串田戯場を読んで、やっとわかった次第です。コクーン歌舞伎の演目について、串田さんのストーリーの解説と演出などの裏話が書いてあって、おもしろかったです。できたら、先に読んどきたかった!