施術中にかける音楽の趣味ってエステティシャンによって様々ですが、私はメロディーがある音楽が好きです。厳密に言うとメロディーがわかるっていうんでしょうか。つまりヒーリングミュージックによくあるような、幻想的で旋律がつかみにくい音楽ではないということです。
そういう音楽も嫌いではないんですが、そういう音楽だと、なんとなく、私自身の気合が入りにくいんです。
グレゴリアン・チャント(グレゴリオ聖歌)は、みなさん一番良く寝るNO.1です。
更年期にやさしいCDは、美しいメロディーが好きで時々かけるのですが、この音楽をかけていると、この曲いいですね~何ですか?と聞かれるNO.1です。
タイトルを変えてほしいですね。「美しくなる音楽」とかに・・・。
エステティックのテクニックって音楽を奏でるのと似ています。佐伯先生が「もっと優雅にやりなさい」と私たちの間をまわってはよく注意していましたけれど、優雅ってどういうことか。
私は音楽を奏でるときの感情移入と重なる部分があると思っています。呼吸とかタッチの強弱とかテンポとか、エステは音が出ないでのわかりにくいのですが、手を通してきっと伝わるものがあるのだろうと思います。
極端に言えば、同じ手技であっても、人が違えば違ったものになってしまいます。
手技というのは、楽譜のようなもの。
「エリーゼのために」をピアニストと素人が弾いたのでは、同じものにはなりませんよね。
エステティシャンになって、そういうこと、あらためて気がつきました。