フランスから帰って以来、香り、特に香水や香料についての興味が急上昇中です。
それで、今読んでいるのがこの本。
内容はちょっと専門的で難しいのですが、それがまた香りの奥深さへの好奇心を掻き立て、わくわくしてくるのです。
この本の中に出てくるエピソードで、清の時代に生きた香妃という女性の話があります。この香妃は、からだ全体から、まれにみるかぐわしい香りを発していたとのこと。その香妃の体臭は沙棗という花の香りだったというのです。
その香妃の香りを再現できないかと、調査隊が中国のウルムチ、カシュガル、トルファンあたりまで沙棗の花を探しに行き、幸運なことにその花に出会えたそう。香りを抽出して分析したところ、今までにないとても優雅な香りだったので、商品化されたのが資生堂の「SASO」シリーズだという話なのです。
・・・女らしい成熟した大人のイメージを表現。上品なセクシーさを持つ個性的な香り・・・。
私はこの香りを無性にかいでみたくなり、ネットで探してシャンプーとリンスを購入してみました。
私の感想です。ひとことで言えば、甘い香り、ちょっとおいしそうな香りが先に立ちます。今まで一度もかいだことがないかといえば、そんなこともない気がします。奥の方から男性化粧品に含まれてそうな少しツーンとする香りもしました。
相対的に、好きな香りです。もちろん、シャンプー、リンスとしてとしての香りも素敵でした。香水も買おうかな~と思っています。誰か気づいてくれるかしら・・・。