昨日図書館で借りてきた本、「ためぐち韓国語」です。
軽く読めてなかなかおもしろかったし、韓国語を勉強していなくても、韓国ドラマファンなら、どこかで耳に残っているフレーズなのではないかしら。
韓国では、日本以上に年上には敬語を使わなければならず、チング(友達)と言えるのは、同じ年の人だけで、ひとつでも上だったら、敬語を使い、ひとつでも下だったら、弟や妹のようになるんだそうです。同年代だから、なんてあいまいでは無礼になりかねないそうです。
だから相手が自分より年上か年下かはとても重要で、女性にもすぐ年齢を聞いてくるのは、そういう事情があるからのようです。あと、韓国では数え年で年齢を言うので、生まれた年を聞く方がいいですね。
この「ためぐち」というのは、同じ年か年下の人との間での言葉になりますが、教科書にはなかなか出てこないし、でも使用頻度の高い言葉なんですよね。韓国ドラマでは、よ~く耳にするような気がしますもの。
ある韓国ドラマで、彼女が彼氏のことを「ちゃぎや」と呼んでいるのが、日本語字幕で「ダーリン」って訳されていて、おもしろいなぁと思っていたことも書いてありましたし、夫婦では「ヨボ」とか、よく出てくる「オッパ」とか、親しい間柄ではあまり名前で呼ばないようですね。
そんな比較文化論的雑学も楽しめて、韓国ドラマファンにはおすすめな1冊でしたよ。機会があれば!