昨日、NHKで合唱の番組が放送されました。
「YELL」を唄ってもらう中学生たちに、直接、会いに行きました。
お邪魔した学校のうちのひとつ、島根県の出雲一中は、たまたま穂尊のお母さんの母校だったらしいんだよね。
穂尊も行ってから気付いたらしいんだけど(笑)
すごい偶然。
縁だね。
出会った中学生たちは、みんな素直で。
なんだか理由も無いのにこっちが申し訳なくなるくらいまっすぐでさ(笑)
自分とか、もっとひねくれた中学生だったと思うんだけどなぁ。
彼らが唄ってくれた「YELL」には感動させられました。
番組のなかでも話してたけど。
「YELL」に関しては、作者としての僕の個人的な思い入れとかは、ほんとどうでもよくて。
「作者がどのような想いでこの曲を作ったか」ということよりも「自分がどのような想いを乗せてこの曲を歌うか」ってことを考えてもらうことのほうが、ずっと大事なことだと思うんだよね。
自分が大切にしている仲間との別れであったり、自分が今答えが見つからず悩んでいることであったり、歌ってくれるあなた自身が、思っていること、考えていることを、「YELL」という曲につなげて、リンクさせて歌ってくれたら、たぶんそれがいちばんいいんだと思う。
そうすれば、その「YELL」は、そのひとたちだけにしか歌えない「YELL」になるので。
なんか曲の歌詞について、すごく真面目に考えて悩んでくれている中学生のひとたちに直接会えたので、そんなことを書いておいたほうがいいかなと思ったんだよね。
言ってしまえば「作者の想い」というものが仮にあるとすれば、「YELL」が歌ってくれるひと自身の個人的な思い出だったり、感情だったりに重なって、そのひとにとって”特別なもの”になること。そうなってくれたらいいな、というのがそれ以上でもそれ以下でもない、作者としての想いかな。
ひとり暮らしのせまい部屋でつくった曲がさ、全国で頑張っているたくさんの中学生たちそれぞれの”特別なもの”になるなんて、それ以上うれしいことなんてないよ。
たったひとりにとっての”特別なもの”だったものが、数えきれないくらいのたくさんの”ひとり”にとっての”特別なもの”になる。
僕は、”ポップ”とは、そういうことなんだと思う。
僕は、”ポップソング”とは、そういうものであるべきなんだと思う。
全国の中学生のみなさん、頑張って!!
「YELL」を歌ってくれてありがとう!!
君たちにしか歌えない「YELL」をがっつり歌いきってください!!