明日は成人式だそうで。
新成人のみなさん、おめでとう。
お酒はほどほどにね。
この前、高校の同窓会の案内が来まして。
うちの高校は昔から、20歳新成人になったときに1度目の同窓会を開き、その5年後の25歳になったときに2度目の同窓会を開く定例のようなものがあるみたいで。
まぁ、出席できるかはわからないのだけど、25歳になってしまった水野、山下のもとにも案内が来たわけです。
あらまぁ、もう5年が過ぎてしまったのねと、何度も何度も同じことを思うのだけど、とにもかくにも時間ってのはあっという間です。
20歳になったときの自分。
2002年12月17日。
僕はお茶の水にひとりで行って、ギターを買ってましたね。
17万くらいだったかな。バイトで貯めてあった貯金を全部おろして、誕生日の当日にお茶の水の楽器屋に行ってね。
その頃は、いきものがかりは活動停止中だったんですよ。
受験が終わって、大学にも入って、さぁもう一度、いきものがかりをやろうぜっていったときに、吉岡が自分の歌に悩み込んでしまって。
「今はやりたくねぇ」と(笑)
くらーい受験生活を終えて「さぁ音楽ができる!!」って思ってた矢先のことだったから、すごく落ち込んでね。
自分は音楽の道を進みたいと思っているのに、まったく音楽に触れていない自分の生活が苦しくて苦しくて。
うん。
仮面浪人をしていた18歳のときの1年間と、大学に入ってから音楽をできなかった19歳のときの1年間。この2年間は、もう絶対体験したくないね(笑)
そんななかでの、決意表明というか、自分のなかでの意思の確認というか、そういう意味があったんだよね、誕生日当日に高いギター買うってのは。
俺は音楽をやる、っていうね。
20歳の水野なりの、意思表明。
それから5年たって、今、なんとか音楽をやらせてもらえてるってのが、素直にうれしいな。しかも、自分がつくった曲を、全国のたくさんの人に聞いてもらえているってんだから、自分でも不思議なもんです。
20歳のときなんか、曲つくっても披露する場所もなけりゃ、聞いてくれる人だっていなかったんだから。
実家の4畳半の狭い自分の部屋だけで、曲が生まれて、そのまま眠りについてた。
それを考えれば、なんて幸せなんだろうってね、ほんと思います。
よく穂尊が言うのだけど「いつの時代の自分にも胸を張れる自分でいたい」ってね。
20歳のときの自分にも胸を張れる自分。
高校生のときの自分にも胸を張れる自分。
そして未来の、まだ見ぬ自分にも胸を張れる自分。
僕は今、なんとか音楽をあきらめなかった20歳の自分に感謝しています。まぁ、少しダメを出すなら、もっと楽器を練習しておいてくれたら嬉しかったけど(笑)反省(笑)
そして、なんとか、25歳の自分は、20歳のときの自分に胸を張れるんじゃないかなと、そんなことも同時に思っています。
あとは、未来の自分に、胸を張れるよう、今を頑張るつもりです。
時間は積み重ねていくもの。
新成人のみなさん、今をがんばって。
僕も、今を頑張ります。