この前、レギュラー番組でFM横浜に行ったら、ディレクターさんからFM横浜が発行しているフリーペーパーをもらいました。
というのも、フリーペーパーの巻頭で、いきものも大変お世話になっているDJ福原尚虎さんの特集記事が組まれていたのです。
DJ福原尚虎(たかとら)さん、横浜インディーズミュージックシーンのまさに”兄貴”的な存在。
FM横浜ではインディーズアーティストにスポットをあてた「YokohamaMusicAward」というコンテスト番組があります。毎回9組のインディーズミュージシャンが楽曲を応募して、リスナーの投票でグランプリを争うんですが、福原さんはこの番組のメインパーソナリティー。
すでに7年間も続いているこの番組、なんと7年の間に約30組ものアーティストをメジャーの舞台に送り込んでいます。誠に恐縮ながら、僕らも送り込まれたバンドのうちのひとつ(笑)
7年間で30組もメジャーアーティストを輩出するコンテストやオーディションなんて聞いたことありません。メジャーに移るアーティストに限らず、このYMAにエントリーするバンドは、インディーズシーンで有力なバンドが少なくありません。
福原さんと、YMAの番組スタッフは、どこぞで良いバンドがいると聞きつければ自らの足ですぐに現地に駆けつけ、どこぞで良いライブハウスがあると聞けば自らの手ですぐにいくつものイベントを立ち上げ、インディーズシーンとこの番組をまさに懸命に盛り上げてこられました。
僕らの楽曲が初めてラジオで流れたのも、この番組。
初めて会ったプロのDJさんもこの番組のパーソナリティー、福原さんでした。
海老名のビナウォークで、たった数人のお客さんを相手に路上ライブをやっている当時全く無名の僕らをわざわざ録音機材を持ってひとりで電車で見に来てくれた福原さんに会ったのは、もう3年くらい前でしょうか。
そのとき福原さんが道端で録ってくれたインタビューが、僕らの初めてのFMラジオ出演です。
特集記事は、その福原さんが、ライブハウスを題材にした自身のドキュメンタリー番組で、日本民間放送連盟エンターテイメント部門優秀賞を受賞されたというものでした。
その音楽とラジオに対する誠実…いや、情熱的な姿勢は、いつも刺激的です。
そんな尊敬すべき福原さんの姿が、福原さんに直接お世話になっている僕らアーティストだけじゃなく、他の人たちにも伝わっていくことが、素直にうれしいです。
福原さん、おめでとうございます。
YMAのキーワード。
「アップカマー」
僕らも常に、常に、アップカマーであり続けたいものです。
頑張らなくては。