有明コロシアム、「クリスマスの約束」。
小田さんにはなんだか恥ずかしさや緊張もあって言えなかったんですが、デビューする前から僕はこの番組をずっと見てました。
これも言えなかったけど、いつかこの番組で取り上げてもらえるような曲がつくりたい…なんてこと、まだ何年も前の、いきものがまったくもって本格的に活動していないそんなときに、バカみたいに夢見てました。
さらにミーハーすぎて恥ずかしくて言えなかったけど、小田さんのインタビュー本も買って読んでたし、「風のようにうたが流れていた」というTBSの番組はDVDボックスまで買ってしまっていました。
小田さんにはとてもとても言えませんでした(笑)
デビューしてプロになっても、憧れの音楽番組に出ても、なぜかわからないけど「夢がかなった」という感覚は不思議と今までありませんでした。
そんな風に思ってしまうと、なんだかそれで終わってしまうような気がするので、つとめてそう思わないようにしていたのかもしれませんが。
たぶん今後も、そんな風に思うことはあまりないでしょう。
でも、有明コロシアムのステージにあがるときは、小田さんが待つステージにあがるときは。
「あぁ、俺はこれから、夢をかなえにいくんだ…」
なぜか、そんな風に思っていました。
一瞬だけです。
一瞬だけ、音楽少年に戻ってました。
小田さんに「SAKURA」を”素敵な曲だ”と言ってもらえたことが、ミュージシャンになったばかりの僕にとって、本当に大きな励みになりました。
小田和正というひとりのミュージシャンが、まさに身を削るようにして伝えようとする、あのステージを目にすることができたことが、ミュージシャンになったばかりの僕にとって、かけがえのない経験になりました。
一生忘れられないでしょう。
そして、あの「クリスマスの約束」というステージに、小田和正というミュージシャンに、ちゃんと胸を張れる楽曲を、これからも作っていかなくてはなりません。
”僕はミュージシャンなんだ。”
そんなあたりまえなんだけど、なによりも難しい言葉を、今確かめるように、心に抱いています。
小田さん、本当にありがとうございました。
12月28日「クリスマスの約束」、みなさんぜひご覧ください。