オメガ・アクアテラ Cal.8500系の優位性について

このほどスウォッチグループ ジャパン・オメガ事業部は、2005年から今夏にかけて、オメガ〈シーマスター〉、〈スピードマスター〉の新商品開発マネージメントを担当したチャールズ・レーヴェンス氏(オメガ・インターナショナル・トレーニングマネージャー=写真=)を招聘、東京・南青山にある「オメガブティック青山」で「オメガ シーマスター アクアテラ」のプレゼンテーションを行いました。
チャールズ・レーヴェンス氏はまず、〈AQUATERRA〉に搭載されたCal.(キャリバー)8501、Cal.8500が、地板や装飾も含めてオメガによる100%自社開発のムーブメントである点を強調。「オメガはもともと、ムーブメントまでを自社開発する、時計のマニュファクチュールでした。パーツに互換性を持たせ、スイス時計産業界に量産体制を確立したのも同社です」と前置き。
続けて、「Cal.8500は、オメガの歴代ムーブメントで、地板などにピンクゴールド・メッキを施した30㎜キャリバーへのオマージュもありソリッドゴールドを使って意匠を近づけています。また、独自のコーアクシャル脱針・調速機を採用しているために、長期にわたる高い精度、安定性にすぐれます」などと述べました。
展望としては、Cal.8500シリーズの新しいムーブメントCal.8502には、耐磁性などにすぐれるシリシオン製ひげゼンマイを採用したことにふれて、「将来的にはCal.8500シリーズに、シリシオン製ひげゼンマイを採用することになるでしょう。また、オメガが誇るクロノグラフ、スピードマスターも同様でしょう」とも。

AQUATERRAの意匠については、「同じ塗料により同一のブラウンのグラデーションダイヤルであっても、18Kレッドゴールドやコンビネーション・モデルは温かみのある金色が写り込み、SS(ステンレススティール)モデルとは異なった表情を見せてくれます」などと語りました。

このように中身(ムーブメント)の優位性と、意匠、「OMEGA オメガ」というネームバリューの三位一体を理解した上で、AQUATERRAを鑑賞してみてください。