RADOゴールデンホース・シルバーダイヤル入荷


完全復刻版として、満を持して登場した日本限定『ゴールデンホース』。
2006年12月のリリース以降、いくどか入荷しても、高い人気を背景にソールドアウト状態が続いていました。恐るべしゴールデンホース。
が、このたび、シルバーダイヤル(SSケース&ブレス)が多めに入荷。国内のラドー正規リテーラーにデリバリーされた模様。エキサイトism正規時計店ガイドでおなじみの「時計・宝石 石岡 ポスフール帯広店」をはじめリテーラーの入荷状況に注目したい。
私自身も昨年来、買えずじまいなので、今度こそはと考えていますが、果たして……。
なぜ、ゴールデンホースなのかというと、メンズとしては、現代では、やや小ぶりとなってしまった35.5㎜というケース径もポイントです。以前のこのコーナーで書いたように、個人的にクロノグラフを除いて、パテックもロレックスもユニバーサル・ジュネーブも、持っているリストウォッチのほとんどが、このサイズの範疇なのです。
なぜかというと手首での座りがよく、時計が体の一部というくらいのフィット感を満喫できるからです。
女性の場合には逆に、35.5㎜サイズは時計の大型化という現代のトレンドに沿っています。「ユニセックスで彼、彼女と使い回したい」という人にもオススメです。
【特徴】
側面から見るとアメ細工を連想させるほど味わい深い風防ガラスは、オリジナルと同じように曲面仕上げされたプレキシーガラス。
航空機の窓などにも使用されているこの素材に、曲面加工を施せる職人も、スイス国内にほとんどいなくなったそうです。
また、スクリュータイプ(ネジ込み式)のリューズに裏蓋、ダイヤルにはラドーの自動巻きモデルであることを象徴する赤いアンカーマーク、タツノオトシゴなども再現されています。
ちなみに初代『ゴールデンホース』は、日本で最初に発売されたラドーの腕時計。
現在もアンティーク市場などでは、人気があります。
ゴールデンホースが誕生した1958年には、東京タワーが完成して特急こだま号が東京~大阪間を6時間50分で運転、長島茂雄選手のデビュー。「スバル360」、「ホンダスーパーカブ」といった国民的な工業製品も同じとしに誕生しています。
日本が高度経済成長を続ける渦中に出現したオリジナル『ゴールデンホース』は、12気圧防水で自動巻、デイトカレンダー。当時としては驚異的なハイスペックを備えていました。
今回の新生『ゴールデンホース』には、オリジナルが放っていた空気感までもが再現されているように思います。
なお復刻版『ゴールデンホース』は、
写真以外にもブラックダイヤル、金張りされたSSケース&クロコダイル・ストラップ(ダイヤルカラー:シルバー。13万7550円)の3タイプ。
写真のシルバーとブラックダイヤルは、各12万6000円です。
共通SPEC/
ケース径35.5㎜。ドーム型ダイヤル。プレキシー曲面ガラス風防。100m防水。ムーブメントはCal.ETA2824-2(25石。38時間のパワーリザーブ。毎時/2万8800振動)。
お問い合わせ/
スウォッチグループジャパン ラドー事業部
℡03-5565-8515
公式サイト
http://www.rado.com/