2006年度ロレックス(ROLEX)賞1 一般公募

「進取の気象」(未知なるものへ挑戦する精神)と「人を大切にする」ことをフィロソフィとするスイスの高級実用時計メーカー、ロレックス。雑誌「ナイルスナイル・ナイルポート別冊ウォッチインスタイル3」の11頁でも紹介させて頂きましたが、ロレックスは1976年、世界初の防水クロノメーター腕時計「オイスター」発明50周年を契機にロレックス賞(THE ROLEX AWARDS for ENTERPRISE)を創設しました。
※クロノメーター:スイスの公的機関C.O.S.Cによる精度検査に合格したムーブメント。
このロレックス賞は、文化の保全や環境保護などに対して大胆な発想と明確なビジョンを持ち、革新的なプロジェクトを遂行する人々に資金援助を行い、そのプロジェクトの社会的認知の向上のための広報活動を行うもので、2006年度の今回で12回を迎え、現在2年に一度、授与されています。

■応募資格
応募については年齢、国籍、職業を問わず、個人であれば誰でも資格を有します。
応募者自身が独自アイディアやプロジェクトを提出するものとし、自薦に限られます。また、プロジェクトはこれから行うもの、あるいは現在進行中のものを対象とします。
■賞金と賞品
最も優れたプロジェクトを提出した5人の受賞者には、ロレックス賞授賞式で各10万U.S.ドルの賞金と、記念の文字が刻印された18金製ロレックス・クロノメーターが授与されます。
また、5人の準入賞者には、5万U.S.ドルの賞金と、スチールと金のロレックス・クロノメーターが授与されます。なお準入賞者の表彰は、それぞれの国や地域で行われます。
■選考基準
以下の4つの基準により先行されます。
①未知なるものへ挑戦する精神
~大胆かつ革新的なプロジェクトを遂行する決意、勇気、不屈の精神が感じられるか。
②実現性
~成功に完了する見込みはあるか。
③独創性
~新しい地平を切り拓く革新的なプロジェクトか。
④影響力
~社会的な影響があり、多くの人に恩恵をもたらすか。
■選考過程
応募プロジェクトは様々な分野の科学者専門家チームにより、約10ヶ月かけて厳正に審査され、最終的に選考委員会により、上記の選考基準を元に決定されます。
■選考委員
学術的な専門家たちが、自由意志で参加する独立した委員会です。幅広い専門分野や国を代表する委員たちが応募プロジェクトを評価し、ロレックス賞受賞者と準入賞者を選定します。ロレックス株式会社代表取締役社長兼 CEO パトリック・ハイニガー氏を委員長とし、メンバーは毎回一新されます。
■応募方法
応募用紙の請求は、webサイト〈http://www.rolexawards.com/home-flash.html〉をご覧になるか、スイス・ジュネーブの事務局(PO Box 1311,1211 Geneva 26)、ロレックス賞日本インフォメーションデスク(℡03-3216-5671)まで。下記の地域別締切日までに到着したものが受け付けられます。
■2008年度ロレックス賞 応募期日
○アジア・太平洋地域、北・中央・南アメリカは2007年5月31日
○ヨーロッパ・中近東、アフリカは2007年9月30日
次回は2006年度ロレックス賞受賞者と準入賞者を連載でご紹介します。
お問い合わせ/
http://www.rolexawards.com/home-flash.htmlロレックス賞日本インフォメーションデスク
℡03-3216-5671