RADO(ラドー)の『ゴールデンホース』最速スクープ!
このように幅広い世代のハートを直撃するであろう、大きな要素を秘めるラドーの『ゴールデンホース』完全復刻版が誕生。最速でその全貌をご紹介します。

日本サイドからの強い働きかけにより今回、完全復刻版として登場する新生『ゴールデンホース』は、オリジナルのディテールをほぼ忠実に踏襲しています。
現代ではやや小ぶりと捉えられがちな35.5㎜というケース径もチャームポイントです。
私的には、クロノグラフを除いて、長く使ってきている腕時計のほとんどがこのサイズの範疇に入ります。なぜならば35.5㎜というケース径は、男性の手首への座りが安定しており、驚異的なフィット感が得られるからです。時計との一体感を満喫できるわけです。
女性が付けた場合には、華奢な手首がより強調されるという効果も狙うことができるので、ユニセックスで使い回してもOKです。
中央にふくらみを持たせた奥行きのあるドーム型ダイヤルは、きわめて加工が難しいとされています。
この曲面に沿うように、針は外周に向かってカーブが付けられていて、これを実現できる技術者も世界的に見て少ないはずです。
側面から見ると極美なアメ細工を連想させる風防ガラスは、当時と同じように曲面仕上げされたプレキシーガラス。
航空機の窓などにも使用されているプレキシーガラスに、こうした曲面加工を施せる職人も、スイス国内にほとんどいないといいます。
ほかにもスクリュータイプ(ねじ込み式)のリューズに裏蓋、ラドーの自動巻であることを象徴する赤いアンカーマーク、タツノオトシゴなども再現されています。
このように新生『ゴールデンホース』は、複合的な職人技で構築されているからこそ、輝きが深く、使えば使うほど愛着が沸いてくるのではないでしょうか。
なお初代『ゴールデンホース』は、日本で最初に発売されたラドーの腕時計です。
爆発的な人気を誇り、現在もアンティーク市場などでは、“高級舶来時計ラドー”を象徴するモデルとして、その魅力が語り継がれています。
このモデルが誕生した1958年には、東京タワーが完成して特急こだま号が東京~大阪間を6時間50分で運転し、長島茂雄選手のデビューしています。
さらに「スバル360」、「ホンダスーパーカブ」といった工業製品もお目見えしています。
こうした日本が高度経済成長を続ける渦中に紹介されたオリジナルの『ゴールデンホース』は、12気圧防水で自動巻、デイトカレンダーといったように、当時としては驚異的なハイスペックを備えていました。文字盤のタツノオトシゴ(シーホース)がデザイン上のアクセントとなって、日本の輸入時計史上に輝かしい足跡を残すほどの人気を集め、亜流の出現も見られました。
そしてこのたび誕生した新生『ゴールデンホース』は、初代当時の味わいや空気感のような漠然としたサムシングまでもが再現されています。
これ見よがしな時計ではなく、長く愛せる自分だけのスタンダードウォッチを探していた人も要注目です。
新生『ゴールデンホース』の
バリエーションは写真の3タイプ。
○SS(ステンレススティール)ケース&ブレス(ダイヤルカラー:シルバーとブラック)
各12万6000円
○金張りされたSSケース&クロコダイル・ストラップ(ダイヤルカラー:シルバー)
13万7550円
共通SPEC/
ケース径35.5㎜。ドーム型ダイヤル。プレキシー曲面ガラス風防。100m防水。ムーブメントはCal.ETA2824-2(25石。38時間のパワーリザーブ。毎時/2万8800振動)。
2006年12月発売予定。
お問い合わせ/
スウォッチグループジャパン ラドー事業部
℡03-5565-8515