オメガ:本日NASA のヒューストン宇宙センターでアポロ宇宙飛行士を招いたイベントを開催
オメガは2015年5 月12 日、オメガとNASA が共有してきた偉大な歴史を祝福すべく、これまでの宇宙へ挑戦してきた歴史を公開。このイベントには全世界から200 人近いゲストを招待し、非常に貴重な体験ができるスペシャル・ツアーをヒューストン宇宙センターで開催しました。
1969 年の人類最初の月面着陸以来、オメガは月面着陸計画における信頼できるパートナーであり続けてきました。特にスピードマスターは、そのパートナーシップを象徴する時計です。月面で最初に着用された時計であり、これまで6 回全ての月着陸において、宇宙飛行士に携帯されています。この事実は、オメガとNASA との固い絆の確固たる証です。
スペシャル・ツアーの1つのハイライトは、45 年前にアポロ13 号から送信された、「ヒューストン、問題が発生した」という音声メッセージを実際に聞けたことでした。アポロ13 号の地球帰還に際し、エネルギーを無駄遣いしないため、機内機器の電源は落とされていました。そこでエンジンの燃焼時間を計る重要な役割を果たしたのがスピードマスターだったのです。宇宙飛行士の帰還後、スピードマスターの類希なる貢献が評価され、オメガはスヌーピー アワードを受賞しました。
この賞はNASA が非政府組織に対して贈る賞の中で最高位のものです。
今回のスペシャル・ツアーの後、オメガ社長ステファン・ウルクハートは、元宇宙飛行士の、ジェネラル・トーマス・スタッフォード氏、ジム・ラベル氏(アポロ13 号船長)とともに、魅力的なQ&A セッションを行いました。
セッションの司会には、小説「アストロノート・ワイフ・クラブ(宇宙飛行士の妻たち)」の著者で知られるリリー・コッペル氏が登場しました。
ゲストからは、オメガの時計がどのように宇宙船内で使われているのかという質問が出ました。これに対し、ジェネラル・スタフォード氏は「正確さは非常に重要です。宇宙飛行士の全ての動きが計算されているからです。つまり、オメガの時計は、我々の全ての活動においてなくてはならないものなのです」と答えました。
ラベル船長は当時のアポロ13 号での緊迫した場面を回想し、「船内に装備されている機器を使わずに操縦することが求められました。その時、正しい軌道に入るために、エンジンを14 秒燃焼させる必要がありました。その14 秒を計ったのがオメガの時計です。このお陰で、地球に無事帰還することができました」と述べました。
スピードマスターが宇宙飛行士の時計として採用されるための条件について質問が出ると、ウルクハート社長は「スピードマスターは元々宇宙飛行に特化して開発されたわけではありませんでした。しかし、NASA が宇宙計画に際して公式時計を探していた当時、スピードマスターはすでにその条件を全て満たした時計だったのです」と答えました。