パテック フィリップ創業175周年特別企画展詳報2
パテック フィリップ
ヴィクトリア女王(1819-1901)在位(1837-1901/イギリス・アイルランド女王)
ペンダントウォッチ(竜頭巻き上げ・時刻合わせ式)
オープンフェイス、イエローゴールド、エナメル仕様、ローズカットのダイヤモンド時計 :高さ46.8mm/直径33.2mm/厚さ9.2mmブローチ:高さ21.3mm/直径34.7mm/厚さ10.2mmこの時計は1851年8月18日、ロンドンのクリスタル・パレスで開催されていた世界初の万国博覧会において、イギリスのヴィクトリア女王に献上されたといわれる時計。(一説には、女王の瞳の色と同じブルーであったことから、女王がこの時計に目をとめたといわれます)蓋を開けると、〝No.4536 INVENTION BREVETEE de Patek Philippe&Co,/AGENEVE″(パテック フィリップによって発明された特許、No.4536)の文字が彫られており、1845年4月22日に、パリで発行されたフランス特許第1317号と照会された。発明者であるジャン-アドリアン・フィリップによって、この発明はこの竜頭による巻き上げ・時刻合わせのためのシステム(メカニズム)であり、リピーターやクロノメーター、そして、独立した秒針の時計など、一般的な時計のあらゆるタイプに適用される可能性があると説明されている。No.4536, Inv.P-24, 1850-1851