漫画家生活60周年の松本零士氏、ガーディニストにディプロマ贈呈式
デビュー60周年で今秋、制作費27億円とされる「キャプテン・ハーロック」の全世界公開が待たれる世界的な漫画家、松本零士氏に昨夜(2013年2月15日)の栄誉を賞賛するために、キューバ大使館(東京都港区東麻布)でロドリゲス・キューバ大使よりデュプロマ授与式が行われました。
この式典にはアンゴラ、ジブチ、ウルグアイ、ジャマイカ、ブルキナファソ、ケニア、コロンビア、ニカラグア、ベネズエラ、バーレーン、ドミニカ、メキシコといった国々より全権大使、アントニオ古賀氏、パンツェッタ・ジローラモ氏、キー局アナウンサー、デザイナー、トップモデル、大学教授、医師、会社経営者や夫人、若きエグゼクティブ、PCJ(パイプ連盟)役員ら約70名がお祝いに駆けつけました。
今回、ディプロマを贈与されたのは、「銀河鉄道999」、「宇宙戦艦ヤマト」など数々の人気作品を持つ、日本を 代表する漫画家、松本零士氏のほかに、世界各国の公邸などの造園を手掛けるなど卓越した造園家て東京商工会議所より第9 回「勇気ある経営大賞」を受賞した小杉左岐氏。
この席上でマルコス・ロドリゲス大使よりデュプロマと、世界中の富裕層にファンが多いキューバ特産のハバナシガーがインターコンチネンタル商事シガークラブ代表であるルイス・ビュクデン氏より贈られ、松本零士氏にはキューバの絵画作家の作品、氏が愛用するスイスの高級時計メーカー、オメガと記念品が贈呈された。
キューバ国家斉唱に続き、ロドリゲス大使は、親交を持てたことに対する感謝について述べ、ますますの発展、相互交流における平和への願いなどについて述べた。
松本零士氏は「キューバは熱く胸躍る音楽の、素晴らしい国という認識がある。特定の国のことではなく、地球環境のことなどを考えますと、いまや国同士で軋轢を起こしているような場合ではありません。思想、信条、宗教観、民族感情を越えて、世界中の国々が一つになり、平和的に仲良くすることが私の願いです。国境を越えて、人類みなが仲良くするために、漫画が果たす役割は大きいと信じています」などと述べて大きな拍手を受けました。
贈呈式に続き参加者らは、松本氏、小杉氏を囲むように、キューバ料理に舌鼓を打ち、協賛のワイン、ハバナシガーなどを心ゆくまで堪能。キューバのミュージシャンによる生演奏にあわせてダンスをしたり、アントニオ古賀氏が往年の名曲を披露。夜が更けるまで楽しんでいました。