バーゼル・ワールド2010/セイコー クレドール、二人の匠の技の融合美
セイコーウオッチ(社長:服部真二氏 東京都港区)は、高級ウオッチブランド<セイコー クレドール>から、セイコーが誇る二人の匠の技を余すところなく発揮したドレスウオッチ クレドール ジュリ キャリバー6890 彫金モデル2モデル(18Kピンクゴールド・ケースと18Kホワイトゴールド・ケース)を、希望小売価格10,500,000円で、8月下旬に発売します。販売数量は限定各1本となります。
【共通仕様】
・ガラス素材:ボンベサファイアガラス(無反射コーティングつき) ・裏ぶた:サファイアガラス(シースルーバック) ・防水性能:日常生活用防水 ・耐磁性能:耐磁時計(JIS耐磁時計1種) ・ケースサイズ:〔ケース外径〕 41.0mm 〔厚さ〕 10.0mm ・アフターサービス:メーカー保証 保証期間2年間 【ムーブメント仕様】
メカニカル・ムーブメント キャリバー6890
・巻上げ方式:手巻 ・時間精度:日差-15~+25秒 ・巻上げ持続時間:約37時間 ・振 動 数:6振動/秒 ・石 数:22石 ・ムーブメントサイズ:〔直径〕 24.0mm 〔厚さ〕 1.98mm
【問】セイコーウオッチ(株) お客様相談室 0120-061-012
高級ウオッチブランド<セイコー クレドール>では、日本の伝統美と匠の技を融合させることで豊かな時を提供する、工芸的価値の高いドレスウオッチを数多く生み出してきました。今回の新製品は手巻き薄型機械式時計と宝飾時計の生産技術を応用した彫金技術を融合し、頂点といえるモデルを実現。最高レベルの匠の技を用いてクレドールのデザインを昇華し、クレドールの歴史に立脚した上で、未来を象徴するものとなっています。
■日本の伝統美と西洋の文化を融合したデザイン
•プッシュボタン操作で開閉可能なハンターケースを採用し、その開閉ぶたには、明治期に花開いた西洋建築に多く見られるレリーフをモチーフにした、透かし彫りを施しています。
•ダイヤルには斑(ふ)の美しい天然の黒蝶貝を用いています。外周部は鏡面に磨き上げた黒蝶貝を斑(ふ)の向きを変えて四枚組み合わせることで市松模様のような輝きを放ちます。中央部は硬く割れやすい黒蝶貝に菱形を組み合わせた日本の伝統文様である「菱組」をベースに、大陸を渡る風と大空に浮かぶ雲を彫刻しています。また、3時位置と9時位置、中央のサークル部分には彫金を施し、黒蝶貝の手彫り彫刻と18K製部品の彫金とのコントラストが魅力を引き立たせています。
•シースルーバックの裏ぶたとムーブメントの間には、日本の伝統美と西洋の文化との融合の象徴として、羅針盤をモチーフにした18K製の飾り板を配しています。
■彫金の匠、照井清氏の指先から生まれる美の世界
•開閉ぶたに施された透かし彫りは、平成14年度の「現代の名工」(※1)に選ばれ、平成19年度秋の褒章にて「黄綬褒章」(※2)を受章した、盛岡セイコー工業(株)雫石高級時計工房(※3)ゴールドマイスター 彫金士の照井清氏が今まで培ってきた技能を遺憾なく発揮しています。
•専用の道具作りから始まる透かし彫りの加工は、彫金技術だけでなく宝飾時計の外装加工技術も併せ持つ照井氏だからこそ実現した匠の技の集大成です。
•厚さ0.5mmの18K製飾り板は表面に彫金を施すだけでなく、開閉ぶたと同様にコーナー部や側面の仕上げも照井氏が行っています。
■もう一人の匠、桜田守氏が命を吹き込む1.98mmのムーブメントの世界
•搭載されている厚さ1.98mmの極薄型手巻式ムーブメント「キャリバー6890」はクレドール専用キャリバーで、500円硬貨の大きさ・薄さとほぼ同じサイズです。
•キャリバー6890は、平成12年度の「現代の名工」に選ばれ、平成17年度の春の褒章にて「黄綬褒章」を受章した、盛岡セイコー工業(株)雫石高級時計工房 ゴールドマイスター 時計組立士の桜田守氏が組立、調整、ケーシングまでの全ての工程を担当しています。
•ムーブメントの受けには交錯するスジ目模様を施すことで、様々な美を取り入れ昇華してきたクレドールの美の世界と匠の技の共演を表現しています。