バーゼル・ワールド2010/デュフォー氏やパイプやタバコ



前回のシガー繋がりでスモーキングパイプの話を。以前、エキサイトismで、ヨーン・ミッケという独立孤高のスモーキングパイプを製作するアーティストについて書かせて頂きました。
http://media.excite.co.jp/ism/095/04.html
昨日、その作家とボ・ノルド、ラルス・イヴァルソン、イエス・コーノウィッチの4人の作品に絞って販売、欧州の領主ら特別な顧客を抱えるチューリッヒのリテーラーさんと会ってきました。ファミリー経営のブティックはチューリッヒにあるので、ドイツのバンホフ(バーゼル)駅からチンチン電車でスイスのバーゼル国鉄駅に出て、そこからチューリッヒまで、フランスが誇るTVGで往復してきました。西欧諸国にはイギリス、ドイツ、フランス、スイスなどの特急が乗り入れていて、スイス国鉄の窓口でバーゼル/チューリッヒ間のチケットを買った場合、スイス国鉄はもとよりドイツの特急にもTGVにも乗車することができるのです。


そのチューリッヒの喫煙具店は湖畔の時計塔の裏手にあり、このあたりの煙草専門店と同様に、好みの煙草各種を配合まで指定して量り売りしてもらうことができます。ハウスブランドもあり、バージニア単体の銘柄も各種揃い、そのどれもが極上の味わいです。
今回は店主であるサー・ワグナー氏の提案で、エロティック(ヨーン・ミッケ作)というシェイプを吸いながら、100年後も200年後も変わることのない、この西欧の風景、街並みなどについて沈思黙考しよう、ということになりました。小振りで柄の長いものはワグナー氏の愛用品。現代のインダストリアルデザイナー、マーク・ニューソンに通じるかのような、深く豪快かつ繊細さもあり、色気、華、哲学のある、この唯一無の存在であるミッケという作家の世界観を共有できる友人は、世界広といえどもそうはいません。「Mickeか、それ以外か」--。至福の一時を過ごさせて頂きました。


で、バーゼル市に戻り、18歳から現在まで、スモーキングパイプだけの喫煙を楽しんでこられた、独立時計師であるフィリップ・デュフォー氏を訪ねました。氏からは今回、フランスのサンクロードという地で、親子二代にわたってパイプを作り続ける、写真の「ジェノ」を贈って頂きました。「大切に末永く、毎日のように使います」と伝えると、「たくさん使うとパイプは、おいしくなるから」という言葉をもらいました。同じ写真に写っているシガーは、先にお伝えしたパーティで巻いてもらったもの。「ガリバルディ」というスイスの伝統的なパイプ用シャグ煙草は、スイス滞在中の愛飲銘柄でF.デュフォー氏の大好物。

