バーゼル・ワールド2009 5/ハミルトン1

現在のような金融情勢のなかでも、品質と価格のバランスの良さなどが支持されて、勢いを堅持するハミルトン。今季のニューモデルも、リリースにざっと目を落としただけでも37アイテムと、質量ともに充実しています。ブースもにぎわっています。
そうした新作群の中にあって、ひときわ目を引きつけたのが、マッハ計測機能を搭載した『X-マッハ』です。計測は至って簡単で、左側のリュウズを回して、飛行機のコックピットの計器に表示される「PA」と「CAS」をセットするだけ。これだけで通常の時計がマッハ計測機器「マッハ・メーター」に早変わりし、ベゼル上でマッハ値を確認できるというわけです。
このような航空計器とハミルトンには、じつは密接な関係性があります。それは1918年にまで遡りますが、同年にアメリカ航空便の公式時計に選ばれて以来ハミルトンは、1930年代にTWA、ユナイテッド、ノースウェストといった各社、1960年代には日本航空の公認時計に認定されています。こうした実績に加え、『X-マッハ』のデザインが魅力的なのは、ハミルトンはハリウッドでも支持されるほど意匠面にも磨きをかけてきていて、これまでに350以上もの映画に登場しています。
ハミルトンX-マッハ
サファイア風防。10気圧防水。60秒計・30分計・12時間計の各積算機能。マッハ数値計測機能搭載。自動巻。SS(ステンレススティール)ケース(ガンブラック)。ブラックカーフとカーボンのコンビストラップ。予価20万円前後。2009年8月発売予定。
(問)スウォッチグループ ジャパン ハミルトン事業部
℡03-6254-7371
公式サイト
http://www.hamiltonwatch.jp/