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中華そば屋 伊藤

 秋田県角館のラーメン店「伊藤」は看板も暖簾もなく、一見すると民家にしか見えませんが、確かな味がお客さんを呼び高い人気を誇っています。2004年3月にオープンした東京の王子店は初の暖簾分けで、腕を振るうのは本店店主の弟さんです。秋田の本店とは違い、暖簾もかかって入りやすい雰囲気ですが、お酒もサイドメニューも置かずメニューは麺類二種類のみと、こだわりの姿勢はそのまま引き継いでいます。
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 ラーメンは至ってシンプルな出で立ちで、「肉そば」の具はネギとチャーシューのみでメンマも海苔も乗っておらず、「中華そば」にいたってはネギしか乗っていません。それでも十分に満足してしまうのは、麺とスープが美味しいからに他なりません。化学調味料を使わずたっぷりの煮干しとカツオ節でダシを引いたスープは、力強い魚介風味と旨味に溢れていますが、動物系素材を最小限に抑えている効果でベタつきがなく、後ろ髪を引かれる美味しさです。中細の自家製麺も硬めで歯切れ感が良く、勢いよく喉を通ってゆきます。最寄り駅の王子駅から徒歩18分と遠い上に、あまり人通りの多くない商店街の中にあり、立地的なハンデは大きいのですが、それでも数多くのリピーターがついているのは、確かな味の証です。わざわざ足を運ぶ価値が十分にある名店なので、是非一度訪れてみて下さい。
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【中華そば屋 伊藤】
住所 東京都北区豊島4-5-3
営業 11:00~20:00頃
定休 不定休
メニュー 中華そば500円(写真)、肉そば650円
by ism-ramen | 2006-08-31 20:04

カレーラーメン

 カレーといえばライスやナンで食べるのが一般的ですが、蕎麦やうどんなど麺類とも相性が良いですね。特にカレーうどんは今では専門店も少なくありません。ラーメン業界でもカレー味をメニューに取り入れる店が増えていますが、定着しているとは言えないのが実状です。カレーもラーメンも、どちらも多量の油脂を含んでいるためにバッティングしてしまうのが大きな原因ではないかと思います。
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 しかしそんなカレーラーメンを30年以上も前から提供し、看板メニューとして絶大な人気を誇っているのが「大沢食堂」です。カレーラーメンを開発する際に、どの店でも苦労するのがラーメンの味を壊さないカレー作りです。スパイスが強すぎるとスープを邪魔してしまう、逆に弱いとカレーの魅力が半減する、とろみは付けた方が良いのか等々。しかしここではそんな細かいことはお構いなし、単純にウマいラーメンの上にウマいカレーをぶっかける、乱暴なようですがこれが最高にウマいのです! 脳天まで突き抜ける衝撃的な辛さ、食欲中枢を刺激する魅惑的なスパイスの香り、これらカレーの魅力がスープに馴染み麺に乗り、見事に二大国民食が融合しています。カレーラーメンというとキワモノという印象を抱く人も多いと思いますが、是非一度食べてみて下さい。カレー南蛮にもカレーうどんにも負けない、カレーと麺類の見事なマッチングを堪能していただけるはずです。
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【大沢食堂】
住所 東京都文京区本駒込2-1-5
営業 11:00~14:00(13:30LO)、18:00~23:00(22:30LO)
定休 日曜、祝日
メニュー カレーラーメン中辛750円(写真)、カレーラーメン大辛800円、野菜ラーメン680円、タンメン680円
by ism-ramen | 2006-08-29 23:26

石神本新店探し

 僕は毎年、春と秋にラーメンのガイドブックを出しています。ラーメン好きの人達の間では“石神本”と呼ばれており、今年の秋で9年目になります。掲載エリアは東京、神奈川、埼玉、千葉の首都圏四県で、一般のお客さんと同じスタンスでプライベートで食べ歩きをして、本当に美味しいと思ったお店だけを掲載しています。紹介基準は単純に美味しいかどうか。もちろん、サービスや雰囲気なども評価基準の一つですが、客単価の低いラーメン店に、レストランと同レベルのサービスを望むのは無理があるというのが僕の考えなので、サービスなどが良ければプラス要素として評価しますが、味が良いのに、サービスが悪いから掲載しないということは基本的にはありません。
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 また、通常のガイドブックでは渋谷や池袋などターミナル駅のお店をなるべく沢山載せる、一冊の紹介店をキリの良い500店にする、といった具合にエリアや数字の縛りがあって、必ずしも美味しいお店を掲載していると言えないケースも多いのですが、このガイドブックは一切の縛りを設けず、単純に美味しいラーメン店のみを掲載しています。食べ歩きを重ねた末に掲載できるラーメン店は、その年によって異なりますが、おおむね6〜8軒に1軒ぐらいの割合です。今秋は10月10日に発売の予定で、そろそろ取材も佳境に入ってきました。そこでこれから数回に分けて、掲載店選びの為に食べ歩いた際の一部をレポートをしたいと思います。今回は神奈川編です。
 まず最初に紹介するのは相模原市の「ラァメン家69’N’ROLL ONE」。ここは同じ相模原の有名店「キリン食堂」で味作りをしていた嶋崎氏が独立して開いたお店で、ラーメンフリークの間で大変話題になっています。季節メニューや限定メニューもありますが、看板メニューは比内地鶏のガラを使った「2号ラァメン」と、それに追いガツオした「1号ラァメン」です。1号はカツオの風味が香り立つ、今風の分かりやすい味。対して2号は鶏臭いと感じるほどに鶏の香りをシンプルに押し出しており、昔ながらの中華料理屋さんのラーメンを、丁寧に緻密に組み立て直した印象。麺はたぶん自家製で、小麦の風味の表し方と舌触りの滑らかさは特筆ものです。マニアの中には「この麺を柔らかいという奴はラーメンを解っていない」という意見もありますが、柔らかいのは間違いなく、さらに伸びるのも早いです。ただ、柔らかさゆえに滑らかさが際立っている部分もあり、艶めかしい鶏のスープを柔らかい麺が引っ張り上げて組み合わせ方は秀逸です。この柔らかさは好みが分かれるでしょうし、個人的にはやはりもっと歯ごたえがあった方が好きですが、麺、スープどちらからも店主の狙いがハッキリと読みとれる、メッセージ性の高いラーメンで食べごたえは十分です。
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 次に紹介するのは横須賀の「イツワ製麺所」(上写真)。ここは同じく横須賀の「塩や」や三浦海岸の「一喜」を手がける樋田幸二氏のお店で、バリのビーチカフェのような店内は一見の価値があります。外からではお店かどうかの判別も難しく見つけるのに一苦労ですが、川沿いの路地から一歩店内に入ると南国ムードで、この異空間の演出は見事です。製麺所と名付けるだけあって麺は自家製で、小麦の風味をしっかり感じさせてくれます。
 次に紹介するのは湘南台の「かいぶつ」という、まだオープン間もないお店です。鯛のアラを使ったというスープは、生の魚を使ったことがハッキリと分かる生臭みの強いもので、好みは分かれるでしょうが、特徴的ではあります。このスープの臭みを抑える効果のある、鮮烈な香りを持つ薬味を乗せるのなら分かるのですが、生臭さと並列に臭みを出してしまう茹でモヤシや、特有の匂いのあるエリンギを乗せる意味は全く分からないのですが、他店と違う事をしようという気持ちは理解できます。他にお客さんがいないのにオーダーミスしたり、新店なのにお客さんに敬語を使わないぶっきらぼうとも取れる接客など、気になる点はいくつもありますが、これらはきっと時間が経つにつれて改善されるでしょうから、今後に期待したいところです。
 この中でどこが今年の石神本に載るのか、楽しみにしていて下さい。
by ism-ramen | 2006-08-25 12:09

スローフードなラーメン

 日本でもスローフードの概念がすっかり定着しました。ラーメンはどちらかと言えばスローフードとは対極の、ファーストフードに近い業種ですが、最近は食材にこだわったり、食事をする時間自体を楽しんでもらおうとする、スローフード的なラーメン店も珍しくなくなりました。

 今回ご紹介する「嘉夢蔵」は、生産者の顔が見える良質の素材を用い、化学調味料や添加物を一切使わないラーメンを提供しています。後述しますが特殊な調理法のため、注文してから商品が出てくるまでに時間がかかりますし、急いで啜り込むようなラーメンではないので、食べるのにも時間がかかり、入店から退店まで一時間ぐらいかかることもありえます。しかしそれだけじっくり時間をかけて堪能する価値のある店作りと味作りがされている、まさにラーメン業界を代表するスローフードの店と言えるでしょう。
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 蕎麦ツユのような色味をしたスープは、ダシ用の“ガラ”ではなく豚肉を使用し、有機野菜、スルメ、焼きアゴ(トビウオ)など高品質な食材と組み合わせて、和風の面持ちをした穏やかな味に仕立て上げています。このスープだけでも十分な満足感が得られるものですが、さらに驚くべきは麺です。
 こちらで使う麺は自家製麺で、細、太、平の3種を選べます。その中でも平麺はなんと幅3センチ近くもあり、きしめんやパスタのフェットチーネに似た形状で、あまりに太いために麺を一本ずつじっくりと噛みながら食べるという、特異な体験をすることになります。一押しの太麺は、歯を粘り腰で押し返すムッチリとした弾力、噛み切る瞬間にプチンと弾ける潔い歯切れ感と、啜って飲み込んでしまってはもったいないと思える未体験の食感です。「嘉夢蔵」という店名には「麺を啜って飲み込むのではなく、良く噛んで味わって食べてほしい」という店主の気持ちが込められているのですが、まさに噛めば噛むほど美味しくなるような、時間をかけてゆっくり食べてこそ真価の分かるラーメンです。麺が太く茹で時間がかかるので、圧力鍋で麺を茹でるというラーメン業界ではあまり例のない調理法を採用していますが、他店を真似るのではなく、ラーメンというセオリーに捕らわれることもなく、あくまで自分自身が求める美味しい料理を追求しようという姿勢が伺えます。
 パッと入ってパッと食べられる気軽さもラーメンの魅力ですが、じっくりと腰を落ち着けて一杯のラーメンを吟味していただく、たまにはそんな風にラーメンを楽しんでみてもいいのではないでしょうか。

【麺屋 嘉夢蔵】(かむぞう)
住所 千葉県松戸市稔台1-14-3
電話 070-6642-1354
営業 土・日曜、祝日11:45~15:30、月・木・金曜は要予約20:00~20:30頃(前々日までに予約を)
定休 火・水曜
by ism-ramen | 2006-08-21 11:06

辛いラーメン

 猛暑が続いていますが、みなさん体調管理は出来ていますでしょうか?前回の担担麺は非常に辛い一品でしたが、スパイスには自律神経を刺激してその緊張度を高め、体全体のバランスを良好に保つ作用があると言われます。夏バテ気味の人も、冷房のかけすぎで冷え性気味の人も、辛いラーメンを食べて健康維持を心がけてみてはいかがでしょう。
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 ということで、今回も激辛ラーメンの名店を紹介します。お店は石神井公園駅にある「麺処 井の庄」。店主の中村氏は激辛ラーメンの代名詞的存在「蒙古タンメン中本」(このブログでも2月に紹介)と、津田沼の行列店「必勝軒」、イタリアン風ラーメンなど創作メニュー豊富な川崎の「ラーメン道」と、数々の名店で修行を積んできた注目の若手職人です。
 ノーマルの「らーめん」も豚骨ベースのスープに魚粉をたっぷり浮かべたパンチの効いた味ですが、中本譲りの「辛ウマ」を独自にアレンジした「辛辛魚らーめん」が一番のお薦めです。豚骨、豚足、鶏ガラ、モミジ、サバ節などからとった濃厚なスープに、特製ラー油と一味唐辛子入り魚粉が大量に盛られ、口にすると暴力的ともいえる辛さに悶絶します。しかし辛さと同時に豚のコクが口内を席巻し、魚介風味が鼻腔を占拠。辛さと旨さと香ばしさが入り交じったこの感覚は、一度食べたら抜けられないスパイラルへの入り口でもあります。激辛ラーメンでたっぷりと汗をかいて、暑さを吹き飛ばし夏を乗り切りましょう。
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【麺処 井の庄】
住所 東京都練馬区上石神井町3-25-21
営業 11:30~15:00、17:00~21:00
定休 木曜
メニュー らーめん680円、つけめん700円、辛辛魚つけめん800円(写真)
by ism-ramen | 2006-08-13 22:44

汁なし担担麺

 この数年、タンタン麺を専門に提供するお店が増えてきました。タンタン麺とえば、ゴマ風味で挽き肉が浮いた辛いラーメンをイメージする人が多いと思います。
 しかし元来のタンタン麺は“汁なし”のスタイルでした。タンタン麺は漢字で「担担麺」と書くように、かつては桶に麺と油を入れて、担いで売り歩かれていた簡易食でした。屋台や店舗で提供するようになってから“汁あり”が普及したようですが、現在でも発祥の地・四川省では“汁なし”が大半を占めています。
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 最近は日本でも担担麺の人気が高まり、本場の味を求める声が多くなった為か、汁なし担担麺を出す店が増えてきました。中でも自信を持ってお薦めしたいのが、池袋と十条にある「楊」(ヤン)です。店主のヤンさんは、四川省で生まれ育った母親をもち、汁なし担担麺を食べて育ったそうです。その、いわば本場四川そのままである家庭の味を再現しているため、日本人の口にはやや(かなり?)刺激的な辛さですが、辛さの中に香り高さが共存し、クセになる味わいです。担担麺の命ともいえるラー油は四川唐辛子、コショウ、山椒などをじっくりと揚げて油に香りを移した極上品。このラー油がうどん風の麺にしっかりと絡み、四川料理の醍醐味である山椒の痺れる辛さ「麻(マー)」が舌から全身へと駆け巡ります。
 麻婆豆腐など定番の四川料理も絶品ぞろい。仲間と誘い合わせて暑さも吹き飛ぶほどの「麻」に酔い痴れてみてはいかがでしょう。

【中国家庭料理 楊 池袋店】
住所 東京都豊島区西池袋3-25-5
営業 11:30~14:00、17:00~23:00
定休 不定休
メニュー 担々麺780円(写真)、牛すじ麺950円、エビワンタン麺850円、麻婆豆腐780円
by ism-ramen | 2006-08-11 21:50