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メルセデス・ベンツCLクラス -エレガントの極み・その3-

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■メルセデス・ベンツの最上級クーペであるCLクラスは、走りも実にエレガンスである。今回試乗したのは新開発となる5.5LのV8エンジンを搭載したCL550。新たなV8エンジンは、5461ccの排気量から最高出力387ps/6000rpm、最大トルク54.0kgm/2800-4800rpmを発生する。そしてこれに7速ATの7G-TRONICを組み合わせ後輪を駆動する。CLクラスの車重は2tを超えるヘビー級だが、このスペックからして実際の動力性能も全く不満のないものだった。巨大な力によるゆとりに溢れた加速は実に心地よい。さらに新たなV8エンジンは、これまで以上の気持ちよいフィーリングを伝えるところも美点である。

■サスペンションでは既に先代から採用されているアクティブ・サスペンション機構であるABC(アクティブ・ボディ・コントロール)を第2世代のものへと進化させて搭載している。

■その走りはまさに「究極の滑らかさ」。路面の凹凸や荒れを見事にいなし、常にフラットにボディを保ち続ける様はさすが最上級クーペの名に相応しいものである。何かこう、柔らかな感触に包まれているのだが、その奥にはしっかりとした頼もしさが感じ取れるのである。

■しかしハンドリングも決して鈍重ではなく、極めて意のままに忠実な反応を見せてくれる。決してビビッドさやシャープさはないが、どこまでも信頼のおけるハンドリングなのだ。またABCによって車重が2t以上あることを全く感じさせない、ある意味物理の法則すら覆している?と思えるほどのハイスピードなコーナリングも実現している。

■だから走らせれば走らせるほどに、どこまでも遠く走っていきたいと思わせる。それがCLクラスの持つパーソナル性を物語っているといえるだろう。

■新型CLクラスは外装、内装、メカニズム、走り…あらゆる部分に贅が尽くされ、エレガントの極みといえる存在だったのである。
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CLクラスの製品ページ
■お問い合わせ:メルセデス・ベンツ オフィシャルサイト
by ism-premiumcar | 2006-12-26 13:25 | メルセデス・ベンツ

メルセデス・ベンツCLクラス -エレガントの極み・その2-

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■ひと目見た瞬間から圧倒的な贅沢さとエレガンスを伝えるメルセデス・ベンツの最上級クーペ・モデルであるCLクラスは、当然ながらインテリアも非常に贅沢なものとなっている。

■インテリアを見ると、同社の最上級サルーンであるSクラスとの共通性が感じられるパーツを見受けるが、それでもインテリアの基本骨格はCLクラス専用となる贅沢な作りが特徴だ。

■例えばフロントシートは左右をセンターコンソールによって完全にセパレートしている。こうした部分からこのモデルがいかにパーソナルなモデルであるかが伺える。

■また非常に贅沢と思わせるのはリアシート。こちらもセンターで完全にセパレートされている。これほど大きなボディを持つモデルにも関わらず、リアシートすら乗員を割り切って快適な空間を作り上げている辺りが贅沢さの象徴といえるだろう。

■こんな具合にしてCLクラスは見た目も室内も極めてゴージャスな1台なのである。
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CLクラスの製品ページ■お問い合わせ:メルセデス・ベンツ オフィシャルサイト
by ism-premiumcar | 2006-12-22 12:06 | メルセデス・ベンツ

メルセデス・ベンツCLクラス -エレガントの極み・その1-

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■メルセデス・ベンツが日本市場に導入したばかりの新型CLクラスは、実に7年ぶりとなるフルモデルチェンジを受けて登場した。CLクラスは同社の最上級サルーンであるSクラスをベースとするが、Sクラスもやはり今年新型となった。これを受けSクラスをベースとするCLクラスも新型へと生まれ変わったわけだ。

■CLクラスの3サイズは全長5075×全幅1870×全高1420mm。2ドアクーペであることを考えると極めて大きなボディサイズとなる。ホイールベースも2955mmと3mに達する勢いで、この長さは国産の最大ミニバンであるトヨタ・アルファードよりも長いことになる。そして車重は2tを超えるヘビー級のモデルである。

■CLクラスで魅力的なのは、何と言っても美しいスタイリング。先の3サイズを活かして、実に伸び伸びと優雅なデザインが展開される。それはまさに「エレガントの極み」といった感じで、非常に上品で質の高い感覚を与えてくれるものである。

■巨大なサイズながら2ドアというのはとても贅沢。CLクラスはそんな贅沢さを、まずは見た目において存分にアピールしているのである。
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CLクラスの製品ページ■お問い合わせ:メルセデス・ベンツ オフィシャルサイト
by ism-premiumcar | 2006-12-21 16:30 | メルセデス・ベンツ

S65AMG -脱帽!-

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■あまりの圧倒的な性能に思わず脱帽! といえるのがS65AMG。メルセデス・ベンツSクラスをベースにAMGが手がけた超弩級のハイパフォーマンス・サルーンだ。

■6.0Lの排気量を持つV型12気筒エンジンにツインターボを組み合わせて、最高出力は実に612ps!! 最大トルクはなんと102.0kgm!!! を実現しているのである。しかも驚きなのは100kgmを超える最大トルクの発生回転数が実に2000回転という部分。普通に走っている時にこれだけのトルクを生み出すのだ。

■これほどのパワー&トルクのため、車重は2195kgと超ヘビー級ながら、パワーウェイトレシオは実に3.58kg/psとスポーツカーも真っ青の数値を実現している。

■実際、アクセルを床まで踏み込むとタイムマシーンさながら(って乗ったことないけど)の加速! 巡航中はアクセルに足を乗せているだけ…という感じしかしません。

■このクルマに乗って会津までいったのですが、なんだかいつもよりも半分くらいの疲労感で到着という感じでした。

■しかも写真から分かるように、見た目もかなりワルそう。高速道路では次々に前を走るクルマが道を譲ってくれます(笑)。

■もっともこれほどの力と見栄えを手にするには、2782.5万円もの出費が必要となるわけですが…。
by ism-premiumcar | 2006-09-24 13:45 | AMG

メルセデス・ベンツRクラス -新価値誕生 詳細解説3-

■今回はRクラスの内装編をお届けします。
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■まずはインパネ回り。ご覧のようにベースとなるMクラスとは異なるデザインを採用しています。
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■運転席側のドアからコックピットを眺める。このモデルはAMGスポーツ・パッケージ装着車であるため、シートもレザーとアルカンタラのコンビとなっていてスポーティな印象。
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■フロントシートはこんな具合でサイズ的にもたっぷり。とてもリラックスして座ることができます。
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■2ndシートもゆとりたっぷりで、かつセパレートとなっている。この余裕は国産の3列シート車では手に入らないもの。運転席と全く変わらぬ感覚で座ることができるのが嬉しい。そう考えるとRクラスの特等席は、実はこの2ndシートといえるかもしれない。
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■その分、3rdシートは驚くほど大きなわけではない。この辺りには、日本のミニバンのパッケージングの巧みさを改めて思い知らされるところ。ボディサイズからすれば、やはりもう少しゆとりのある3rdシートが欲しかったというのが本音か。
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■とはいえラゲッジはたっぷりとした容量がある。3rdシートをたためば、とてつもない広さのラゲッジが出現する。先の3rdシートの大きさと併せて考えると、実はRクラスは2列で使うのが最も適した使い方?かもしれない。
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■参考までにチャイルドシート装着の図。2ndシートが独立しているため、チャイルドシートをしっかり装着できるのもポイント。固定もかなりしっかりとできる。

■お問い合わせ:メルセデス・ベンツ・ジャパン
by ism-premiumcar | 2006-06-27 10:57 | メルセデス・ベンツ

メルセデス・ベンツRクラス -新価値誕生 詳細解説2-

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■今回は外装編。スタイリングはこのように、SUVとミニバン、ワゴンをミックスしたような、いわゆるクロスオーバーなものとなっている。ボディサイドにクッキリと走るキャラクターラインによって、ダイナミックなデザインを主張。この辺りは新世代メルセデス・ベンツならではの手法といえるもの。メルセデス・ベンツも最近は質実剛健なだけではなく、情感に訴えるデザインをアピールしようとしている。
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■これはR500のフロントマスク。このモデルはAMGスポーツパッケージを装着するため、バンパー形状がAMGデザインのものとなっているのがポイント。下のR350と比べるとその違いがよく分かる。
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■顔つきを見ると、なんとも好き嫌いが別れそうな感じがある。上のR500はAMGスポーツパッケージ車のためいかつい感じもあるが、ノーマルはちょっと押しが弱い感じも。
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■ライト形状そのものはかなり凝った作りで魅力的。ただ、これが顔に収まると…なんとなく目が離れた顔つきになる(笑)。
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■最近のSUVの多くがフロントフェンダーに通称「キノコ」を装着する。これは法規で運転席に座った時、助手席の外側においた高さ1mのポールが視認できない場合に装着しなければならない。しかし…これはスタイリッシュなSUVにはあまりにもカワイそう。ちなみに日産ムラーノなどはこれを嫌って助手席側のミラーにカメラを内蔵し、ナビ画面に映し出す仕組みを採用している。輸入車の場合、そこまで対応しているクルマは残念ながらまだない。
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■R500のAMGスポーツパッケージ装着車はホイールが225/50R19サイズのAMGホイールとなる。
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■こちらがR350に装着されていたノーマル・ホイール。サイズは235/65R17。さすがにAMGのものと比べると迫力には欠けるが、タイヤの径や扁平率が変わるため、単純に乗り心地的にはこちらの方が有利だ。
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■サイドのキャラクターラインの強調ぶりがよく分かるカット。メルセデス・ベンツは今、デザイン的に変わろうとしている最中。ダイナミックでエモーショナルなデザインを目指している。

■というわけで今回の外装編はここまで。次回は内装編をお送りします。

■お問い合わせ:メルセデス・ベンツ・ジャパン
by ism-premiumcar | 2006-06-11 00:31 | メルセデス・ベンツ

メルセデス・ベンツRクラス -新価値誕生 詳細解説1-

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■メルセデス・ベンツから送り出された新型Rクラスは、これまでのどのジャンルにも属さない新しい価値観を持った1台である。

■誕生の背景には、北米市場におけるメルセデス・ベンツの販売台数拡大という狙いがある。メルセデス・ベンツは1998年、北米市場にMクラスを送り出したことで高級SUVブームに火を付けた。そしてMクラスの2代目を昨年送り出し、その後このRクラスを送り出すことになったわけだ。Mクラスで切り開いたSUVのジャンルに2代目を送り込むことで安定した販売を確保し、さらに新たなジャンルであるRクラスを送り込むことで、北米での生産および販売を拡大しようという作戦である。

■実際RクラスはMクラス同様に、アメリカのアラバマ州にあるダイムラー・クライスラーのタスカルーサ工場で生産される。ここではさらにその後、GLクラスも生産が始まり、M、R、GLという3つの車種を送り出すこととなった。これまでは1つの生産工場からMクラスのみを送り出していたが、Mクラスで着実に力を付けたメルセデス・ベンツは、RクラスとGLクラスという2モデルを新たに増やすことで、北米生産におけるスケール・メリットを確固たるものにしたいのだろう。
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■だが、商品がSUVだけでは話にならない。なぜならここには既に多くの競合メーカーが参入する他アメリカン・ブランドの製品も多くあり、いくらGLクラスを新たに送り出したからと言って爆発的に市場を広げることは難しい。

■そこで考案されたのがこのRクラスである。写真をご覧になっても分かるように、RクラスはSUVとワゴンとミニバンの融合的な存在、いわゆるクロスオーバーなモデルに仕立てられている。

■スイスのチューリッヒで行われた国際試乗会の会場で、メルセデス・ベンツはこのRクラスを、自ら新たなジャンルと説明した。SUVの機動性とワゴンの使い勝手、そしてダイナミックなデザイン…あらゆるものが融合した新たな車種なのだと。また同時に昨今のアメリカの事情に触れ、こんな風にも言っている。「最近の原油価格高騰でSUVはとかく良いイメージがない。そこで我々はSUVと同等の機能を与えながら異なる外観となるこのRクラスを送り出す」のだと。

■もっともその後すぐに、メルセデス・ベンツは同社の最上級SUVであるGLクラスを北米市場に送り出すことを発表したわけで、こちらとしては「言ってることがチグハグだなぁ」という思いを抱いたが、それは企業の都合なのだろう。
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■それはさておきRクラスである。生産がMやGLと同じタスカルーサ工場であることからも分かるように、このモデルはM、GLとプラットフォームを共用するモデルである。だから一見するとちょっと背の高いミニバンだが、実は全車が4WDを標準装備するモデルだったりするのである。

■つまり見た目はミニバンとワゴンの中間的な感覚で、中身は4WDを採用したSUV…という感じで成り立ちからして確かに今までにないクルマなのである。

■というわけで、今回はここまで。続きは「その2」で展開します。この分だと、Rクラスのエントリーはおそらく相当数になるはず…。もしや日本で一番詳細なRクラスの記事になるかもしれません(笑)。

■お問い合わせ:メルセデス・ベンツ日本
by ism-premiumcar | 2006-05-31 13:01 | メルセデス・ベンツ

メルセデス・ベンツGLクラス -試乗記その3-

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■今回の試乗会ではオフロード・コースも用意されていた。ここで試せたのは、欧州向けモデルで標準装備となるオフロード・プロ・エンジニアリング・パッケージ装着車。これはロー・レンジレシオを備えた2段トランスファーケース、100%デフロック(トランスファーケースおよびリアアクスル)、さらに地上高を最大307mmまで上昇させ、最大渡河水深600mmを実現したオフロード走行用のエアマチックサスペンションを装備した仕様だ。
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■とはいえ試乗コースはもの凄い悪路…というわけではなく、泥濘の山岳路ではあるもののオフローダーからすれば序の口といえるライトなコースだったため、通常のモデルで備えるオフロード用電子制御で走破できるほどだった。通常モデルでもDSR(ダウンヒル・スピード・レギュレーション)という坂を下りる時に自動的にブレーキをかけて速度調整をし、姿勢を乱さない機構を始め、ヒルスタートアシスト(坂道発進補助)やオフロードABSなどの電子制御モノが充実しており、これらを駆使すればおそらく日常的な悪路(=いわゆるアウトドア系で走るだろうオフロード)はほとんどイケてしまうのではないか。もちろん日本で使う分にはこれら装備だけで十分であると思える。
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■このようにセンターコンソールに各種アシストのスイッチが配されており、これらが悪路走行をリラックスしたものとしてくれる。
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■ちなみにこれは広報写真。オフロード・プロ・エンジニアリング・パッケージ装着車ならばこんな走りも可能。単なる高級SUVではなく、ちゃんとしたオフロードの性能を持っていることを強くアピールしている写真といえるだろう。事実、今回のオフロード・コースを走ったことで、僕自身もGLクラスが単なる高級SUVではないと感じた。2010年まで販売されることが約束されているGクラスは、本格的なヘビーデューティー・オフローダーだが、GLはそこまで行かずともかなりのオフロード性能が与えられた同社の最上級SUVなのである。

■そんなわけでGLクラスは、確かにメルセデス・ベンツが謳うように「SUVのファースト・クラス」と呼ぶに相応しい1台だったのだ。サイズ的に考えると日本ではかなり大きい1台であることに間違いないが、押しの強さや乗り味の素晴らしさ、そしてステータスを考えると、日本でもかなり人気となるだろうと思える。

■しかも、気になる価格も大分リーズナブルなものになりそうだ。というのも既に日本で発表された同じプラットフォームを用いるRクラスが、その内容からすると実にリーズナブルな価格を実現しているからである。例えばR350は、3.5LのV6エンジンを搭載しこれに7速ATを介し4WDの4MATICを組み合わせるが、価格は724万円と、ほぼ同じ内容を持つだろうEクラスの4MATIC(819万円)に比べれば約100万円近く安い。そう考えると、GL450ならば800万円台となるのではないだろうか? これはライバルであるレンジローバーなどと比べてもかなりお買い得となるはずだ。もっともこの価格帯だと、リーズナブルとかお買い得とかいう表現は相応しくないのだが…。日本上陸は年内が予定されている。
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■最後にナパの美しい空を。。。。

お問い合わせ:メルセデス・ベンツ・ジャパン(注:GLクラスの導入は年内の予定ですので、ここにGLクラスの情報はまだありません)
by ism-premiumcar | 2006-05-03 05:44 | メルセデス・ベンツ

メルセデス・ベンツGLクラス -試乗記その2-

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今回の試乗会で試したのは、新開発となる4.7L(4663cc)のV型8気筒DOHCエンジンを搭載した「GL450」だった。
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■このエンジン、のっけから非常に好印象。まずホテルを出発して街中を走るわけだが、最初のアクセルのひと踏みで、実に滑らかな感触と洗練された回転感を伝えてくる。その味わいはひと言「上質」なものであり、選び抜かれた素材を腕利きの料理人が仕上げた一皿…といえる感覚だ。

■最高出力は340ps/6000rpm、最大トルク46.9kgm/2700~5000rpm。数値から分かるように申し分のない最高出力を発生し、かつ最大トルクは2700回転という日常使用領域で得られる設定になっている。このため街中では3000回転までで全てが事足りてしまう扱いやすさを持っている。

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■サンフランシスコの街中を抜け、高速道路を行く。この時、エンジンの味わいに再び感動を覚える。先の数値によって、GL450は2355kgに達する重量級ボディをストレスなく加速させていく。その様は実に伸びやかで気持ちが良い。

■ちなみに動力性能の実力は、0-100km/h加速7.5秒とその巨大さを考えればかなりの俊足の持ち主だ。一方で最高速度は235km/hに達する。またこうした動力性能の高さの一方で、燃費は7.5km/Lとアナウンスされている。

■しかし、何より印象的なのはエンジンそのものの気持ちよさだ。滑らかさ、サウンドの心地良さは久々に「良いV8だな」と思える。既にメルセデスには同じく新開発の5.5Lもあるが、僕はこの4.7Lの方が印象的に思えたほどだ。

■また7速ATの7G-TRONICが、緻密で洗練された制御を行うため、印象の良さはさらに増す。このようにエンジンは、まさに何度味わっても飽きのこない一皿だったといえる。

■乗り味・走り味はまさに「これぞメルセデス・ベンツ!」と言いたくなるもの。つまり重厚な感覚に溢れており、どこまでも走っていきたくなる深みを感じる。もちろんただ重厚なだけでなく、その中に極めて滑らかな動きが感じ取れ、ドライバーを優しく包み込まれるような感覚を覚えるのだ。同じプラットフォームを持つMクラスよりも重量級であり、かつ全車エアマチック・サスペンションを備えることも関係するのだろう、走りは実に落ち着きに溢れている。まさにSUVのSクラスといった感じだ。

■だから高速道路では、実にフラットな姿勢を保ち続け、速度が高まっても全く不安を感じることがない。例え150km/hで走っていても、感覚的には街中を60km/hで走っている時と何ら変わらない。この辺りをして、まさにメルセデス! といえるのだ。

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■さらに驚きだったのは、これほどの巨体であるにもかかわらず、ワインディングでのマナーもすこぶる良かったということ。普通これほどの背高かつ重量級ならば、ハンドリングにおいてワインディングはちょっと…となっても不思議ではないが、GLクラスはまるで一回り小さなクルマを操る感覚を伝える。つまりサルーンのような感覚で、屈曲路を苦もなく走り抜けていく。しかもそうした時のクルマの動きは実に自然な感覚を伴っており、無理矢理曲がる…という感じはない。ゆえにワインディングでもその走りは頼もしく、落ち着きがあり、味わい深いモノと感じられた。

■ちなみに今回の試乗車は当然ながら北米仕様であり、サスペンションは現地に最適化されたもの。これに対して欧州仕様はより走りを重視した仕様だと聞いたが、個人的にはこのままで十分日本でも通用すると思えた(日本仕様はサスペンションが欧州仕様と同じだという)。いやむしろ、この懐の深い乗り味がGLクラスのハイライトだとすら思えたほどだ。

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■こんな具合で街中-高速-ワインディングでの走りは、実にメルセデスらしい、癒されるような感覚を持った高評価のものだったと報告できる。さらに今回はオフロードを試すことができたが、それは「その3」でお伝えしたいと思う。

お問い合わせ:メルセデス・ベンツ・ジャパン(注:GLクラスの導入はまだ未定ですので、ここにGLクラスの情報はまだありません)
by ism-premiumcar | 2006-04-25 00:46 | メルセデス・ベンツ

メルセデス・ベンツGLクラス -試乗記その1-

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(今回は写真を沢山掲載したのでエントリーが長いです、ご了承ください)
■ジュネーブから帰った翌々週の3月14~17日、僕は2年ぶりとなるサンフランシスコへ向かった。目的はメルセデス・ベンツの新型モデル、GLクラスの国際試乗会に参加するためだ。
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■3月14日17時25分成田発のJAL002便に乗り、同日の10時40分サンフランシスコ着。ところで久々に乗ったJALの国際線は、3月から食事のメニューが大幅に改善された。最近の評判低下とANAを意識してのことだろうが、これはとても良いことだ。

■日本から海外メーカーの試乗会に参加する場合、時差の関係で通常の参加国よりもスケジュールが延びることもしばしば。今回も到着した日はフリーとなった。休みがなかなか取れない我々にとって、こういう時はリラックスできるとても貴重な時間となる。お昼を食べて街中を散歩でも…と行きたいが、この日は部屋で原稿を書き続けた。
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■そして翌日、簡単なブリーフィングの後、早速出発。ホテルのロビーには多数のGLクラスが用意されていた。回りの人間と比べると、このGLクラスがいかに大きいか分かる。
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■ホテルを出発し、ゴールデン・ゲート・ブリッジの真横にある展望台でまず1枚。GLクラスはメルセデス・ベンツが「SUVのファーストクラス」を標榜する1台。そのサイズは実に大きく、3サイズは全長5088mm×全幅1920mm×全高1840mm。ホイールベースは3075mmにも達する。アラバマ州のタスカルーサ工場にて同じプラットフォームを用いて作られるMクラスと比べると、全長で298mm長く、全幅で10mm広く、全高で25mm高い。そしてホイールベースは160mm延長されている。
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■デザインは巨大さゆえの迫力だけでなく、メルセデスの最高級SUVの名に相応しい雰囲気が感じらる。弟分となるMクラスの場合、スポーティでダイナミックな印象を受けるデザインだが、GLクラスの場合はそうしたMクラスとの共通性を持たせながらも威厳が感じられるデザインとなるのが特徴だ。
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■エクステリアの前後の写真を眺めると、その辺りの感覚が分かってもらえると思う。Mクラスではラインをクッキリとさせてスポーティさやダイナミックさを強調したが、GLでは有機的な処理もところどころに見受けられる。
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(Photo By Mercedes-Benz)
■インテリアは基本的にMクラスと共通するが、レザーやウッドを贅沢に配することで差別化が図られている。実際に受ける印象もMクラスよりラグジュアリーなものだ。ただサルーンのSクラスと同等…というまでのクオリティには至らない。この辺りはアメリカ生産モデルゆえのことだろうか?
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(Photo By Mercedes-Benz)
■運転席と助手席のヘッドレストには、こんな具合で2列目乗員のための液晶モニターが備わる。トレンドをしっかり押さえているあたりが最近のメルセデスらしい。
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■室内のシートレイアウトは2-3-2となる。2ndシートはこんな感じ。その後ろにわずかに見えるのが3列目だが、フルサイズのセパレート式となっていることに注目。2列目との間隔も815mmが確保されており、大人も余裕で座れる。しかも3列目は電動格納式となる。
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(Photo By Mercedes-Benz)
■これがフルフラットの状態。ラゲッジは3列目シートを倒した状態で1240L(VDA方式)の容量を誇り、写真のように2列目まで倒すと2300Lもの容量が確保できる。この時の荷室の前後町は実に2128mmにも達する。日本なら1人暮らしの引っ越しはこれ1台でOK!?(笑)。つまりはそのくらい広大なラゲッジスペースなのだ。

■ゴールデン・ゲート・ブリッジから、一路ワインで有名なナパバレーを目指す。走った時の印象は、次回「その2」で記すことにしたい。

お問い合わせ:メルセデス・ベンツ・ジャパン(注:GLクラスの導入はまだ未定ですので、ここにGLクラスの情報はまだありません)
by ism-premiumcar | 2006-04-11 23:43 | メルセデス・ベンツ