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アウディRS4 -激辛のハイパフォーマンス版登場!-

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■アウディ・ジャパンは6月28日、A4をベースとした最強モデルであるRS4を市場導入すると発表した。

■A4シリーズにはもともと、S4というハイパフォーマンス・モデルが存在するが、このRS4はさらにその上を行く存在。搭載エンジンは4.2LのV8でS4と変わらないものの、チューニングはさらに高められており、420ps/43.8kgmというとてつもないパフォーマンスが与えられている。車両重量は1730kgと、S4よりも約20kg軽量化されており、これによってパワーウェイトレシオは実に、4.11kg/psというもの凄い数値を実現している。ちなみにS4は344ps/41.8kgmで1750kgだからパワーウェイトレシオは5.08kg/psとなる。

■日本では既に試乗会が開催されたが、残念ながら僕は参加することができなかった。しかし僕は既に昨年の秋に、イタリアでこのRS4を試している。

■印象的なのはやはりエンジンで、アウディとしては初の高回転型となっているのが特徴。93mmというロングストロークユニットなのだが、レブリミットは8250rpmを達成しており、これによってリッター辺り100psの420psを実現している…と書くと扱いづらいように思えるかもしれないが、これは意外にも全く逆なのである。

■最大トルクの43.8kgmは5500rpmで得られるのだが、2250-7600rpmという実に広い幅の回転域において、最大トルクの90%を発生する特性が与えられる。このため街中ではそれこそ6速に入れた状態で60km/h巡航できるほどドライバビリティが高いのだ。

■それでいてアクセルを床まで踏むと実に気持ちよい回転フィールとサウンドを伴って8250rpmまでストレスなく回るのだからホレボレする。しかもこれだけの排気量とハイパフォーマンスを備えながらも、燃費性能ではS4を上回る7.4km/Lを実現するのだから凄い。まさに理想的なパワーユニットなのだ。

■そして走りもホレボレする内容。19インチタイヤを履くにも関わらず滑らかな乗り心地で、コーナーを曲がる時も実にしなやかな感触を伝えてくる。だから街乗りも苦にならない。そしてもちろんサーキットやワインディングでは、遺憾なく実力を発揮するだけのパフォーマンスを見せつけてくれる。

■特にポイントとなるのは前右と後左、前左と後右のダンパーをつないだ構造を持つDRC(ダイナミック・ライド・コントロール)を採用すること。これによって様々な状況で的確なロードホールディング性能を発揮するのである。またS4と違って、4WDの前後駆動力配分も40:60とリア寄りにしているため、より積極的なドライビングが楽しめる。

■アウディ独自の4wd技術とDRCによって、RS4はまさにリアルワールドでの様々な状況に対応しつつハイパフォーマンスを存分に発揮してくれるのである。

■価格は990万円(ワゴンは1008万円)と高額であり、しかも6速MTのみの設定という超硬派&超高級なハイパフォーマンス・モデルだが、そこに展開される技術力の高さと、それら技術が実現する至高の走りを考えると、むしろ妥当か割安といえるクルマである。

■お問い合わせ:アウディ・ジャパン
by ism-premiumcar | 2006-07-31 23:54 | アウディ

ポルシェ911 ー新名のタルガ4、タルガ4Sが登場!ー

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■先に911GT3RSを送り出したばかりのポルシェが、またもや新たなモデルを送り出した。それがこのタルガ4、タルガ4Sの2台である。ポルシェ好きならこの名前を聞いて「ん?」と思うはず。そう、これまでは「タルガ」という名称で通ってきたモデルだからである。

■この点に関してリリースをみると、「911シリーズへ新たに追加される2モデルのタルガは、911タルガとして初めてフルタイム4WDシステムを採用し」と記される。ということは、通常のRR(リアエンジン、リア駆動)のモデルはない? ということだろうか?

■個人的な予測としては、おそらくこの先にRR版のタルガも追加されるのではないか? と思える。というのも、ポルシェはケイマンとケイマンSの発表においても、先にケイマンSを登場させ、最近になってようやく素のケイマンを送り出したという経緯を持つ。ここからすれば、おそらくタルガにおいても、最初に上級となる4WDを発表しておき、この先RR版を発表するのではないだろうか? と思えるのだ。

■それはさておきタルガ4とタルガ4Sは他の911にはないエレガントさを備えている。写真からも分かるようにタルガの場合、他の911とは異なり大型のガラスルーフとリアハッチを備える構造を持つため、前後のピラーをつなぐルーフのサイドエッジも独自のものとなる。しかもこのエッジ部分にはポリッシュ仕上げのトリムストリップが与えられており、これがさらに他の911にはないエレガンスをタルガ4&タルガ4Sに与えるのだ。

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■ガラスルーフは2枚のティンテッドガラスで構成されており、先代よりも1.9kg軽量だという。また新たなシーリングシステムの開発により、風きり音も低減されているのだそうだ。

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■もちろんローラー式のブラインドも装備しており、これは半透過性のブラッククロス製となっているという。
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■先代同様にハッチ式のリアウインドーを備えることで、ラゲッジへのアクセスをより高めているわけだが、実はこれ、タルガの意外な魅力でもある。というのも通常の911の場合、リアのラゲッジへのアクセスは運転席および助手席のドアからする他ないわけで、大物を積もうと思うと結構難儀。それに対してタルガは高いアクセス性を備えるわけだ。

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■日本への導入時期などは未定だが、トランスミッションはタルガボディの販売の主力であるティプトロニックSで導入される予定だという。

■お問い合わせ:ポルシェ・ジャパン
by ism-premiumcar | 2006-07-27 11:45 | ポルシェ

プジョー・クーペ407 -艶やかな大人のクーペ その3-

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クーペ407に搭載されるエンジンは3.0LのV6で、これに6速ATが組み合わせられる。動力性能的には十分といえるもので、大排気量らしくゆとりが感じられる。嬉しいのはアクセル・ペダルの踏み込みに対し、スロットルの開度をヘンに小細工していないこと。これによって停止からの発進では、実にじんわりとトルクが生まれ自然にタイヤが回り始める。少ししかアクセルを踏んでいないのにグイッと強引に前に出るクルマが多い中にあって、これは実に好印象だ。

■もっともそれだけに、爆発的な加速力…という感じは受けない。とはいえ、必要な加速の分だけアクセルを開けてあげる…という極々自然な操作感があるため、歯痒さは一切ない。同時にこうした特性だからこそ、アクセル・ペダルの操作感とそこから生まれるエンジンの力に、リニアな感覚が生まれているわけだ。

■ハンドリングはセダンの407よりも若干スポーティに仕立てられている。とはいえこちらもあまり過度にではなく、あくまでプラスαのスポーティさを盛り込んだという感覚。そしてこれもまた好印象を与えてくれるポイントになっている。またクーペ407はセダンよりもトレッドを広げるなどしているため、コーナリングでも安定感がさらに増している。セダンよりも低められた車高による動きを、しっかりとリアで受け止める…という理屈だろう。もちろん乗り味はセダンの407に近いもので、サスペンションが実にしなやかに動き路面をいなす感覚は健在だ。エレガントなクーペらしく、実に颯爽とした身のこなしが味わえるというわけだ。

■だからワインディングを走らせていると、そこはかとない気持ちよさに包まれる。ドイツ車のような路面を踏みつけるような安定性ではなく、路面に応じて柔軟性のある対応をする安定感が漂うのだ。そしてここに、エンジンの爽やかな味わいがマッチすることで、ドライビングを存分に堪能できる贅沢な時間が生まれるのである。

■だからクーペ407は、目を三角にして攻めるでなく、適度なペースを保ってリズミカルに走らせるのが楽しいし気持ちよい。そしてこうした部分もまた、艶やかな大人っぽさを感じさせてくれるのである。

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■お問い合わせ:プジョー・ジャポン
by ism-premiumcar | 2006-07-26 02:04 | プジョー

プジョー・クーペ407 -艶やかな大人のクーペ その2-

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■美しいエクステリアが自慢のクーペ407だが、一方でインテリアも実に魅力的。室内は基本的にセダンの407のパーツを使うものの、セダンよりも「贅沢な1台」としての魅力を演出するマテリアルが与えられている。写真からも分かるようにダッシュボードを始めとして、あらゆる部分にレザーが奢られ、実に豊かで味わい深い室内を作り上げているのだ。

■外から眺めたときには美しい造形にホレボレとし、コックピットに収まれば身体が触れるひとつひとつのパーツが吟味されたものとなっている…まさにクーペらしい、大人の演出がそこには溢れているのである。

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■この日はあまり時間に縛られることなく1日を使ってのんびりとクーペ407を試乗したわけだが、上の写真のように何気なく取った1枚にストーリーめいたものを感じさせるのもまた、大人のクーペならではといったところではないだろうか?

■お問い合わせ:プジョー・ジャポン
by ism-premiumcar | 2006-07-25 00:35 | プジョー

プジョー・クーペ407 -艶やかな大人のクーペ その1-

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■プジョーが日本に投入したクーペ407は、タイトルの通り「艶やかな大人のクーペ」という表現が相応しい1台である。

■プジョーはかつてからクーペモデルを大切にしており、そのルーツは1898年にまでさかのぼることができる。そして同社のラインナップには代々、美しいクーペが用意されてきた経緯がある。そして最近では406クーペというモデルが記憶に新しい。クーペ407以前にラインナップされていたこのモデルは、「世界で最も美しいクーペ」と称されたほど。もちろん、その後を受けた今回のクーペ407も美しいスタイリングが特徴の1台となっている。

■以前のモデルが「406クーペ」なのに、なぜこのモデルは「クーペ407」となるのか? 理由は407クーペとしてしまうと単にこれまでの406クーペの後継ととらえられてしまうからだとプジョーは説明する。そう、プジョーはこのクーペ407を単に406クーペの後継としたり、407の派生モデルという風に考えるのではなく、独立したモデルと考えている。事実日本ではこのクーペ407がプジョーのフラッグシップに位置づけられている。
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■写真からも分かるようにクーペ407は実に伸びやかで美しいスタイリングが魅力的だ。特にフロント回りは実に大胆にデザインを行っている。大きなヘッドライトやエアインテークを与えるとともに、サイド部分には3つの切り欠きを与えることでクーペ独自のアイデンティティを作り上げている。今回クーペ407のデザインを手がけたのはプジョーのデザイン部門である「スティーレ・プジョー」。プジョーのデザインといえば406クーペのデザインを手がけたピニンファリーナが有名だが、こうしてクーペ407を見るとプジョー自身の手による最近のデザインもピニンファリーナに劣らず魅力的と分かる。さすがに社内でデザインしているだけあり、「らしさ」やアイデンティティを以前以上に協調しているわけだ。

■お問い合わせ:プジョー・ジャポン
by ism-premiumcar | 2006-07-21 13:38 | プジョー

VW Phaeton -日本未発売のVWフラッグシップ-

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■写真のクルマをご存じだろうか? これはVWのフラッグシップ・モデルである「Phaeton(=フェートン)」と呼ばれるモデル。メルセデス・ベンツSクラスやBMW7シリーズと同格にある同社の最高級サルーンだ。

■まだVWの代表がDr.ピエヒだった時代、VWは最も小さなルポからこのフェートンまでを、相当にハイクオリティに作り上げる戦略をとっていた。もっともそれによってVWは近年の欧州において後退したわけだが、理想家ともいえるDr.ピエヒの想いが存分に詰まったモデルだけに、やはり実際に触れると唸らされるものがある。フェートンは商業的には成功を収めていない(とはいえ現在は好調になりつつあるという)が、製品としてはとても高い志を持って自動車を作った証が存分に感じられる。そんなモデルだ。

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■しかも驚きなのは、VWは当時このフェートンを組み立る工場を、旧東ドイツのドレスデンの街中に作ってしまったこと。この工場は「グラス・ファクトリー(=ガラスの工場)」と呼ばれ、写真のように「魅せる」工場になっている。1台のクルマの組み立てだけに、これほど凝った工場を作り上げてしまう辺りに、当時のVWがいかに勢いに満ちていたかがうかがい知れるというものだ。

■そしてもちろん現在でもこの工場では生産が続けられており、日に35台のフェートンが生産される。この他に同じグループであるベントレーの4ドア・セダン「フライング・スパー」も日に5台が生産される。1日にわずか40台を作るための工場…とても贅沢だ。

■しかもこの工場は納車も行っており、現地では顧客の約3割がこの工場に自分のクルマを受け取りに来る。そのために、この建物の中にはラウンジはもちろん、キチンとしたレストランやショップまでが併設される。もちろんオーダーにも対応しており、専用のサロンで実車を見ながらボディカラーやインテリアのマテリアルまでをきめ細かにオーダー可能だ。

■現在、フェートンの販売の主力はV6TDI(ディーゼル・ターボ)を搭載したモデルとなっているが、この他に頂点のエンジンとしてDr.ピエヒ肝いりともいえるW型12気筒エンジン搭載モデルも用意される。他にも強烈なスペックを誇るV10TDIも用意される。

■工場を見て思い出したのは、かつてホンダがNSXを生産していた栃木県の高根沢工場だった。あそこはもちろん、ここまで「魅せる」作りではなかったが、中のラインで行っている作業はかなり近いものだったといえる。ホンダも当時さすがにここまでは考えつかなかっただろう。

■グラス・ファクトリーは見る者に、VWグループの圧倒的な力を感じさせる…そんな建物である。そしてクルマ好きの人気はあまり得てないフェートンだが、この工場を訪れると確かに他の高級サルーンに負けないプレミアム性があることを痛感させられるのもまた事実である。

■日本では今年、レクサスのフラッグシップ・サルーンであるLSが登場するが、僕はレクサスもこのくらいのことをしてみてはどうか? と思う。VWを遙かに凌ぐトヨタの力を持ってすれば、こうした施設を建てるのは朝飯前だろう。それに何より、現状で足りていないトヨタおよびレクサスへのリスペクトも向上するのではないだろうか?
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■これがグラス・ファクトリーの全景…あまりに圧倒的、人によっては眉をひそめるかもしれない。が、ここまでしてもまだSクラスや7シリーズの築いてきたブランド性には及ばないものがあるのだろう。ならばレクサスもまたしかり、である。
by ism-premiumcar | 2006-07-04 00:46 | フォルクスワーゲン