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<   2006年 03月 ( 7 )   > この月の画像一覧

VWパサート その2-輸入車の価値を変える意欲作-

f0040103_15342784.jpg新型パサートは基本プラットフォーム(VWではこれをモジュール、と呼ぶ)を、現行型のゴルフVと共用する。シャシーの基本がゴルフと同様…と書くとネガティブな話に聞こえるが、ゴルフは現在世界最高峰のFFハッチ。しかも開発当初から多くの派生を視野に入れた設計をとっているため、ゴルフより上級となるパサートでも相当に高い実力を発揮している。


■だから実際に走らせてみると、感心を通り越して驚嘆すら覚えるほどだ。まず最初に試乗したワゴン・モデルであるヴァリアントの2.0T。これはゴルフGTIと同じ2.0Lの直列4気筒直噴ターボ・エンジン(200ps/28.6kgm)を搭載し、これに6速AT(GTIは6速DSG)を組み合わせたモデルだ。
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■走らせ始めると2.0L直噴ターボのそこはかとない扱いやすさをすぐに実感する。パサート・ヴァリアント2.0Tは同じエンジンを搭載するゴルフよりも約100kg車重が重いが、そうした重さを全く感じさせず、低速から力強さを存分に感じさせる。事実普通に走るレベルでは、まず3000回転を超えてエンジンを回すことがないほど。つまりそこまで回せば十分に走れてしまうのである。ちなみにゴルフGTIと違いパサートでは6速ATを組み合わせるが、このマッチングも良好だ。確かにGTIの6速DSGとの組み合わせの方がダイレクト感に溢れる走りが楽しめるが、パサートはミドルクラス…と考えるとやはり6速ATの洗練された上質な印象の方が相応しい。
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■乗り心地は実にフラットで快適。ただ単にソフトな感触で乗り心地が良いだけの日本車とは違い、安心・信頼の言葉を感じるしっかりとした張りを伴った心地よさがある。さらにパサートの場合、ゴルフよりも確実に落ち着き感に溢れており、ミドルサルーン/ワゴンらしい重厚感も生まれている。もっともこの辺りはVWがライバルと目すメルセデス・ベンツやBMWに比べ、重厚すぎない点もポイントだ。パサートはそれらに比べると、ハンドリングにおいて軽快な切れ味の良さを残しているからである。特にワインディングでは、ゴルフに匹敵するほどの軽快さと実に頼れる粘り強さを発揮し、このサイズのクルマとしては実に高いスポーツ性を備えた心底ホレボレするハンドリングを見せつけてくれた。
■続いてセダンのV6 4MOTIONにも試乗した。こちらは新開発となる3.2LのV6FSIエンジン(250ps/33.1kgm)を搭載し、これに6速DSGを介して4輪に駆動を伝える仕様だ。その印象は実に鮮烈、のひと言。新たに開発された3.2LのV6は、既に登場しているゴルフR32のものよりも新世代で、性能的にも進化したもの。しかもこのエンジン、回転の滑らかさやサウンドが実に素晴らしい仕上がりで、他ではちょっと比べるものがないといえるほどなのだ。
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■3.2LのV6とDSGという組み合わせでいえば、ドライブトレーンから感じるのはスポーツカーの感覚といってもいいほど。それほど印象深く、心に刻まれるだけのフィーリングを持っているのである。そしてこちらも2.0Tより重い車重ながら、高い性能を発揮するV6によって実に気持ちよい動力性能が味わえるのだ。
■ハンドリングもまさにこのクラスの理想といえるもので、至極バランス感覚に溢れている。2.0T同様フラットで快適な乗り味を実現しているのはもちろん、ワインディングでは思いのままに気持ちよくノーズをコーナーに向けていく。ステアリングから伝わるフィーリングも気持ちよいのひと言である。
f0040103_1661732.jpg■しかし何より衝撃的だったのはその価格である。パサートは2.0Lの直4直噴+6速ATを搭載したモデルで、わずかに319万円でしかない。さらにその上に位置する2.0T(今回の試乗車)でも365万円、そして最高峰のV6 4MOTIONでも439万円である(ヴァリアントはそれぞれ16万円高で、ヴァリアントのV6は秋の発売予定)。
■この価格がどのくらい衝撃的なものか。例えばメルセデス・ベンツのCクラス(セダン)では最も安価なモデル(C180コンプレッサー)で409.5万円。BMW3シリーズの最も安価なモデル(320i)では、404万円なのだ。性能的に見てもC180コンプレッサーは143ps/22.4kgm、320iは150ps/20.4kgm。対する319万円のパサート2.0は150ps/20.4kgmである。さらにいえばボディサイズ的にはパサートが最も大きく、Cや3の上級に位置するEや5とライバルといっていいほどなのだ。さらにさらに、それを圧倒的に凌ぐ性能を持つ2.0Tでも365万円なのだから、これは相当に衝撃的な価格なのである。

■しかもパサートは今回のモデルチェンジにおいて、内外装のクオリティはもちろん走りのクオリティも圧倒的なものへと高め、走らせた時の味わいですらメルセデスやBMWと比べて全く遜色のない世界を実現できているのだから凄い。

■そう考えると、パサートは今回、CMでも謳っているように「高価よりも真価」を確実に訴求しているといえる。これまで日本の輸入車の価値観(とそれに対する価格)は、正直メルセデス・ベンツとBMWによって決められてきた感がいなめない。しかしVWはこのパサートで、そうした価値観に疑問を投げかけているのである。もっと誤解を恐れずにいえば、VWはこのパサートという実に優れたプロダクトによって我々に、「輸入車の適正価格とは何か?」を問うているようにすら思えるのだ。

■本当かよ? と思われる方はぜひ一度試乗してみてください。マジに「この見た目と走りでこの価格なの?」と思うはずです、はい。

お問い合わせ:フォルクスワーゲン・ジャパン
by ism-premiumcar | 2006-03-31 16:29 | フォルクスワーゲン

VWパサート その1-輸入車の価値観を変える意欲作-

■フルモデルチェンジを受け、新型へと生まれ変わったVWの「パサート」は、実に意欲に溢れた1台だった。
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■これまでもパサートは、VWのミドルレンジを担うサルーン/ワゴンとして存在してきたが、正直その存在感は大きくなかった。日本ではやはりVW=ゴルフ、VW=小型車のイメージは根強く、上級クラスのVWであるパサートは、そうしたイメージの影に隠れた存在だった。

■しかし今回のモデルチェンジによって、パサートはそうした部分すら払拭したと思える。なぜなら実際に見て触れて乗ってみて、「これは!」と感心するほどの優れた仕上がりだったからだ。

■まず驚いたのは内外装のクオリティの高さだ。ひと回り大きくなったパサートのエクステリアは、とても艶やかで見るからに「イイもの感」が漂っている。フロントに与えられた光り輝く「ワッペングリル」に始まり、ボディのプレスラインの精緻さや前後ランプの高いクリア感など、誰もがひと目で上級を感じる仕立てとされている。つまり今回のパサートはのっけから目を引くクルマになっているのだ。
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■まさに成長著しい…と思いつつ、乗り込もうとしてドアを開けると再び驚き。インテリアも確かにプレミアム感が漂っている。まずインパネはこんな感じだ。
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■さらにシートに目を移してみるとこんな感じで実に上質なインテリアが展開されている。
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■実際のメカニズムでも、例えばイグニッションキーはこんな感じでリモコンキーを差し込み、それを奥に押せばエンジンがかかるという変形のスターターボタン式となった。
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■他には新たな機能として電動式のパーキングブレーキ(ボタン操作でワンタッチ)を採用したり、ブレーキから足を離してもブレーキング状態をキープしてくれるオートホールド機能(坂道発進などで有効)も備える。
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f0040103_22153761.jpg■そしてただ上質なだけではなく、室内が極めて広い! ということ。リアシートはこんな感じで実に容量たっぷり。

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■僕の運転ポジションのまま、後席に座ると前席背もたれと膝の間隔もたっぷり。
f0040103_2217188.jpg■さらにラゲッジルームは、後席のシートを倒さずともこんなに奥行きがある。。

by ism-premiumcar | 2006-03-29 22:51

BMW Z4Mクーペ -ジュネーブショー報告-

■BMWは今回のジュネーブショーで、ついにZ4のクーペ版をデビューさせた。

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■このクーペは昨年のフランクフルトモーターショーにおいて、コンセプトモデルとして登場し大きな話題を呼んでいたもの。Z4はもともとオープン2シーターだが、それをベースにしたクーペモデルとしては非常に出来が良く、美しいスタイリングが実現されていたことが話題の中心だった。

■BMWはこの好反応を逃さなかったようで、約半年のうちに市販を決め、今回市販版をデビューさせた。この辺りの小回りの良さはさすがだ。しかもBMWは今回のクーペ登場に合わせ、ほっとバージョンである「M」の称号が与えられたモデルも同時デビューさせたのだ。それが「Z4Mクーペ」と呼ばれるモデル(写真のクルマ)である。

■ノーマルのZ4クーペは、3.0Lの排気量を持つ直列6気筒エンジン(265ps/32.1kgm)を搭載する。一方でこのZ4Mクーペは3.3Lの直列6気筒エンジンを搭載し、最高出力343ps、最大トルク37.2kgmを発生する。ノーマルのZ4クーペですら0-100km/h加速で5.7秒という俊足ぶりを示すが、Z4Mクーペではさらに0-100km/h加速が5秒フラットと、実にポルシェ911に匹敵する高性能を実現しているのだ。
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by ism-premiumcar | 2006-03-22 14:13 | BMW

アルファロメオ・スパイダー -ジュネーブショー報告-

■アルファロメオは今回のジュネーブショーで、久々となる「スパイダー」のフルモデルチェンジを行った。先代モデルの登場は1994年のことだから、実に12年ぶりの新型登場となったわけだ。

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■新型スパイダーは先に登場した159やブレラとメカニズムのほとんどを共用するのが特徴。ボディ形状的に見ても「ブレラ」により近いと思われる。たださすがアルファロメオだなと思わせるのは、リアからの眺めはまるで完全なる新型車を作ったような造形としていること。つまりスパイダー独自のデザインの魅力を存分に作り上げている、というワケである。

■搭載エンジンは、159やブレラなどと同様で2.2Lの直4直噴と3.2LのV6の2種類となる。これも日本への導入が非常に楽しみな1台だ。

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by ism-premiumcar | 2006-03-22 13:57 | アルファロメオ

フェラーリF599フィオラノ ージュネーブショー報告ー

■ジュネーブショーで大きな話題となったのが、フェラーリ久々のV12エンジン搭載モデルがフルモデルチェンジしたこと。その名もF599フィオラノ。正式名はF599GTBフィオラノだが、日本では他の車名とぶつかるため、F599フィオラノの名称となる。

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写真で見た時には、フェラーリって最近幾何学的デザインぽくて情緒がなくなったかな、と思ったのですが、実際に見てると実に情緒たっぷり。それにしてもあまりの人ごみで撮影すらままならない状況です。フェラーリの新型車発表はいつもこんな感じ。いかに期待されているかが分かる。

f0040103_17125954.jpg■個人的にはリアからの眺めが素晴らしい! と思えました。特にCピラーの造形は圧巻。見た目の美しさはもちろん、ちゃんと空力パーツとしての機能が与えられている。こういうところに実力を感じます。

■日本にもおそらく遠くないうちに上陸を果たすでしょう。
by ism-premiumcar | 2006-03-21 17:14 | フェラーリ

ポルシェ911GT3 ージュネーブショー報告ー

■さらにポルシェはこのジュネーブショーにおいて、911ターボとは対極にある911GT3を発表。GT3はターボではなくNAエンジンの最高峰モデルで、今回は3.6Lの排気量ながらも最高出力は実に415ps! を発生するというからこれも驚き。しかも最高回転数は実に8400rpm! を実現しているのだという。

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■これによって0-100km/h加速は実に4.3秒。最高速は911ターボと同じ310km/hを達成。面白いのはターボが4WDであるのに対し、GT3は2WDにも関わらず0-100km/h加速でターボのわずか0.4秒落ちのタイムを実現していること。もちろんどっちも超速には違いないですが。

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■911GT3は6速MTのみのラインナップとなる硬派のための1台。ターボがラグジュアリー面も請け負うだけに、このGT3こそが「男の中の男のポルシェ」ということになる。ちなみに日本でも3月4日から予約が開始されていて、車両価格は1575万円。

■僕的にはターボよりもこちらの方がササル1台、欲しいけど、金額が…。あこがれです。
by ism-premiumcar | 2006-03-16 00:55 | ポルシェ

ポルシェ911ターボ ージュネーブショー報告ー

■更新が遅れて申し訳ありません。既に多くの媒体で紹介されているジュネーブショーに登場したクルマですが、ここでは僕なりの視点で紹介させていただきます。で、第一弾はポルシェ911ターボから。

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■ポルシェは昨年、新型の997へと進化しましたが、今回のジュネーブでは早速最強モデルといえるターボが登場しました。ご覧のように、見るからに速そうな1台。で、実際の中身も凄い。ポイントはターボが新開発となったことで、最高出力は480ps!! 最大トルクは63.2kgm!! と超絶なまでの高性能を実現しています。

■実際、0-100km/h加速タイムはわずかに3.9秒! 最高速度は実に310km/h! もちろんお値段もかなりのもので、日本価格は6速MTが1816万円。5速ATが1879万円とのこと。予約が既に3月4日から始まっています。

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■今回の911ターボで面白いのは、なんと6速MT車よりも5速AT車の方が加速タイムが速いということです。通常MTとATではMTの方が加速タイムが良いのですが、今回の911ターボの場合はATが速い。数値でいうと、0-100km/h加速では、MT車の3.9秒に対してAT車3.7秒となっているのです。これは驚き。

■さらにオプションで用意されるスポーツクロノ・ターボ・パッケージを選択すると、スポーツボタンの操作によって最大10秒間、オーバーブースト状態になり、これを使うと80-120km/hの中間加速が0.3秒短縮され、実に3.5秒になるという。まさに路上のジェット機か。
by ism-premiumcar | 2006-03-16 00:47 | ポルシェ