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カテゴリ:ジャガー( 2 )

ジャガーXK -その2 南アでジャガーの新型XKに乗る-

■1日存分に南アの道路を新型XKのコンバーチブルで楽しみ1日が終了。そして翌日はクーペモデルの試乗である。
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■華やかコンバーチブルも魅力的だったが、今回それ以上にクーペモデルが魅力的。というのも写真をご覧になっても分かるように、実に美しいリアフェンダーを備えているからである。また同時に今回、大きなハッチゲートを備えたのが特徴で、この辺りは往年のジャガーの名車Eタイプなどを彷彿とさせる。
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■こうして眺めていると、テールレンズの円形のモチーフなどが相まって、かつての日本の名車であるトヨタ2000GTを思い起こすが、もとを辿ればトヨタ2000GTはジャガーEタイプの影響を強く受けているわけで、この辺りはやはりジャガーのアイデンティティの表れなのだろうと思える。
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■その顔つきに関して賛否両論が分かれる新型XKだが、僕の解釈はディテールであえてフューチャリスティックな部分を盛り込んだのだろうと思える。というのもこのヘッドライトでそれは顕著なのだが、ここで奇をてらわない自然にインクルードされたライトを与えてしまうと、見た目として印象的なものがなくなり、目をとめる点が失われてしまう。つまり、あえてディテールで目をとめさせるための造形が行われた感が強い。結果XKは、懐かしさのある全体フォルムながらもどこか未知のものを想わせるように想えるのだ。
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■インテリアは基本的にコンバーチブルと同じだが、ウッドやレザーの種類は実に様々で、仕様によって異なる雰囲気を発している。スポーティなアルミ調もあれば、こんな風にスノッブな仕様もある。この辺りはさすが老舗の高級ブランドといったところだろう。
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■前日に引き続き、クルマの聖地をたっぷりと堪能する。大小様々なワインディングロードを、XKは実にしなやかにいなしつつ駆けていく。
f0040103_1473937.jpg■前日のコンバーチブルも素晴らしい味わいを提供してくれたが、この日のクーペはさらに濃い味わいが感じられた。理由はもちろん、クーペボディゆえの剛性感の高さにある。やはりコンバーチブルよりもボディ剛性が高いとあって、サスペンションはさらにしっかりと動くし、走行中も常にカッチリとした感覚が得られる。またこれらによって、ステアリング・フィールもコンバーチブルよりも優れたものとして感じられるのだ。コンバーチブルでは追い込んでいくと、ステアリング・フィールにやや曖昧な面も感じられたが、このクーペではその辺りに見事一本芯のあるようなフィールが生まれていた。
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■実にしなやかで味わい深い乗り味を堪能しつつ、高速コーナーを駆け抜ける。この瞬間、ジャガーがなぜ試乗会をこの地で開催したかが理解できた気がした。新型XKはまさに、速度を問わず上質なラグジュアリーとスポーツ性を提供してくれる1台だったのである。
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■この日はワインディングを駆け抜けた後、サーキットでの試乗テストもメニューに含まれていた。しかし面白いのは、公道の方が遙かに速度域が高いので、こちらではあくまで限界時の入力の高さを見る…という内容だったということ。もちろんここでも車両制御安定装置をオンにしておけば、常に安心してドライビングを楽しむことができたのだった。
■ジャガーの新型XKは、僕のような若造にはまだ似合わないクルマではある。しかしもっと年を重ねていつか、こうした素晴らしい味わいのクーペ/コンバーチブルが似合う大人になりたいものだ、と思えた。もちろんそのためには、腕も経済力も立ち居振る舞いも問われるのだが。

お問い合わせ:ジャガージャパン
by ism-premiumcar | 2006-04-03 14:20 | ジャガー

ジャガーXK -その1 南アでジャガーの新型XKに乗る-

■2月13-17日、僕は南アフリカの最南端の街、ケープタウンへと飛んだ。目的はジャガーがリリースした新型XKのテストドライブのためである。家を出てから約24時間後、僕は南アの地に降り立ったのだった。
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■試乗会場となるワイナリー併設のロッジに着き、まずは軽く昼食を取る。
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■その後早速試乗が始まった。まず最初に試乗したのは、新型XKコンバーチブルだった。
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■既に登場しているXJがそうであるように、XKもまたオールアルミニウム製のモノコックボディを採用する。これによって、全長4791mm×全幅1892mm×全高1332mm(コンバーチブルは1392mm)という大きなボディサイズながらも車重はわずか1595kg(コンバーチブルは1635kg)に抑えられているのが特徴だ。仮にこのサイズを鉄のボディで作れば、おそらく1800-1900kgに達するだろう。
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■搭載されるエンジンは、4.2Lの排気量を持つV型8気筒DOHC。最高出力は300ps/6000rpm、最大トルクは41.9kgm/4100rpmを発生し、これを6速ATを介して後輪へと伝えるFR方式を採用する。動力性能は0-100km/h加速で6.2秒(コンバーチブルは6.3秒)、最高速は250km/hでリミッターが作動する。
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■南アフリカの道路は、言ってみれば「クルマ好きの聖地」といえる場所だった。低速から高速まで実に様々なワインディングが無数に存在し、郊外では気の長くなるような直線もある。そして何より交通量が少ない。だからここでは本当に存分にクルマの性能を引き出すことができる。
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■そうした環境の中で新型XKのテストドライブを行うというのは、ジャガーとしてもこのクルマに相当に自信があることの証だろう。事実新型XKコンバーチブルは、実に優れた印象を与えてくれたのだった。
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■全てが新たになり現代的なデザインが展開されるものの、それでもジャガーのアイデンティティが随所に感じられるコックピットに収まる。高級ブランドの一級のプロダクトとしての雰囲気を存分に感じつつ、クルマを走らせた。
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■走り始めてすぐに、なんとも言えず濃密な世界が広がっていく。オールアルミの軽量で強靱なボディにしっかりと取り付けられたサスペンションが実に良く動き、路面をキレイにいなす。このためXKコンバーチブルは、実にフラットな姿勢を保ったまま突き進んでいく。

■4.2LのV8エンジンの印象もやはり濃いものだ。エンジンの回転感にはとても滑らかな感触があり、サウンドは耳に心地よく届く。300psと41.9kgmという数値は1635kgのボディをしなやかに押し出していく。そして組み合わせられた6速MTが緻密な制御を行うことで、加速は実に伸びやかなものとして伝わってくるのだ。

■ハンドリングもボディサイズの大きさを感じさせない繊細で滑らかな感覚を伴う。ステアリングを回していくと、実に心地よくサスペンションが反応しタイヤを路面へと押し付ける。その後ボディは非常にしっとりとした感触を伴って適度な量と速度のロールを始める。

■というわけで「その1」はここまで。続きは「その2」を待って欲しい。
by ism-premiumcar | 2006-04-03 13:34 | ジャガー