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カテゴリ:レクサス( 6 )

レクサスLF-A/IS-F -今後期待のレクサス・スポーツ-

■NAIAS2007(通称:デトロイトショー)において、我々メディアが大注目していたのがアキュラとレクサス。アキュラはホンダ、レクサスはトヨタが、80年代からアメリカで展開している高級ブランドで、レクサスの方は既に05年から日本でも展開を始めている。そしてアキュラも08年から日本での展開を始めるという。そんな2つの高級ブランドが、ともにNAIAS2007でスーパースポーツのコンセプトカーを送り出すと聞けば、日本人のクルマ好き代表としては血が騒がずにいられない。そしてNAIAS2007でまずアキュラがアドバンスド・スポーツ・コンセプトを発表。正直これはちょっと「?」だったが、その後レクサスが発表したLF-AとIS-Fの2台は実に期待の持てるものだった。
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■まずはレクサスのフラッグシップ・スポーツであるLF-A。LF-Aは既に同じ名前で約2年前にショーに登場したが、そこからすると大分デザインが洗練された。これ以前に見たアキュラのコンセプトカーが「?」だったこともあり、余計に(?)アドバンスしているものに見えた。LF-Aは相変わらず詳細を明らかにしていないが、以前LF-Aを東京モーターショーに展示した時には、横にV10エンジンを展示していたため、現在我々の予測ではV10を搭載するだろうと見ている。奇しくもこれはアキュラのコンセプトカーと同じ形式である。それにしても今回のLF-Aは、ひと皮むけた。ディテールも大分改まって、何にも似てないレクサスの個性でスーパースポーツを形作ったといえる。もちろんこれで完成形というわけではないが、現時点で既にこれだけ洗練されていることを思うと、今後の市販版登場に多いに期待が持てる。また性能的にも最高速で200マイル(=320km/h)に達成したいと、レクサスの想いは極めて高レベルにあるようだ。
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■一方こちらは同時に発表されたIS−F。08年に市販が予定されているこのモデルは、既に日本でも販売されているレクサスISに、なんと5.0LのV8エンジンを搭載したモンスターマシン。最高出力は400ps超といわれ、0-100km/h加速は実に4.9秒でこなす。組み合わされるATはなんと8速で、MTモードはフェラーリのF599にも匹敵する素早い変速時間(=0.1秒)が謳われている。しかもハンドリングに関してはあのポルシェがチューニングを施しているとのことで、走りに関しても多いに期待を寄せたい1台である。

■それにしても今回のNAIAS2007で、レクサスとアキュラが我々に与えた印象は、天と地ほど違うものだった。もともとアキュラ=ホンダには実に高い期待値がある。が、それだけに今回のアキュラ・アドバンスド・スポーツカー・コンセプトは思わず首を傾げたくなるものだった。だが一方でレクサスは、LF-AとIS-Fの2台で確実にレクサスの今後を示したし、今回新たにLF-AにもIS-Fにも特別な「F」というバッチがつけられる。そしてこの「F」というキーワードが今後のレクサス・スポーツを語る上で重要な言葉となる。こんな具合でデトロイトにおいてレクサスは、見事イメージアップを図ることができた。そう考えると今後の動向から目が離せない。
by ism-premiumcar | 2007-01-17 16:00 | レクサス

レクサスLS460(欧州仕様プロトタイプ)試乗その4

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■そしていよいよエンジンを始動。この瞬間、かつてのセルシオから引き継がれる静粛性の高さを確認することができる。初代LSは静粛性の高さで世界中の自動車メーカーに驚きを与えたことでレクサス・ショックという言葉を生み出したわけだが、この新型LSでもそうした伝統は確実に引き継がれていると感じた。室内は静まりかえっており、ともすればまだエンジンを始動していないような感覚すら覚えるほどだ。

■注目の8速ATのシフトレバーをDレンジへと入れて走り出す。すると巨体はスルリと動き始める。徹底したフリクションの低減はレクサスらしい部分。そうしてさらにアクセルを踏んでいく。アクセルペダルの感触はやや軽めに感じる。できればもう少し重めの感触があると高速巡航が楽だと思える。ただこの軽めの感触は、日本の街中では扱いやすいかもしれない。

■4.6LのV8エンジンのフィーリングは極めて洗練されたもの。トヨタ&レクサスは既に、3.5LのV6エンジンで実に高バランス(出力、燃費、フィーリング)を実現しているが、この4.6Lもまたそうした部分のバランスが非常に高いレベルで実現されている。滑らかな回転感と十分なパワー&トルク、そして今回は試せなかったが燃費もこのクラスとしては相当に良い数字を実現しているはずだ。

■アクセルを床まで踏み込むと、巨体は滑らかに、そして力強く押し出されていく。これまではエンジン回転を上げても静粛性が高く、人によってはエンジンを感じないと思えたのがセルシオだったが、このLSでは巡航状態で静けさが高いものの、アクセルを踏み込んだ時はエンジンの鼓動とサウンドを以前よりも伝えてくれる。つまり、エンジン音を聞かせる努力はなされている。

■組み合わせられる8速ATは実に滑らかな変速を行うため、正直僕はATの存在を感じなかった。トランスミッションは黒子に徹するほど優れていると考えれば、その出来映えは相当のものといえるだろう。ただ、同時に感じたのは他社が用いている6速ATや7速ATと明らかに違う何かがあるか? と聞かれた時、明確な答えを導き出せないこと。強いていえば「スムーズ」ということなのだろうが、それは6/7速ATでも感じることができる。というわけで、僕的には存在を感じないほど滑らか…というのが褒め言葉だ。

■ただそうした印象からか、4.6LのV8エンジンの実力もやや見えづらいところがある。というのも実際にはパワー&トルクは十分にあり、床まで踏めば力強く速いのだが、8速ATのあまりのスムーズさに、そうしたパワー&トルクは体感上では感じにくい。どちらかというと、気付かぬうちにスルスルと、いつの間にか高い車速に達している…という印象だ。

■極めてスムーズなこの感触がレクサスらしいといえばらしい部分といえる。こんな具合でドライブトレーンは実に滑らかな印象で、動力性能的にも不満はないが、やや表現が控え目過ぎるように思えた。

■ただ試乗場所はザルツブルグの公道…そう考えると、もしこれが日本の道であったなら、もう少し違う印象を覚えるのではないか? と思えたのも本音である。
by ism-premiumcar | 2006-08-31 23:49 | レクサス

レクサスLS460(欧州仕様プロトタイプ)試乗その3

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■外から眺めた時には「レクサスらしさ」を感じることができたLS460だったが、一方でドアを開けてコックピットに収まってみると、インテリアのデザインには正直「らしさ」を感じることができなかった。

■というのもまず、全体的に漂うのは「トヨタ的」な雰囲気。確かに質感も高く高級車に相応しいインテリアであるが、デザイン的にはとてもオーソドックスで、これまでのセルシオの延長にある世界…と思えたのが本音。もっともセルシオは既に海外ではレクサスLSの名で販売されるから、今回のインテリアは海外から見ればLSの正常進化版として受け取ることができるだろう。が、我々日本人としては昨年から日本展開された新たな高級ブランドのフラッグシップだけに、そこにトヨタ・セルシオとは異なる、新たな創造がなされていることを自然と期待してしまう。

■そうした想いでLS460のインテリアを見ると、正直寂しい。もっと厳しく言えば、トヨタのそれと何が明確に異なるの? と問いたくなる感すらあるのだ。個人的にはインテリアにおいてもデザイン的なレクサスらしさを存分に表現してほしかった。特にレクサスは、「従来の高級車とは異なる価値観」で勝負するブランド…そう考えるとインテリアでオーソドックスなものを展開するのではなく、デザインまで含めて新たな価値観を提供して欲しかったと思えたのだ。

■例えば写真からも分かるように、シフトレバーは最もポピュラーな位置にある。が、既にライバルであるSクラスや7シリーズは、この位置にシフトレバーを置くことを辞めている。だからといってLSもステアリングコラムにシフトレバーを…とはいわないが、こうした部分で何か斬新で機能的なものを盛り込んで欲しかったと思えるのだ。

■こんな具合でインテリアに関しては、非常に高品質ではあるものの、世界観を表現するまでに至っていない…そんな風に思えたのだった。

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by ism-premiumcar | 2006-08-31 22:23 | レクサス

レクサスLS460(欧州仕様プロトタイプ)試乗その2

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■今回の試乗車はLSの主力モデルとなるLS460。新開発となる4.6L(=4608cc)のV8を搭載し、これに世界でも最も多段となる8速ATを組み合わせる。最高出力は380ps/6400rpm、最大トルクは50.0kgm/4100rpmで、車両重量は1945kg。前後マルチリンクとなるサスペンションは構成パーツのほぼ全てがアルミ製で、自動ハイトコントロール付きエアサスペンション。車両姿勢コントロール(VPC)付き減衰力制御サスペンション(AVS)を採用する。タイヤ&アルミホイールは標準で235/50R18だが、今回はオプションの245/45R19を装着する欧州仕様のスポーツも用意されていた。

■ステアリングはギア比可変ステアリング(VGRS)を備え、これによってギア比は18インチ装着車では11.-18.6とされ、19インチ装着車では11.7-16.7の間で速度などによってギア比が変わる仕組みとなっている。

■最高速度は250km/hでリミッターが作動。0-100km/h加速は5.7秒という俊足を誇る。
by ism-premiumcar | 2006-08-23 10:38 | レクサス

レクサスLS460(欧州仕様プロトタイプ)試乗その1

■ウィーンからザルツブルグへと向かう早朝の機中で、ひとつの言葉に思いを巡らせていた。
「レクサス・ショック」…1989年に登場したレクサスLS(日本名:トヨタ・セルシオ)が、ライバルよりも低価格ながら高い品質感と静粛性を備え、メルセデス・ベンツやBMWといった高級車メーカーを慌てさせたことで、そんな言葉が生まれたのだと伝え聞く。

■そうして時は過ぎ、レクサスは昨年ついに日本での展開を果たした。同時にレクサスはブランドそのものを仕切り直し、GS、ISといったモデルを新世代へと移行させた。そして今回、レクサスというブランドの発端になったともいえるLSを新世代モデルへと移行させたわけだ。LSは以前から「レクサスの本命」といわれるモデル。相当に注力されたモデルであることは明らかである。ならば新型LSは再び、「レクサス・ショック」を与えてくれるのだろうか? そうしてザルツブルグの空港に降り立った。
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■空港に着くと、奇しくも僕を待ち受けていた送迎車は新型LSの最大のライバルであるメルセデス・ベンツSクラスだった。後席に座り、試乗会場であるホテル・シュロス・フーシェルを目指す。Sクラスの後席は、座った瞬間から旅の疲れを癒してくれる。果たしてLSはどうだろうか? そうして会場となるホテルに着いたのだった。
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■リアルワールドで初めて目にするLSは、まず見た目において高級車らしい佇まいを感じさせてくれた。メリハリのある明確なキャラクターラインを与えて存在感を主張する最近のメルセデス・ベンツやBMWとは明らかに一線を画す雰囲気を漂わせている。明確なキャラクターラインではなく、面を滑らかに見せる辺りが独特の雰囲気を醸し出すのだろう。GSやISではいまいち「らしさ」がないと思えたデザインは、このLSで見事完成されたように思える。

■新型LSはデザインではもちろん、その他全てを一新しているレクサス渾身のプロダクトである。事実LSのプロダクト・コンセプトでも、
・先代LSの主要コンポーネントをキャリーオーバーしない、妥協なき開発ポリシー
・レクサスブランド設立以来最も重要な開発プロジェクト
・エンジニアリングの基本を見直し、人を中心に据えた開発コンセプト「challenging Automotive Evolution」
を謳っている。
こうしてLSを真のフラッグシップとするため、ゼロから開発をスタートすることで妥協のないクルマづくりにより理想のクルマを追求したのだという。
レクサスのブランド・フィロソフィーの基本となる「完璧への飽くなき追求」を原動力に、「challenging Automotive Evolution」という新たなコンセプトの元LSを開発。そして人を中心に据えた技術・エンジニアリング・生産技術を究極に高め、「高級」という概念を塗り替えることを目指したという。

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by ism-premiumcar | 2006-08-22 23:25 | レクサス

レクサスLS 「これぞ日本ならではの『おもてなし』。」

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年の初めのNAIAS(デトロイトショー)において、レクサスの本命」といわれるLS460/460Lがお披露目された。レクサスLSというモデルは、これまで日本では「トヨタ・セルシオ」の名で売られていたモデルの海外名でもあるのだ。

1989年にアメリカでトヨタの高級車ブランドとしてレクサスが立ち上げられた時、目玉商品とされたのが何を隠そう「LS」(=日本名セルシオ)だった。このLSの登場は当時、「レクサス・ショック」という言葉を生み出したほど。LSはメルセデス・ベンツやBMWよりも安価ながらも、圧倒的に高い静粛性や品質の高さを実現しており、これに世界中の高級車メーカーが震撼しクルマ作りを改めたと言われる。つまりLSはメルセデスやBMWを本気で焦らせた1台だったわけだ。

そんな伝説を持つLSの新型となれば、当然世界中から注目が集まる。しかも我々日本人にとっても、昨年8月から日本での展開が始まったレクサス・ブランドの主役として見逃すことができないモデルでもある。

発表の会場は超満員、いかにこのLSが注目されているかの証に思えた。そして発表…驚きはまずエンジン。4.6Lの排気量を持つV型8気筒DOHCは、最高出力380ps、最大トルク51.0kgmとアナウンスされた。この数字は従来のエンジンでいえば、排気量が5.0Lはないと実現できない数値なのだ。しかもこのエンジン、これほどの高出力にもかかわらず、燃費や排ガス性能にも優れているのだから驚きである。さらにその後、ATは8速! とアナウンスされると会場からは「おおっ!」と感嘆の声。8速は当然、世界で最も多いギア段数となる。

さらにその後、オーディオはマークレビンソン製でスピーカーは19個! とアナウンスされるとまたもや「おおっ!」と感嘆の声。質より量、同じ価格なら大きなもの…という思考を持つアメリカの人々は完全にノックアウトされた感じだった。

しかし、僕が何より凄いと思ったのは、リアシートに搭載されたマッサージ機能。現在、ロングボディを持つ高級サルーンの後席には、必ずといっていいほどマッサージ機能が備わる。しかしそれらはあくまで欧米のマッサージ・レベル、つまり振動する程度のものがほとんどである。

実際に海外で本物のマッサージを受けると、本物のマッサージを知っている日本人的には「お前ちゃんと力入れてもまんかい!」と思うことがほとんど。だが、それは自動車でも同じで欧米の高級サルーンのマッサージ機能は、日本人的にはちょっと物足りない場合が多かった。

が、しかし! 45度のリクライニング機構を持つレクサスLS460Lの後席に座り、マッサージのスイッチをオンにすると…まさに恍惚の世界。そこには日本ならではの家庭用マッサージ機と全く同じように、タマがしっかりと動いてコリをほぐすレベルのものが実現されていたのだ。

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レクサスのチーフエンジニアである吉田守孝氏に聞くとこのマッサージ機能は、「実は松下製のもので、家庭用マッサージ機でいえば100万円クラスに相当するもの」だという。

日本を訪れる外国の人々は、日本の本格的マッサージや家庭用マッサージ機に感銘を受ける人が少なくないという。事実、親指やタマが筋肉にめり込むようなあの感覚は海外では味わえないもの。その意味では東洋の神秘とすらいえるかもしれない。

そんな日本ならではのマッサージが、ついに高級車の世界に投入されたのである。もちろんこの機能は海外で発売されるLSにも搭載される。彼の地でLSを買った人がマッサージをオンにして…と考えると、これでLSの虜になる人は少なくないと思える。同時にこの機能は、LSを絶対に購入するだろうライバル・メーカーも知ることになるはず。そしてライバル・メーカーのボードメンバーがこのマッサージに感激したら…もしや、第2のレクサス・ショックを生むのではないか?(笑) 

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というのはさておきレクサスというブランドは、日本ならではの「おもてなし」の感覚を重視し、クルマの中に盛り込むことを強く意識している。もちろんそれはあらゆる部分においての話なのだが、僕はLSの後席に座って、これぞ日本の究極の「おもてなし」と思えたのだった
ちなみにこのLSは今年中盤に日本でも販売が開始される予定である。

●Manabu's eye●LSの後席マッサージ機能は、まさに日本ならではの文化。今年以降、高級車の世界ではマッサージ機能にライバルが震撼し、第2のレクサス・ショックが起こる(笑)か?

【SPEC】 -レクサスLS460-
※数値は北米仕様、括弧内数値は460L(ロングボディ)のもの。

全長×全幅×全高:5029(5151)×1875×1476mm
ホイールベース:2969(3091)mm
車両重量:---kg
エンジン:V型8気筒DOHC
最高出力:380ps/---rpm
最大トルク:51.0kgm/---rpm
トランスミッション:8速AT
車両価格:---万円(税込)
お問い合わせ:レクサス
by ism-premiumcar | 2006-02-01 00:00 | レクサス