日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、河口まなぶによるプレミアムカー情報
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インフィニティG35 -次期スカイライン、もうすぐ登場!?その3-
■先代のスカイラインV35では、フラットライドを謳った乗り味は実際には疑問に思えた。例えば高速道路では、フラットライドとは言い難い揺すられ感も感じられた。しかし今回は確実にフラットライドが実現されたといえる。
■張りのある乗り心地で路面の変化を見事いなしていき、実にカッチリした感触をドライバーに伝えてくるのだ。これはボディがしっかりとした剛性を持っており、サスペンションが良く動くからだといえる。
■試乗車はアメリカ仕様だったため、ハンドリングはひと言クイックという表現が相応しかった。操舵に対する初期の反応の鋭さは初期のV35的でやや忙しい印象を受けた。ステアリングフィールの上質さを考えても、もう少しスローな方がクルマのキャラクターに合うだろうと思えた。ただし日本仕様はもう少し穏やかになるというから安心要素だ。
■今回のシャシーにおける目玉は新たな4輪アクティブ・ステアリングを備えたことだが、この機構の実力はかなり高い。今まで日産がお家芸としてきたリア・アクティブステアに加え、フロントにまでアクティブ・ステアを備えたことで、よりハイスピードで安定した限界の高いコーナリングを涼しげにこなすようになった。
■こんな具合で次期インフィニティG35は走りに関しても、細かな部分で気になる部分こそあるが、プレミアムなスポーツセダンと呼ぶに相応しい仕上がりだったのである。
■日本では11月の後半に「スカイライン」として登場するというから期待したい。
by ism-premiumcar
| 2006-10-31 23:58
| 日産