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日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、河口まなぶによる、個性派カー情報。
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次期CR-X? or インサイト? ホンダのジュネーブ出展車

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■このニュースは2月5日に発表されたものであるが、ここであえて取り上げてみたい。ホンダは3月6日から始まるジュネーブモーターショーにおいて、「Honda Small Hybrid Sports Concept」(以下HSHSC)を出展すると発表した。このHSHSCは、ホンダが提案する新世代のハイブリッドカーのデザインモデルと謳われている。

■気になるのはその後に続く言葉で、リリースによると「開発に際し、環境に配慮した最新のハイブリッド技術と、小型スポーツカーを操る楽しさを高次元で両立することを目指した」と記されるように、「ハイブリッド技術」を用いた「小型スポーツカー」という記述がなされていることである。LAショーに登場した「リミックス」に続き、小さなスポーツカーのコンセプトが、今度はハイブリッドという武器を伴って提示されるわけだ。

■ドイツにあるHonda R&D Europe(Deutschland)GmbHがデザインを手がけたこのHSHSCは、イラストを見るとかつてのCR-Xを彷彿とさせるイメージ。また同時にこれまで販売されてきた「インサイト」のイメージも漂っている。

■コンパクトなハイブリッド・スポーツというのは、既に数年前にトヨタがCS&Sというモデルを送り出しているし、別段驚きには値しない。しかし最近のホンダのジュネーブショーでの動きを見ていると、この場で発表されたコンセプトカーはしっかりと市販車になっているため、このHSHSCにも期待が持てるのである。

■かつてのインサイトでは、我々の多くが「これで運動性能が高かったら」という想いを抱いていたが、その辺りをHSHSCは確実に手に入れたクルマとなるはずである。またここで何度もお伝えしている様に、ホンダには今、インパクトのあるプロダクトが望まれているのである。

■このHSHSCではインサイトやシビックハイブリッドで採用するハイブリッドシステムであるホンダIMA(=インテグレーテッド・モーター・アシスト)がスポーツ的なものに進化すると考えるのが自然であろうが、もしかすると新たなものが盛り込まれているかもしれない。

■いずれにしても、ジュネーブショーが待ち遠しい。来週には現地からしっかりと報告をしたいと思っていますので、皆さん期待して待っていてください。
# by ism-individualcar | 2007-02-26 11:20 | ホンダ

ホンダの新種 クロスロード 登場

 ホンダはSUVのデザインと機動性に、コンパクトカー同等の扱いやすいサイズ、ミニバンの3列7名乗車機能を融合させた「クロスロード」を2月22日に発表、翌23日から発売を開始した。
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 クロスロードは「アクティブ・ライフ・ナビゲーター」をコンセプトに、毎日の生活の様々な場面を積極的に楽しめる、枠にはまらぬ新しい生活へと誘うクルマを目指し、開発したという。

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 基本メカニズムは既に販売されている同社の3列シートのコンパクト・ ミニバンであるストリームから受け継いだもの。これをベースにSUV風のボクシーなデザインが与えられた車高の高いボディを組み合わせている。

 搭載エンジンは1.8/2.0Lの直列4気筒2種類を用意し、これに5速ATを組み合わせている。4WDの他に2WDのFF(フロントエンジン・フロントドライブ)も用意。

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 最近のクルマとしては珍しく「ボクシー」なデザインが特徴。だがフロントのヘッドライト部にあたるコーナーを徹底的に削り取ることで、実用最小回転半径は1クラス下となる同社のモビリオ以下を実現しているという。

 様々なカテゴリーの自動車の特徴を組み合わせて1台にまとめた手法は、「クロスオーバー」と呼ばれるが、ホンダでは「単に良いとこ取りをしたのではなく、様々な価値が融合することで今までにない新たな価値が生まれる」ことを強調する。

 そうしたコンセプトもあってか、発表時にはタレントの中川翔子を広報担当に、俳優の大泉洋を工場長に任命してプロモーションを展開するなど、新たなアピールにも挑戦している。

 人口の多い団塊ジュニアをターゲットに、1人1人の「マイワールド」 を彩ることを狙ったというクロスロード。小型ミニバンのクラスに新たな価値観を提示したこのモデルは、果たして登場1ヶ月後にどのくらいの台数が売れるのか? 注目したいところである。
# by ism-individualcar | 2007-02-23 12:13 | NEWS