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河口まなぶ
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日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、河口まなぶによる、個性派カー情報。
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三菱デリカ D:5の販売が好調、目標の3倍に

 三菱自動車は1月31日に発売した新型「デリカ D:5」の累計受注台数が、販売開始後の一ヶ月で7500台になったと 発表した。

 デリカ D:5の月間販売目標台数は2300台であるため、目標の3倍を超える受注となった。また同時にこれは2005年1月の「三菱自動車再生計画」発表以降の新型車としては最も好調な立ち上がりになったという。

 受注内容・内訳を見ると、元も人気が高いのはG-Navi Packageグレードで全体の44%を占める。そしてこれに次いでG-Premiumが36%、G-Power Pcakageが12%、Gが5%、Mが3%となる。

 また購入年齢層について最も多いのは40代の30%で、次いで30代が26%、50代が20%、29歳以下が17%、60歳以上が7%となっている。

 ボディカラー上位5位は、5位がブラックマイカ/ミディアムグレーマイカの2トーンで9%、4位がブラックマイカで14%、2位同率の16%で、ウォームホワイトパールとウロームホワイトパール/クールシルバーメタリック(2トーン)。そして1位がクールシルバーメタリック/ミディアムグレーマイカ(2トーン)で19%となっている。

 三菱自動車の分析によると、デリカ D:5はワンボックスタイプのミニバンながらも他者にはない悪路走破性の高さや快適なスペース&ユーティリティを併せ持つ点が、ユーザーに広く好評を博しているという。また購入層は30-40代の行動派ファミリー層を中心に購入されているという。
# by ism-individualcar | 2007-03-02 18:59 | NEWS

アウディR8 アウディの新価値スポーツ1

アウディR8 アウディの新価値スポーツ1_f0040885_14363296.jpg

■2月の頭にアメリカはラスベガスで開催された「アウディR8」の国際試乗会に参加した。R8はアウディの戦後以降の歴史の中で、初めて世に送り出すピュアなスポーツカーである。そしてアウディ自身もこのR8で、世界で最も厳しいこの市場に「参入する」と謳っている。

■アウディが言うこの市場とはもちろん、スポーツカーの市場だが、ここは本当に新規参入が難しい場所である。R8が想定するライバルはポルシェ911やアストンマーチンV8ヴァンテージなどで、価格的には1500万円前後の市場。いわゆる「ミドルクラス」のスポーツカー市場ということになるだろう。ポルシェやアストンマーチンという名前からも分かるように、この市場はつまり、歴史と伝統のあるブランドに牛耳られた世界でもある。またポルシェやアストンマーチンはその走りをして、クセや毒といったものを個性や魅力としているブランドだともいえる。言い換えればここは、「ヘリテージと味」が重要な市場であり、実際に過去多くのメーカーが参入しては既存の価値である「ヘリテージと味」に取って代わるものを提示できずに淘汰されていった。例えばホンダNSXがそうした1台で、NSXは90年の登場時に新たな価値観でこの世界を一変させるほどの影響力を確実に与え、約15年ほど戦い続けたものの、ついに力尽きたといえるのが実際である。また最近では、デトロイトショーで発表されたレクサスLF-Aやアキュラ・アドヴァンスド・スポーツカー・コンセプトがこの価格帯により高性能で参入しようとしている。

■そんな市場にアウディはR8を送り込んだ。同時にR8がこの市場に、先進のテクノロジーとハイクオリティなデザイン、そしてクセがなく素直ながらライバルを凌駕する性能を持ち込んだ。そんな部分にアウディR8の、スポーツカーとしての新価値があると思えたのである。


# by ism-individualcar | 2007-02-28 15:22 | アウディ