日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、河口まなぶによる、個性派カー情報。
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ダイハツ・ブーンX4 -リトル・ダイナマイト登場!! その2-

■走り始めてスグ、ブーンX4は底抜けに痛快な感覚を伝えてくる。まず何と言っても印象的なのはドライブトレーン(=エンジン+トランスミッション)だ。最高出力133ps/7200rpm、最大トルク13.5kgm/3600rpmを発生する936ccターボは、クロスレシオの5速MTと相まって、まさに「弾けるような」加速を生み出す。数字からも分かるように絶対的な速さはないわけだが、体感的な速さはかなりのもの。

■3000回転を超えた辺りからターボらしく力が増強され、タコメーターの針は一気にレブリミットの7500rpmへと駆け上る。しかもクロスレシオの5速MTが組み合わせられるからシフトアップしても力が全く衰えず、針は再び7500rpmへ…といった感じの繰り返しで、アッという間に5速にたどり着くのだ。車重も980kgと軽量のため、実に軽快に前に出て行く。久々に「パンチがある!」と思えるエンジンだった。

■さらにハンドリングはドライブトレーン以上に痛快だった。ステアリング操作に対して、ロールは速度は遅く、量も多く出るだけに、お世辞にもボディコントロールが巧み…とはいえない。が、ワインディングではこれが却って痛快さを増す要素となっている。

■コーナーへ進入するためにステアリングを切っていくと、ブーンX4はグラリと大きくロールする。その後思い切ってアクセルからアシを離す…と、かなりの前荷重となりタックイン(=ノーズがコーナーイン側に向く現象)が起こり、リアタイヤが少しスライドする。ここで向きがスッと変わるわけだ。そこですかさずアクセルを踏み込むと、4輪全てのタイヤに駆動力が伝わり、即座に姿勢を安定させて前へと突き進んでいくのである。やや乱暴なドライビングではあるが、想う存分に運転を愉しむことができるのは間違いない。ドライバーが腕でクルマをねじ伏せ格闘している感覚が相当にあるのだ。こうしたコツを覚えると、それこそX4はコーナーを右に左に実に小気味よくクリアしていく。ズバッと姿勢を変えてガツンと前へ出る。速度域はそれほど高くなく、限界域も分かりやすいが、ドライバーは知らぬ間に熱くなっているのだ。

■ブレーキがややプアな感じを受けるが、これは購入した人の多くが社外の強化品などに変えるだろうから仕方ない部分だろう。またサスペンションは、現状のままでも十分に痛快のひと言だが、競技ベースと考えればこれも変えてしまう部分。そう考えると、手を入れた時にはさらにピリ辛な1台になることは間違いない。
■ただひとつ問題なのは、クロスレシオが相当に強烈で、高速道路の100km/h巡航時には5速で4300rpmにも達する。これは日常使用を考えると、かなりの割り切りを求められる部分である。
■とはいえ久々に、「痛快の限り」を尽くしたホットハッチ…X4からはそんな印象を受けたのだった。いわゆる乗用ホットハッチとしてはバランスに優れたスイフト・スポーツが魅力的。だがブーンX4は競技ベースという出自を持ち、乗用ホットハッチとしてはアンバランスではある。しかし、それだからこそ病みつきになる痛快さが溢れている…ともいえるのではないだろうか?
お問い合わせ:ダイハツ
by ism-individualcar
| 2006-04-27 00:54
| ダイハツ