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プジョー1007 -生活臭のない実用車-

■プジョーの車名は通常3桁数字で示されるが、このモデルが4桁車名となるのはそうした新ジャンルだからだとプジョーは説明する。今後も新ジャンルのクルマや既成概念にとらわれないモデルに関しては4桁車名を使っていくということだ。
■1007のスタイリングは、プジョーとは長い付き合いのあるピニンファリーナの手によるもの。さすがと思えるのは、スライドドアを採用し優れた乗降性を実現した実用車にも関わらず、日本の小型車に感じられるような生活臭が一切漂わないこと。いやむしろ、眺めているだけで楽しさを感じさせる魅力的なスタイリングを作り上げているところだ。

■室内も非常にポップな仕立てで、エアコンの吹き出し口やシートの中央部分などがカラフルな仕上げとなる。しかもこれらの部分は取り外しが可能で、「カメレオ・キット」と呼ばれるトリム・キットを別途購入すれば、自身の好みの色にすることもできる。つまり室内は気分次第で着せ替え可能というのが楽しい。
■走りはプジョーの小型車らしい、実に元気でキビキビしたもの。さすがに背高だけあって横風には強くないし、全長が短いため高速などではヒョコヒョコとした動きも出やすいが、そうした部分は楽しく気持ち良い走りで払拭されているので安心。また車両姿勢制御安定装置であるESPを標準装備するなど安全面もしっかり対応しているので安心して元気な走りを味わうことができる。

■プジョー1007登場以前から、日本には助手席型のみ超大型スライドドアを備えた小型車のトヨタ・ポルテが存在する。このため日本市場においては、1007はプジョーが言うほど「新ジャンル」という感じはしない。が、トヨタ・ポルテと比べて分かるのは、例え実用車でもフランスのプジョーが手がけると、これほど楽しそうなクルマになるということ。この差は…致し方ないか。
●Manabu's eye●楽しげな内外装、元気な走りで毎日を色鮮やかにしてくれる小型車。いまの時代に求められる「個性」を分かりやすく伝えてくれる存在といえる。
【SPEC】 -プジョー1007-
全長×全幅×全高:3770×1710×1630mm
ホイールベース:2315mm
車両重量:1200kg(1.4)/1270kg(1.6)
エンジン:直列4気筒SOHC
排気量:1360/1587cc
最高出力:73ps/5400rpm(1.4)/108ps/5800rpm(1.6)
最大トルク:12.0kgm/3300rpm(1.4)/15.0kgm/4000rpm(1.6)
トランスミッション:5速2ペダルMT
車両価格:199万円(1.4)/229万円(1.6)(ともに税込)
お問い合わせ:プジョー・ジャポン

