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河口まなぶ
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日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、河口まなぶによる新車情報。
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トヨタ・カローラ -ある意味問題作、か?その2-

■カローラはかつて、日本車が世界に追いつけ追い越せで成長してきた頃の1台。とにかく世界の自動車に追いつくために成長を重ねてきた。そして極めて短時間で、世界に追いついた。特に性能や品質の向上は著しく、最近では環境や安全において世界の頂点を極めている。しかしそうした事実の一方で中身、つまり走ってどうか? とか、味わいがあるのか? 楽しみがあるのか? というある意味文化の側面はほとんど手つかずのままだった。いや、正確にいえば、目に見える部分、分かりやすい部分で日本車およびカローラは急成長を遂げ、それはユーザーも認めてきたといえる。が、ユーザーもそうした成長に満足し、自動車としての文化の面における世界との格差には敏感にはなれなかったように思える。そうした背景が今日の日本車およびカローラおよびトヨタを作り上げ、カローラを買う日本のユーザー(かなりのボリュームだ)を育ててきたと思えるのだ。

■そう考えるとカローラというのはまさしく日本車の成長の縮図といえる存在である。

■もちろんクルマ好きにとっては、そうしたことなど関係ない…といってしまえばそれまでのこと。だからあえてカローラを取り上げず、そっとして置くのもひとつの手である。しかし僕はあえて、カローラについて書いてみたくなった。なぜなら、このクルマこそが日本車の核であり、ここからあらゆる日本車が派生しているように思えるからである。

■低価格で高品質・高性能、趣味嗜好を考えなければある意味パーフェクトな日本を代表する1台。しかしそれは我々にとっては興味の対象外…という事実。果たしてみなさんは、カローラをどのように思うだろうか?
トヨタ・カローラ -ある意味問題作、か?その2-_f0040106_1202069.jpg

by ism-casualcar | 2006-11-28 01:30 | トヨタ
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