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マツダ・ロードスター -ついに登場した電動ハードトップ-

マツダ・ロードスター -ついに登場した電動ハードトップ-_f0040106_2194545.jpg

■ついに登場したロードスターの電動ハードトップ・モデル。正式な車名はパワーリトラクタブルハードトップで、略称PRHTと呼ばれる。

■写真を見ても分かるように、ソフトトップのロードスターと比べても「意外に」可愛らしく愛着が持てるスタイリングが展開される。

■電動ハードトップの開閉時間は12秒と、この手としては世界最速。しかも他の電動ハードトップとは異なり、屋根を開けても荷室が一切犠牲にならない。また開閉方法も実にユニークで、一見すると2分割に見えるが実は3分割。屋根が収納される直前にリアガラスが外れる仕組みを持っている。開閉方法はソフトトップ車と同じロックを解除して、ハザードランプ横に設置されたボタンを押すだけ。ただソフトトップはロックを解除して後ろに幌を勢いよく投げるように畳めば約3秒で屋根が開くわけだが…。輸入車の電動ハードトップのように走行しながらの開閉はできないのが残念。

■走りはソフトトップに遜色ナシ。強いていうならばリアの落ち着き感がアップしており、ソフトトップよりもやや重厚な乗り味と感じる人もいるはずだ。電動ハードトップ化による前後重量配分の変化や車重増(わずか37kgというのがエラい)に合わせ、リアのサスペンションは若干固められ、フロントではスタビも変更されている。これによってリアの落ち着きがアップした感じを受ける。またコーナー脱出などでは、トラクションが高いようにも感じる。とはいえ日常使用においてはソフトトップとそれほど差を感じないはずだ。

■ロードスターはこれまでずっとソフトトップを採用してきたが、ソフトトップゆえに購入に二の足を踏んでいた人も多かったという。特に都会では屋根付き駐車場が確保できなかったり、ソフトトップの場合は防犯やいたずらの心配も多い。だがこのPRHTが発売されるとマツダのディーラーにはこれまでとは異なるお客が足を運ぶようになったという。年輩の方も多いほか、先の購入に二の足を踏んでいた人、さらには輸入車の電動ハードトップと比較して購入という人もいるそうだ。事実人気は上々で、現在オーダーしても納車は12月になるというほど。

■というわけでこのPRHTはロードスターの新たな世界を広げる1台なのである。
by ism-casualcar | 2006-09-23 02:31 | マツダ
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