『HOME MADE 家族 3RISE TOUR 2013 ~グッドモーニングジャパン!~ 』

最新ライヴレポートはコチラ!!
[2013/03/18掲載]


『家宝 ~THE BEST OF HOME MADE 家族~』

最新インタビューはコチラ!!
[2014/01/07掲載]


PROFILE

【KURO】
HOME MADE 家族のMC

一番多感な少年時代をアメリカで過ごした事(12年間)でHIP HOP文化自体を生活の中で体感する。帰国後、高校のクラスメイトと共にユニットを結成。渋谷、町田、六本木など関東圏の数々のクラブでライブを経験しスキルを磨く。 低音域でささやくようなRAPから心に響くような語りかけるスタイルまでオリジナルを確立している。 特に英語の発音、リリックはまさに本物である。

LINK
RELEASE INFORMATION
Best Album

『家宝 ~THE BEST OF HOME MADE 家族~』
2014/01/08リリース


『家宝 ~THE BEST OF HOME MADE 家族~』

【初回生産限定盤】
KSCL-2350~51
¥3,900(税込)

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『家宝 ~THE BEST OF HOME MADE 家族~』

【通常盤】
KSCL-2352
¥2,800(税込)

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青春群像劇
オリンピックの結果に一喜一憂し、沸き立つ今日この頃ですが、こんな記事を読む機会がありまして、

今まで見た中で最高に左翼な開会式だね。共産党国家の北京よりも左翼。次は社会保障へのトリビュートか??

奇しくも、その流れでコレを観るという偶然が起きました。

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「ザ・コミットメンツ」

お蔭で、ただの音楽映画だと思っていたら違った側面を持って観ることができました。


監督:アラン・パーカー
主演:ロバート・アーキンズ/マイケル・アーニー/アンジェリン・ボール/マリア・ドイル

あらすじ:
ダブリンの労働者階級に生まれたら成功する道は3つ。プロサッカー選手、プロボクサー、ミュージシャン。そんなダブリンで、本物のソウルミュージック・バンドを作ろうと集まった12人の若者たち。素人同然の彼らが結成したバンド“ザ・コミットメンツ”は練習場所にもことかく困難や挫折を明るく乗り越えて、次第に魂(ソウル)の音楽を作り上げていく。。。

1991年制作のイギリス・アイルランド合作映画。実は、そんなに期待していなかったのですがこれがスゴく良かった。きっと上記の記事をたまたま読んだ後だったからでしょうか。欧州に根深くはびこる差別や宗教問題を軽妙なアイリッシュ・ジョークで弾ませながら、往年のソウルミュージックのカバー(これがなかなか秀逸!)と共に、バンドの栄枯盛衰を描いています。特に印象に残ったマネージャーのジミー(ロバート・アーキンズ)が発したこのフレーズ「アイルランド人はヨーロッパの黒人だ。 ダブリンっ子はアイルランドの黒人だ。ダブリン北部に住んでる奴はダブリンの黒人だ」

確かに、映像に出てくる彼らの生活環境はまさにゲットーそのもので、街自体が激しく劣化しています。音楽をやりながら昼間は生活保護センターに赴いたり、低賃金の仕事に就いたり、そんな劣悪な環境に住む彼らこそまさに、欧州のなかの黒人、ソウルミュージックを演奏するのに相応しいと言うわけです。「俺たちの、ダブリン・ソウルをやるんだ!ソウルを心から歌うんだ!」メンバーを広告で募集しながらオーディションをやり、様々な問題を抱えながらデビューを目指していきます。

メンバー募集広告の最後のフレーズに「南地区はお断りだ」と小さく皮肉が入れてあるのですが、それも上記の記事を読めば合点がいきます。カトリック系住民とプロテスタント系住民が長きに渡って殺戮を繰り返した北アイルランド紛争のことを暗に示唆しているのです。調べると、ロンドンオリンピックの開会式を監督した(トレインスポッティングでも有名な)ダニー・ボイルはアイルランド・カトリック教徒の労働者階級の両親の元に生まれています。つまりは、この映画の底流に流れている同等のフィーリングを彼は開会式で含ませたのです。

そのフィーリングとは、この映画を観るとちょっと解るのですが、彼らの地域独自の“ドギツイ”ジョーク、スラング、自虐性、反骨精神そういった土着的な部分からくるもので、もうね、曲がりなりにも英語がちょっと解るとかなり笑えるセリフがたくさん出てきます。そのコミカルさが作品の底流に流れている澱みを軽快に濾過し、どうしようもなく観ている僕をくすぐってきます。それにしても、生きるというのはなんて醜悪で羞恥で下品で卑猥で逞しいのでしょう。踏みにじられ、蹴倒され、罵倒し、嘲罵し、それでも花は咲くんですね。生命力って、美しいなと思いました。98点。

THE COMMITMENTS - Trailer ( 1991 )


因みに、主演者は全員オーディションで選んだアイルランド出身のミュージシャンです。この映画以降、実際にザ・コミットメンツの名前でライブも行っている様子。なかなかいいですよ。特に、白眉だったのは、James Carr の“The Dark End Of The Street”のカバー。良かったな〜。

The Commitments - Dark end of the Street


他にもたくさんのソウルの名曲群をカバーしているのでその辺も必見です。

余談ですが、サム・クック・テイスト・ハンター的一場面。

世界中の有名ミュージシャンと共演してきたと、真偽の判らないをことを言うトランペットのジョーイ・ザ・リップスが発したこのセリフ。サム・クックとも一緒に演奏したそうです。

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以上です(笑)


さて、告知が一つ。今晩0:00から「Love is... feat. Ms.OOJA」の着うたフル(R) が配信スタートします!レコチョク限定で、この着うたフル(R) 着うたフルプラス(R)をお買い上げの方の中から抽選で5組10名様を、9/13(木)の夜に配信を予定しているHOME MADE 家族の生配信番組のスタジオ観覧にご招待いたします!

<特典期間>
8/1(水) 0:00〜8/7(火) 23:59

このチャンスをお見逃しなく〜!

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by hmk-kuro | 2012-07-31 20:28
境界線とは
島根県は松江市の水郷祭に遊びに来てくれたみなさん、本当にありがとうございます。

遠くからわざわざお越し頂いた方、地元の方、たまたま通りかかった方、みなさんの心にほんの少しでも忘れられない夏の跡が残っていたら嬉しいです。

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黄昏時の河はどこか物憂いで刹那的。振り返ってみれば、夏休みってずっとそんな感じだったような気がします。

さて、今週末は九州男の「MUSIC LIFE」。そして来週は僕ら主催の「HOTな家族の夏祭り!」があります。まだまだ夏休みは続きそうですよ。さらに忘れられない夏の跡を一緒に残しましょう。

それと、「家族Fes」の第二弾出演者も発表されました☆

少しずつ完璧な布陣になりつつあります。更なる続報に乞うご期待。


久しぶりにコレみました。

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「110番街交差点」

監督:バリー・シアー
音楽:J・J・ジョンソン/ボビー・ウーマック
主演:アンソニー・クイン/ヤフェット・コットー/アンソニー・フランシオサ

あらすじ:
ニューヨークを根城とするマフィアが黒人ギャングに大金を奪われる事件が発生。捜査を命じられた黒人警部ポープ(ヤフェット・コットー)は、ハーレム担当で人種偏見の持ち主である白人の部長刑事マテリ(アンソニー・クイン)と共に犯人を追う。暗黒街を舞台に、白人黒人入り乱れての激闘を描いたクライム・アクションの佳作。A・クインが自ら製作総指揮も兼ねた意欲作で、ボビー・ウーマックの主題歌もヒットした。

1972制作の、サントラがあまりにも有名な作品。音楽を担当したソウルレジェンド、ボビー・ウーマックは先頃来日したばかり。もちろん、KURO&S★Gの面々とビルボードまで見に行きました。なんせきっと次はないですからね(笑)この映画の主題歌「110番街交差点」をやってくれました。その時のお客さんと僕らの狂喜乱舞具合と言ったら。。。ただ、もうすでに良いお歳をした御大ですからそのパフォーマンスの可否は脇に置いておきましょう。とりあえず、レジェンドが動いているのを生で見れただけも大満足、ということにしておきました。

非常にカッコいい曲です。実際の映画のオープニングと共に聴いてみて下さい。

Across110th Street /Opening(1972)


歌詞がこの映画のすべてを語っています。(曲は2:58〜3:00までで終わりです)

この曲は、最近だと「ジャッキー・ブラウン」や「アメリカン・ギャングスター」でも使用されたので聴いたことがある人もいるのは?

映像は古いですが、プロットはよく出来ていて、憎み合いながらも協力し合う警察官二人の人種と、同様に忌み嫌い合いながら協力関係にあたるギャングとイタリアンマフィアの人種が両者共、黒人と白人であるのがストーリーに妙味な皮肉を生んでいます。

「110番街交差点」とは、ハーレムとの境、“黒人との距離を置いてくれるセントラルパーク”つまりは、人種の境を隔てる交差点のことをここでは指しています。劇中でマフィアのお金を奪ったジムの、恋人に対する叫喚が虚しくも形を持って観ている側に響いてきます。なぜだか犯罪者なのに咎めることができない自分に気付きました。終わり方も潔く、善いも悪いも無く、また生と死に躊躇がないのがとても良かったです。僕的に90点。
by hmk-kuro | 2012-07-30 19:40
勢い
RAYS、優勝して良かったね〜。

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大舞台が似合ってたよ。

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M1の敗者復活戦みたいな感じですかね。パークステージという別の場所にあるステージでパフォーマンスをして票をたくさん獲得するとメインステージでライブができるという。

ミクロと一緒に密かに見学していましたが、みんなレベルが高かったです。

誰が選ばれてもおかしくなかった。

でも、RAYSは安定していたかな〜。ホームでもあったしね。

これから一年、更に躍進してメインステージの常連になることを願っています。僕らも良い刺激をもらいました。

そうそう、これも完成しましたよー。

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ニューシングル「Love is...」feat.Ms.OOJA。

もうすぐ発売です。楽しみにしていて下さい。
by hmk-kuro | 2012-07-28 23:30
ついにスマホに登場!!
今日は告知だけ。

スマートフォン版「HOME MADE 家族の家」がついにOPENしました。

携帯版に引き続き、メンバーからメールが届く「つぶやきメール」をはじめ、限定動画やチケット先行など、コンテンツ盛りだくさんでお届けいたします。

◆スマートフォン版「HOME MADE 家族の家」対応サービス

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※過去に配信された待受画像のギャラリーになります。
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※2010年04月以降に携帯版アジアンカンフー公式+にて配信された動画のみ対応しています。
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※テンプレート以外のものに対応しています
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※イベントご招待/チケット先行予約などの企画


◆スマートフォン版 「HOME MADE 家族の家」 非対応サービス
・過去配信された待受画像
※GALLARYにて見ることができます
・待受FLASH
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詳細はサイトにて!

アクセスお待ちしております!

HOME MADE 家族の家
http://www.home-made.jp/

ついにスマホに登場!!_f0182998_23162940.gif

by hmk-kuro | 2012-07-25 23:20
ラウンド・ミッドナイト
そろそろスマホ対応のお知らせが、来そうな予感がします(笑)

様々なコンテンツがあるそうなので僕も楽しみです。

そして、制作もいよいよ一段落しそうです。明日で決着付くかな。。。もっと浸っていたい気もしますが、どうやら時間は有限なので致し方ありません。限られたなかで精一杯注ぐだけです。尤も、余白があった方が次回の楽しみとなって良いですが。とりあえず、スタジオワークスは今日明日で一旦締めることになりそうです。

昼夜逆転した生活をしているとこんな映画が観たくなります。

ラウンド・ミッドナイト_f0182998_19315942.jpg


「ラウンド・ミッドナイト」

監督:ベルトラン・タヴェルニエ
音楽:ハービー・ハンコック
主演:デクスター・ゴードン/フランソワ・クリュゼ/ボビー・ハッチャーソン

あらすじ:
パリ、1959年。アメリカのテナー・サックス奏者デイル・ターナー(デクスター・ゴードン)がクラブブルーノートに出演するためにやって来た。盛りを過ぎたとはいえ長年、サックスの巨人として君臨してきたデイルの来仏は、パリのジャズ・ファンの心をときめかした。その音を、クラブの外で雨にうたれながらじっと聴いている若者がいた。貧しいグラフィック・デザイナーのフランシス・ボリエ(フランンワ・クリューゼ)で、彼はみすぼらしいアパートで待っていた9歳の娘ベランジェール(ガブリエル・アケル)にその感激を語って聞かせた。「彼は神のように素晴らしかった!」やがてデイルとフランシスは意気投合。しかし、デイルはアル中で、酒が入ると姿をくらませてしまう。フランシスはデイルを家に引き取り、面倒を見ることにした。数ヵ月後、ついに別れの時がやって来た。デイルがニューヨークヘ帰る日が来たのだ。別れ難いフランシスはデイルについてアメリカに行く決心をかためた。だがアメリカでのデイルの演奏は若い聴衆には受け入れられず、失意の日々が続いた。フラスシスはそれが耐えられず、今度こそ本当に別れを告げ、パリに旅立った。。。

1986年に製作された、アメリカとフランスの合作映画。主役のデクスター・ゴードンを始めとするハービー・ハンコックやボビー・ハッチャーソンなどモノホンのジャズプレイヤーたちが役者として登場し、全編を煙たいジャズミュージックが支配する、とても間遠で退廃的な雰囲気のある作品でした。“モダンジャズの祖”と言われたジャズ・ピアニスト、バド・パウエルがパリで活動していた時期の話を元に作られたものだそうです。音楽、特にジャズが大好きなスタッフ陣が制作したものだけあって演奏シーンの見せ方、聴こえ方に敬意を払いながら丁寧に描いていると思いました。それゆえに、映画そのもののストーリー性は少し矮小している印象があります。

主役を演じた、実際にジャズ・サクソフォーン奏者でもあるデクスター・ゴードンの喋り方や振る舞いは、僕がイメージするジャズメンの喋り方とはこうだ、そのものであり、耳聞する当時のミュージシャンの“酒とバラの日々”を地でいっているようで生々しいです。40年代、50年代(〜70年代をピークに)多くの才能ある巨人たちが、神から授かったギフトを悪魔と契約することで破滅していきました。人をこれほど幸せにする音楽なのに、それを創作、演奏する者の孤独、苦悩と寂寥感。音楽と引き換えに失ったもの。幸せを運ぶためになぜ辛さを舐めないといけないのか。映画の端々に僕も同じミュージシャンの超〜端くれとして考えさせられるセリフがたくさん出てきました。65点。音楽は良いけどね。

round midnight~As Time Goes By~

by hmk-kuro | 2012-07-24 20:34
火の玉ロック
今日も比較的過ごしやすい一日。湿度は少し高いですが、快適快適。

昨日はレコーディングに没頭し過ぎて、帰宅したのが朝方五時頃でした。アイディアをたくさん出し、ためつすがめつそれを眺め、試し、冷却させ、解凍し、最高の回答を探すのです。この作業がホント、昔から嫌いじゃない。

ライブも楽しいですが、穴蔵に籠って深く沈殿し、世界を変える言葉を見つけに行く思考の旅にえもいわれぬエクスタシーを感じます。

早くみんなに届けたくてウズウズしています。次回作に期待していて下さい。

さて、今日はコレ観ました。

火の玉ロック_f0182998_19045.jpg


「グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー」

監督/制作/脚本:ジム・マクブライド
主演:デニス・クエイド/ウィノナ・ライダー

あらすじ:
ロックスターを夢見るジェリー・リー・ルイス(デニス・クエイド)はエルヴィス・プレスリーを発掘した名プロデューサー、サム・フィリップスに自分の曲を売り込みに行く。彼の曲はたちまち全米で大ヒット。「火の玉ロック(グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー)」はビルボード1位を獲得する。だが、バンドのメンバーの娘である13歳のマイラ(ウィノナ・ライダー)と結婚したことをきっかけに、彼の人生は暗転する。。。

1989年制作。50年代のスーパースター、ジェリー・リー・ルイスの半生を描いた作品です。実は、このタイトルにもなっている「グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー」は、僕がカラオケで「ラ・バンバ」以外に歌詞を見なくてもそらで熱唱できる数少ないレパートリーの一つでもあります(笑)生まれた時から親のカーステで12年間聴き倒した楽曲ですから、耳からこびり付いて離れません。50年代、60年代のオールディーズなら任せて下さい。大変有名な曲なので、ジェリー・リー・ルイスを知らなくてもこの曲は一度ならずとも聴いたことがある人も多いのではないでしょうか?映画「トップガン」でも演奏されるシーンがありました。そのちょっとした場面にも小学生ながらに興奮したものです。

Maverick and Goose "Great Balls Of Fire" (Top Gun)


で、こちらが本家本元の火の玉ロック。アメリカの怪物番組、ディック・クラークのアメリカンバンドスタンドに登場したときのやつですね。

Jerry Lee Lewis Great Balls of Fire - Rock


観客の異常なほどの嬌声と熱狂からも分かる通り、キング・オブ・ロックと謳われていたあのエルヴィス・プレスリーにも迫る人気と勢いで、ピアノを叩くように弾きながら歌うスギちゃんよりもワイルドなパフォーマンスが売りでした。なんせピアノに本当に火をつけちゃう訳ですから、ワイルドだろ〜。(←初めて使ったわ)

その演出は、(ジョニー・B・グッドで有名な)チャック・ベリーに対抗しようと、ジェリーが観客を盛り上げるためにした突発的なパフォーマンスでした。そんな伝説的なライブもこの作品で再現されています。それにしても、本当にワイルドな男でバンドメンバー(しかも従兄弟!)の娘13歳の少女と結婚しちゃうわけですから、生き方までロックな人です。その13歳の妻であるマイラ役の若かりし頃のウィノナ・ライダーがとても可愛い。少女の無垢ゆえに危険性をはらんでいる無防備な純真が瑞々しく画面一杯に弾けています。それに輪をかけて、ジェリーも純真だから(笑)観ていてハラハラドキドキします。でも二人とも真っ直ぐに正直に生きているだけなんですね。

ただ、“真っ直ぐに正直に生きる”とういうのは周囲と様々な軋轢や圧迫を作るもので、その後の彼の音楽に次第に暗い影を落としていきます。。。エルヴィスや名プロデューサー、サム・フィリップスにチャック・ベリーの登場、当時のアメリカの保守的な背景や宗教概念、さらに全編を大好きなオールディーズの数々が彩り、僕的に大変ツボな作品でした。90点。とても楽しめました。

さらにこんな場面もニヤッとしてしまいます。

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ジェリーの新作が快進撃を繰り広げるビルボードチャートにサム・クックの「You Send Me」がチラッと載っているのが映ります。

そして、それを越えちゃうという。

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こういう細かい設定と発見、嬉しいですよね〜。

僕もなかなかのサム・クック・テイスト・ハンターでしょ。

ちなみに、ジェリー・リー・ルイスさんはまだご存命です。
by hmk-kuro | 2012-07-23 20:05
事実は映画より奇なり
本日はレコーディング。

感覚を研ぎすませながら、歌詞なら一行一行、メロなら一節一節、音なら一音一音、すべてが自分たちの納得できる水準に達しているかどうか、互いに厳しく精査しながら歩を進めています。

何でも長く続けるというのは根気のいることですが、続けていくということは、それだけ厳しくなるということでもあると最近は思っています。なぜなら、門戸が狭くなるから。

どういうことかと言うと、色々なことをだんだんと“やり尽くしてくる”からです。もちろん、“やり切る”ことは一生ないですし、日々が勉強であるのはそうなのですが、新鮮な真新しい扉、まだ見たことのない景色、発見と感動のトンネルというのは少しずつ狭くなっていくのも事実です。

ただ誤解して欲しくないのですが、これは創造の泉が枯渇していたり、感覚が衰退したりしているわけではないのです。いつだって、毎分毎秒音楽の喜びは感じています。ただ、自分たちに一際厳しくなっていくのです。

1辛だったのが、今じゃ10辛にしないと満足しないCoCo壱のカレーみたいなものでしょうか。トッピングを変えてみたり、食べたことのない組み合わせにチャレンジしてみたり、で、また1辛に戻ったり。。。それの繰り返し。

創作は闘いなのです。

続けることは、コツを覚えることでもありますが、ややもすれば緩慢で怠惰に陥りやすい側面も持っています。どれだけ自分を鼓舞し、無知を知り、鞭を打てるか??

さ、能書きはこの辺にして前線に戻ります。


ところで、“事実は小説より奇なり”という言葉がありますが、日常生活が突然映画のような展開を見せたらあなたはどう対応しますか?

僕はこの記事を興味深く読み進めていきました。どんな意図が裏に隠れているのか判りませんが、この映画の続きをぜひ観てみたいと思ったのは僕だけでしょうか??

衝撃の展開! ニューヨークのある男からもらった “謎の暗号” が凄すぎて現在海外のネットで話題沸騰中!!

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現実の世界の方がよっぽど奇妙で摩訶不思議ですね。


追伸:
久しぶりにヒップホップの新譜を購入。

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NAS 「Life Is Good」

やっぱ期待しちゃう。

そして、以前ネットでも落ちていましたけど盤でも一応購入。

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D'angelo 「Live In Oslo」

ただ何がいい加減って、これライブ・イン・オスロって書いてあるのに、ホントはストックホルムのライブなんだよね〜。なんてテキトーな(笑)しかも、12年前のVoodoo Tourの音源。そのうち回収されて幻となりそうですね。それでも買っちゃうオレ。。。

D、早く新譜出してくれ。
by hmk-kuro | 2012-07-22 21:35
音楽は楽しくなくっちゃ!
過ごしやすい穏やかな天気が続いています。

最近は、暑すぎるのでこれぐらいが丁度いい。そういえば、昔は30℃越えたらエラいこっちゃでしたが、今じゃ普通のことですもんね。。。確実にヒートアイランド化しています。

ところで、ロンドンオリンピックがもうすぐ開幕されます。街でこんなものを見かけました。

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ロンドンバス。一応、乗車したら次のバス降り場の手前で早めにピンポンを押すのでしょうか?

日本がどれだけ活躍するか楽しみでもありますが、世間の関心がロンドンに向いている間、僕の目は北米南部のニューオリンズを向いていました。

ということで、コレ。

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「ニューオリンズ」

監督:アーサー・ルービン
主演:ルイ・アームストロング/ビリー・ホリデイ/ドロシー・パトリック/アルトゥーロ・デ・コルドヴァ/アイリーン・リッチ

あらすじ:
ルイ・アームストロングが本人役で、伝説のジャズ・シンガー、ビリー・ヒリデイがメイド役で出演し、全編を当時のジャズで彩る傑作音楽映画。ニューオリンズを訪れたオペラ・シンガーのミラリー(ドロシー・パトリック)は、メイドのビリー・ホリデイにジャズを聞かせて欲しいとねだる。ホリデイが案内したのはニック(アルトゥーロ・デ・コルドヴァ)のカジノ。そこではルイ・アームストロングのバンドによって、毎晩ジャム・セッションが繰り広げられていた。ホリデイの歌声に酔い、ジャズに魅せられたミラリーは、ニックにも好意を抱き始める。しかしある事件のため、ニックはニューオリンズを追放されることになる…。主役の二人のロマンスを軸に、ルイ・アームストロングとビリー・ホリデイ、ウディ・ハーマン楽団の演奏でジャズ・ファンも十分堪能できる作品。

1947年産です。久しぶりに観返してみました。演奏される音楽は、今では古き良き時代の産物のように響くのですが、この時代の設定ではジャズはとても“ヒップ”で“最新”で“クール”なものとして見られていました。ちょっと前で例えると、ヒップホップが初めて世間に登場し、最初は不良の音楽だと煙たがられ認められなかったようなものでしょうか。この映画の舞台でも同じく、ジャズ(古くはラグタイム)は地下で演奏され、周囲の目を避けながら、しかし確実にウィルスのようにこのヒップな音楽は人から人へと伝染していくのです。いつの時代もカルチャーは、アンダーグラウンドから発生するものなんですね。

そこでは、ジャズ界の巨人、ルイ・アームストロング(通称、サッチモ)が実名で登場し、そして伝説のジャズ・シンガー、ビリー・ホリデイがメイド役兼シンガーでコラボレーションしています。またそれだけに留まらず、サッチモのバンドメンバー、つまりクラシック・ジャズの名手たちが揃い踏み、おまけにクラリネット・サクソフォーン奏者のウディ・ハーマンも実名で登場するのです。なんて贅沢な映画なんでしょう。音楽の神様たちが生きて動いている姿が観られるだけでも、この作品は一見の価値がありますし、得した気分になれます。

ちなみに余談ですが、ビリー・ホリデイが亡くなったとき、サム・クックは追悼で彼女の曲をカバーしたアルバムを出しています。これがまたスゴく良いのです。興味のある方は、「TRIBUTE TO A LADY」をぜひ☆

ジャズのルーツやその時代背景を暗に啓蒙している作品ですが、決して暗くならないのはおそらくサッチモの終始屈託のない笑顔のせいでしょうか。そして、やはりジャズというのは元来ダンスミュージックであり、暗澹たる気持ちを吹き飛ばすものなのでしょう。音楽の真髄は古今東西変わらないことを再確認しました。点数を付けるのもおこがましいですが、90点。勉強になります。

Billie Holiday & Louis Armstrong - New Orleans

by hmk-kuro | 2012-07-21 23:58
手を自分とするなら腕を否定することになる。腕を自分とするなら体を否定することになる。
今日はまたやけに涼しい日でしたね。

短パンとT-シャツじゃ寒すぎて、久しぶりにパーカーを着ましたよ。

相変わらず制作に没頭しつつ、自分と向き合う日々です。とても楽しい。最近ちょっとラップが上手くなっているかも。

さてさて、制作とレコーディングと時々、映画。

今日はこれ観ました。

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スパイク・リー監督の問題作「ア・ヒューイ・P・ニュートン ストーリー」

監督:スパイク・リー
主演:ロジャー・グァンバー・スミス

あらすじ:
1960年代に立ち上がった革命的な集団“ブラック・パンサー・パーティー”のリーダーであったヒューイP.ニュートンの物語。実在した英雄の闘いと苦悩の日々をロジャー・グァンバー・スミスの独演で描いたドキュメンタリー映画。

ロジャー・グァンバー・スミスはスパイク・リー映画に何度も出演している俳優です。相性は当然ばっちり。元々、ロジャーが一人でオフ・ブロードウェイの舞台で独演していたもので、そこにスパイク・リーが1960年代当時の記録映像、様々なブラック・ムーヴィーからの場面を編集し、それをバックスクリーンに映し出しながら、二人で七年の歳月をかけて作り上げた、映画というよりもミュージカル仕立てのドキュメンタリーフィルムです。ロジャーが最初から最後まで一人で捲し立て、煙を吐き出し、踊り狂い、詩を朗読し、汗をしたたらせ、涙を流し、挙動を奮わせ、全身全霊でこのブラック・パンサーのカリスマ的リーダー“ヒューイ・P・ニュートン”を表現しています。

因みに、このブラック・パンサーとは1960年代のアメリカで差別や圧制に苦しんでいた黒人たちを解放するためにヒューイらが中心となり発足された、非暴力ではなく力によって体制に立ち向かった団体のことです。革のジャケットを身にまとい、黒いベレー帽を被り、ショットガンなどを構えた写真って見たことないですかね。あるわけないか。

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それまでのガンジーのイデオロギーを継承した、キング牧師の非暴力運動ではもはや生温いと、手ぐすねを引いていた奴らが拳を高く振り上げたのです。しかし世間一般では彼らの暴力的な側面だけが表出していますが、その実像は「人民に奉仕せよ」という精神がありました。例えば、栄養が不十分な貧困層の児童に対し、朝食を無料で配給する「無料朝食プログラム」を開始したり、治療費が無料の「人民病院」を建設し、鎌状赤血球症の調査を行い、50万人の人々が鎌状赤血球症を患っていることを明らかにし、応急処置などの治療を行ったのです。

ま、FBIの陰謀説で壊滅させられたなど、真しやかな話が色々とあり、僕では到底真相究明できるはずがないので、それ以上の詳しいことは解りませんが、この作品を観ていて感じたことは全編を通して目が離せない緊迫感が漂っていることでしょうか。同時にアメリカは未だ変わらない問題を抱えているということにハッとさせられ、そしてこの日本も同じような起爆剤を内包している気がしてなりませんでした。人種差別とはまた違う部分でね。。。それらをたった一人で表現するロジャー・グァンバー・スミスの独演からとにかく目が離せません。そう、怖いほどに。

一つの愛を拒絶し、すべての愛を得る
革命に命を捧げ、永遠の命を見いだす
とても大切なものだ




映画として括ってよいのか判りませんが、僕的には70点。調べていくと、それほどダークな印象でもないです。映画のなかに登場するポエムではいくつか忘れられないフレーズもありました。“理想”や“人の幸せ”って、何だろうと考えさせられる作品でした。

こんな本も出ているので、もっと知りたい方はぜひ〜。

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by hmk-kuro | 2012-07-20 23:28
小さくてもアクションを起こすことが大切。
本日はレコーディングしています。

こいつと一緒に。

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ギターを叩き割ろうとするなんて、悪いミッキーだ。

まさかミッキー・カーチスじゃねーだろうな。

カーチスならカーティス・メイフィールドがいいぞ。

ということで、今日はこれ観ました。

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「ピース・オブ・アクション」

監督:シドニー・ポワチエ
制作:メルヴィル・タッカー
音楽:カーティス・メイフィールド
主演:シドニー・ポワチエ/ビル・コスビー/ジェームズ・アール・ジョーンズ

あらすじ:
マニー(シドニー・ポワチエ)とデイヴ(ビル・コスビー)は、それぞれ腕利きの泥棒。完璧な仕事で一度も捕まったことがなく、マニ-は大勢の仲間と組んでギャングから大金を盗む仕事を終えたばかりだった。そんな折、定年退職をした元刑事バーク(ジェームズ・アール・ジョーンズ)が、彼らの犯罪をネタに二人を匿名で脅迫する。バークの要求は、二人が無職の青少年の就職を支援するセンターでボランティアをする事だった。二人はなんとか黒幕を調べようとしながら、やむなくセンターで働き始めるが、子供達になつかれ始めたりセンターの女所長と恋に落ちたりしている内に段々悪い気がしなくなってくる。一方、マニ-に金を盗まれたギャング達は着々と犯人探しを進め、遂にマニ-に辿り着く。。。

僕が生まれた年、1977年公開の映画です。前述した黒人界の名優、シドニー・ポワチエが監督も兼任しコメディアンのビル・コスビーをパートナーに撮った三部作の一つです。この他に、「Uptown Saturday Night(日本未公開)」、「Let's Do It Again / 一発大逆転」があります。何よりもまず音楽が素敵で、以前ソウル講座でも紹介したカーティス・メイフィールドが担当し、ここから誕生した名曲がたくさんあります。僕のオールタイムフェイバリットなソウルミュージックの一つがこれ。もう何度聴いたことか。

Let's Do It Again / 一発大逆転


それと、今回の主題歌も。

Piece of the Action - Dance Scene


映画から生まれた良質な音楽ってたくさんあります。PCをスピーカーに繋いで、ちょっと音質の良い環境で映画を楽しむのもこれまた乙なものです。

二人の泥棒達が、青少年センターで子供達を指導するドタバタコメディ映画ですが、真面目に演技するポワチエとアドリブバンバンのビル・コスビーの非対称な二人が醸し出す空気感が映画に妙な味を生んでいます。また、ただのコメディ映画に終わらないところもポワチエが監督している要因であると思います。特に、青少年センターで教育にあたる女教師に向かって子供たちが反骨したセリフ「あなたたちは社会に善いことをしているという自覚で私たちを教育しているようだけど、結局、私たちみたいな落ちこぼれがいなければあなたたちは食っていくことができない。結局、(私たちを)食い物にしているクセに、善人面して哀れみの目を向けている、あなたは一体何様なのよ!」

社会のヒエラルキーの仕組みを鋭利な刃物でえぐるような辛辣なセリフです。資本主義の犠牲者(というべきなのか?)最下層に生きる人間たちが悪循環のスパイラルから抜け出す困難さをポワチエは観ている僕らに示唆しているようです。結構、ホロッと泣ける部分もあります。僕らはどう生きれば良いのか?子供の孤独を、苦悩を、深層について考えさせられる映画だと思います。僕的には、80点。

しかし、ポワチエはコメディ向いてないな〜(笑)

ビル・コスビー、僕がアメリカに居た頃はすごい人気だった。両者ともまだご健在なので、ぜひとも生き続けて欲しいと思います。
by hmk-kuro | 2012-07-19 16:55
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