映画「ヘルタースケルター」は、ちょっと観ていてツラかった。
2012年 08月 01日
皆さん、沢尻エリカさん主演の「ヘルタースケルター」はもう観ました?
漫画家岡崎京子さんの原作ということで、公開前から観たいと思っていました。
オシャレな都会の雰囲気漂う、ちょっとバブル時代を彷彿させるゴージャスな映画でしたが、なんか観ていて、すごく疲れた。。
娯楽というには、ちょっと重いかな~。
観終わった後、少し、どんよりした。
これが、若い女の子だったら、そうでもないのかもしれないけど、30代以上の女性であれば、なんか、ちょっとため息もでるのかも。
一見娯楽映画のようだけど、女性が観たら少し重いのではないかと思う。
映画の中の印象的なセリフに
「どうして神様はまず私達に若さと美しさを最初に与え、そして奪うのでしょう」
とあった。
そうですね、それは永遠ではないですからね。
だから、ほかの部分を自分の中に持っていないと、歳を重ねることがつらくなるのですよ。
主人公りりこは、全身整形で手に入れた美貌でトップスターに君臨するが、整形の後遺症や後から出てくる若いタレントに押されて、どんどん落ちていく。
ありがちっていえば、ありがちなストーリーだけど、だからこそ、その顛末を観てみたいと多くの人は思うのだと思う。
美と若さで称賛されている女は、老いるのが恐怖であろう。
とくに、その部分に重きを置いてきた人は。。
スターやモデルという職業の人は、なおさらなのだと思う。
若さと美しさで世間の人から憧れられ、注目をされた女。
注目を浴びなくなったときは、本当につらいだろう。
私は、若いころから、自分のウリは、若さでも、もちろんルックスでもなく
面白い発想がわく、脳みそ!って言ってきたので、歳とるのはあんまり怖くないです(笑)
そうやって生きてきて、今になって本当によかったと思います。
っていうか、単なる普通のルックスに生まれた女の負け惜しみですが。。
この映画に登場する、若さと美しさよりも、
私が感情移入して、思うわず、ツラいな~と感じたシーンやセリフは
「見たいものを見せてあげる」と言って、周りの期待に応えるりりこの姿勢。
自分の羽を散らして、周りの人を楽しませるそのサービス精神かも。。
私は、そういうところ、昔からあるので。
そのシーンを観ていたら、少し胸が痛くなりました。
女子ならば、この映画を観て、それぞれ思うところがあると思いますよ!
疲れるけど、オススメです!(笑)