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ツアースケジュール
葉加瀬太郎
20th Anniversary Tour
「EMOTIONISM」
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リリース情報
NEW album「EMOTIONISM」
NEW album
「EMOTIONISM」

数量限定盤(CD+DVD)
HUCD-10078/B ¥3,900(税込)

通常版(CD)
HUCD-10079 ¥3,150(税込)
1990年KRYZLER&KOMPANYのヴァイオリニストとしてデビューしてから、今年でデビュー20周年を迎える葉加瀬太郎。彼の音楽を愛する原点でもある「子供心」や「夢」をキーワードに新作のオリジナル作品11曲と生誕200周年を迎えるショパン&シューマンの曲を含む全14曲を収録。
グレードの高い良質な大人向けの音楽をセレクトし、着うた(R)や着うたフル(R)として配信。また葉加瀬太郎本人が各地からお届けするビデオブログや、ジャケット写真やアーティスト写真を使った待受画像、コンサートで好評を博している身近にある生活音をバイオリンで表現する着バイオリンなどご本人の魅力が存分に詰まったオリジナル独占コンテンツも!今すぐアクセス!!
おことわり

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チケットの謎??
・Mgr 菊池
チケットの謎??_f0180880_21142127.jpg

今日は長い書き込みです。 覚悟して下さい!

昨日mixi観ていたら「当日券で6列目をゲット!」って言う書き込みを見つけました。
で、今日は色々なチケットの謎を解説します。
葉加瀬に限った事だけではなく世間一般の謎もまとめて!!

と、言うのは葉加瀬に限ってと言っても、会館・主催者・プロモーターによって大枠は一緒でもチケットが発券されるまでのプロセスは様々な組み合わせで変化します。
・「会館自主興業」と呼ばれる「地域振興団体」が主催の公演。
・「放送局・新聞社」が窓口にならないとスケジュールが取れない会館
・「放送局の文化事業の一環」として一定の広告展開を行うことで主催になる公演
・「ファンクラブの優先予約」で8割以上の券売が予想される公演
・「開拓的な挑戦」をふまえた新たな土地での公演
・「完売」が絶対的に必要な公演
等々、いくつもの項目が何通りもの組み合わせを造りながらツアースケジュールは組み立てられます。「ファンクラブに人気な会場の会館自主」とか「開拓的な土地で新聞社の文化事業」とか、公演スケジュールが決まるプロセスが10通り有れば、券売方法も10通り出来るワケで葉加瀬の場合は、と括れないワケです。
葉加瀬にはあてはまりませんが「武道館10年連続公演」とか「カウントダウンLIVE」とか「毎年発売DVD収録公演は超満員」とか、やり続ける事に意味がある公演も有れば、券売の方法もさらに変わるワケです。

葉加瀬に限っての事では無く、一般的にファンクラブの優先予約の受付はツアー開始の約3〜4ヶ月前に行われます。 その後、ツアーサポート企業のWEB予約や主催放送局等の番組内優先受付、「キョードー東京」などのプロモーター・イベンターの会員向けの予約やコンサート会場のチラシでの予約お知らせ、ローソンチケットやイープラス等のチケット流通での優先予約と続きます。

一般発売の前にナゼこんなに優先が有るのか? と言うのは、、、
まず、ツアーは慈善事業ではなく、あくまでも興業ですから1枚でも多く、早く確実なの販売をめざします。その結果、追加公演が検討されるわけです。(最近の色々なアーティストの追加公演発表が早いのは優先予約で速いシミュレーションが出来ているからです)また、優先と言うだけ有って一般的な通常の事ではないので、コレに関連してアルバムやツアーの告知展開が行われます。

数年前までウチのお袋は「葉加瀬さんはクラシックの人でしょ?毎年新しいCD出して何十カ所もコンサートしてるなんて思いもしてなかった!」なんて言ってました。
こんな馬鹿な事を言われない為にも、優先予約の告知を介して各媒体の方々が共存しつつ葉加瀬の情報を広く伝えるって事につながっているわけです。
実際このブログもツアーチケットの優先受付を行った、HATSの公式モバイルサイト
(←これコレ!) 「葉加瀬太郎♪音楽監督」から波及した展開のヒトツです。

優先予約はナゼあんなに早い時期なのか? と言うのは、、、
受け付け期間に2週間とり、消印有効で1週間弱余裕みて、事務処理行って、と、数字が確定するのに約1ヶ月掛かります。 その後のWEB先行や電話先行も受付期間が1週間、引き替え期間が1週間、事務処理で合計約20日掛かります。ファンクラブの優先権を確保しようとすれば、逆算してこの時期になるワケです。

ファンクラブの優先はナゼ「確保を保証できるワケでは、、、」「優先的なチャンス」とか曖昧な言い回しになってしまうの? と言うのは、、、
CDや書籍と違い、指定席の形態での券売は「良席」に対する主観の違いが有ると言うのが大きな理由のヒトツです。最前列のど真ん中の席と20列目の右端の席を同じ条件として販売するのですから、ご希望の席を提供するのでは無く、機会を提供する所までしかファンクラブとしてはお約束出来ないと言うことです。

葉加瀬のファンクラブの場合、コンサート制作会社(ON THE LINE)と各地プロモーターと我々マネージメントが過去の公演データを基に分析・解析しつつファンクラブ優先の申し込み希望数が会場のキャパシティを超えないようにスケジュールを組み立てていますが、地域住人に音楽に触れる機会を!と行われる「会館自主コンサート」の場合やはり「前の席」や「20列目以降でも良いから中央の席」を地元で販売したい!と言う事も理解しなければならなかったり、発券間際に新たにスポンサーが決まりその企業に関連する媒体でのチケット販売が社会的貢献が有る場合や広い葉加瀬の告知展開が考えられる場合も有り、等々、無条件でファンクラブが「かぶりつきの席を確保する」事が出来ない場合も有るワケです。

4ヶ月も前に入金したのにチケットは3週間前に来るの? と言うのは、、、
通常、優先受付で申し込まれたチケットも一般発売日を過ぎるまで発券される事はあまり有りません。 二重発券やキャンセルでのカウントミスなどの事故が無いよう、有る程度の数字が確定されるまでネットワークコンピューター上の数字データとして管理されます。
一般発売日のチケット販売が開始されたところで優先分も受け付けた順に発券して行くので、手元に届くのが1ヶ月まえ前後になるワケです。

公演日の数日前に普通に10列目が買えた! と言うのは、、、
葉加瀬の場合、このような捻れが起こらないように制作会社(ON THE LINE)が流通を上手くコーディネイトしてくれているので有り難いのですが、これは、流通が便利になった故の副作用と言うか、、、、実は我々にとって非常に厄介な問題なのです。

一般発売のチケットでも上記の理由等から最前列含めステージに近いチケットが販売されることも多々あります。また、優先予約で申し込んだチケットを一般販売と同じ方法で引き取りに行く場合もあると思います。
昔(と言っても10年も前の話ではなく)はチケット買うのに徹夜で並んだ!とかプレイガイドのお姉さんには公衆電話から、それもピンクの10円電話が繋がりやすい等と今以上に大変な思いをしてチケットを入手していましたが、最近はネットや携帯電話やコンビニを使ってチケットを入手する事は手軽でごく当たり前の事になっています。
そこに「棚から牡丹餅」(我々にとっては落とし穴)があります。多くのアーティストの公演で実際に起こっている現象として、、、
あまりうれしい話ではないので、詳しくは書きませんが、、、、
1公演4枚まで予約出来る公演を4人で観に行こうとしているのに4人で4枚づつ予約して16枚の中から色々な方法で一番ステージに近い4枚を調べ12枚をキャンセルする。
とか、携帯で予約申し込んで引き替え期間の2週間後には手持ちのお金が無くキャンセルしてしまう。以前は平均8%と言われていたキャンセル率が最近では15%近いと言われています。

一般発売日からキャンセルで流れて改めて流通に戻るまで20日弱が過ぎています。
コンピューター上の数字を観る限り、一般の人にはそれが10列目のチケットだとは解りません。そのまま勿体ないまま売れ残ってしまう事もあります。
また、発券印刷された後にレジでキャンセルされてしまった為にデータ上は100%完売しているのにプロモーターの手元に何故か2枚残っているなんてことが、、、、そんな「棚ぼた」も稀にあります。ツアースケジュールに記載されてる問い合わせ電話に今すぐ電話してみましょう!!!

さて、いよいよ冒頭の「当日券で6列目をゲット!」の謎ですが、、、
チケットの謎??_f0180880_21145450.jpg

チケットには僕らが「制作席」「見切れ席」「事故席」と呼ぶ座席があります。
まず「制作席」1階席の右側にスーツを着た岡崎さんが映っていますが、岡崎さんから客席中央12席×3列が「制作席」です。音響卓の機材や移動日に200円しか持っていない須貝君の照明卓が置かれるエリアです。 演出プランがまだ固まらない公演日の半年も先に制作席を確保するために若干広めに確保します。
会場によって座席が大きかったり通路が広かったりするので、出来るだけコンパクトに収めこの36席の中から当日券が出される場合があります。
次に「見切れ席」制作席は公演中も若干の人の出入りや機材の高さの問題で、後ろの席の方に不快な思いをさせてしまう場合があります。常識的に考えて1列全ての方が嫌な思いをする事は無いので、半分程度を公演日まで残します。またステージ寄りの前方両サイドや2階3階のバルコニー席の突端なども販売しない事が有ります。
図面上でのシミュレーションを行いつつ、見えるべき物が観えない席や見えてはいけない物が視界に入る不快な席を「見切れ席」と呼びます。当日に現場で確認したら、全然見切れ席では無い場合も有ります。この席が当日券で販売される事も有ります。
そして「事故席」図面では見切れ席ではなかったはずの席が実際には見切れ席だった場合や、無茶なキャンセル操作等で起きる二重発券、などの事故を予測して確保しておいた座席を「事故席」と呼びます。 正しくは「事故対応席」ですね。

当日ギリギリまでキャンセル待ちをして下さっている方もいます。
この「制作席」「見切れ席」「事故席」とナゼか偶然にも当日まで残ってしまった席を組み替えて、入れ替えて、やり繰りして、1枚でも多くそれも少しでも「良席」と思われる当日券を捻出するものツアマネ北澤君と各地プロモーターの大切な仕事です。
完売なのに当日券が出るのも、こんな理由が有るのです。

しかし6列目とは、、、偶然に偶然が重なった稀なパターンですね。
と、誰もいない客席に座りマンドリンの練習をする西嶋君も驚いていました。
by ex_hakasetaro | 2008-11-14 23:08 | Manager
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