・Mgr 菊池
葉加瀬ツアーの現場でも常に変革は興っています。
昨年のブログで「チーム上手(カミテ)」の一人として紹介された「武内くん」

舞台の常識として「上座で有る上手に陣取る」にもかかわらず、、、、、
誰よりもドヤされ小突かれ囃される「楽器」担当のスタッフ。
葉加瀬と仕事をするようになって10年を超える「和田 秀司さん」と共にツアーを廻る楽器担当のレギュラースタッフです。
実は今年のツアー、彼にとって大きな変化が有りました。
「秀司さん」と二人で全行程を同行するコトに変わりは無いのですが「武内」が、『葉加瀬担当』というコトになったのです。
葉加瀬にしてみれば「秀司のアシスタント」だったのが、「オレのローディ」になったワケで、、、、、
「秀司さん」も今年で41歳、所属する会社の中での立ち位置や、仕事のリクエスト、後進の育成、等々etc. 悩みに悩んでの選択だったコトでしょう。
当然、ツアーの看板アーティスト「御本人」を担当すると言うことは何事にも代え難い楽しさや喜びでしょうし、自分の仕事へ対するプライドで有りステイタスで有るワケです。 正直、誰にも渡したくないポジションなはずです。
しかし、
現実問題として「秀司さん」のように弦楽器を扱えるローディは日本には居ません。
居ないと言うことは、大きなビジネスチャンスだと言うコトです。
実際、
葉加瀬の仕事で1年の半分以上を押さえられては居ますが、見渡してみれば「NAOTOさん」「笑里ちゃん」「古澤さん」とJ-POPなスタイルでコンサートを行うヴァイオリニストが近年、急に増えてきています。
間違いなく「需要」と言うビジネスチャンスがココに有ります。
また、「秀司さん」しか居ないと言うのは、葉加瀬にとってもリスクなワケです。
セーフティカードを持っていないと言うのは、途轍もなくリスキーだというコトでも有るワケです。
「秀司さん」はモチロンのこと、彼が所属している会社としても、胸を張って言えるコトでは無いでしょうし、ビジネスチャンスは活かしたいでしょうし、2枚看板、3枚看板と対応したいでしょう。
また、会社に所属して40歳を超えれば、どう足掻いても「管理職」という新たなスキルを求められるワケですし、当然、答える責任も有るワケです。
そこで、白羽の矢が当たったのが「武内」!!
ローディチーム、正念場な今年の葉加瀬ツアーなのです。
ココで「武内」へアドバイス。
弦楽器に無くては成らない必需品

マツヤニですが、、、

コレが普段、葉加瀬が使っている松脂。
大抵の演奏家はこのように溝の中に弓を滑らせます。

コレが「秀司さん」の松脂!!

右側から「新品の松脂」「葉加瀬の松脂」「秀司さんの松脂」と並びます。
丁寧で確実な仕事、小さな「松脂」からも学ぶコトは沢山見つけられるはずです。
この「秀司さん」を追い越す日は、イヤ、追い付く日は来るのでしょうか?

「仕事はセコく」が教訓ぢゃないぞ!「武内」! 間違うなよ!!