・Mgr 菊池
これまでのブログの書き込みで、、、、
特に前回の書き込みで何度も出てきた「本人」ですが、、、、、
業界用語と言うワケでは有りませんが、これも僕等が良く使う言葉です。
「符牒」と言うか「隠語」と言うか、メインアーティストを指す言葉です。
僕等にとって葉加瀬が「本人」と言うことになります。
他にも「本人」を指す言葉で「センター」とか「看板」とか幾つか有りますが、圧倒的に多いのが「本人」です。
僕等(本人も含め)が一番嫌い困るコトは、公共の場で一般の方々(と言うか関係の無い人)に迷惑を掛けるコトや巻き込まれるコトを避けたい!といつもビクビクしてます。
まぁ、ビクビクは言い過ぎですが、、、、常に配慮はしています。
ここでポイントになるのは、スタッフやバンドメンバーだけが「関係者」では無いってコトです。
「サイン下さい」とか「握手して」と声を掛けて下さった時点で、、、、、、
"もう、こちら側の人"
と言うトコロがポイントです。
それは、熱心に応援してくれる方や何枚もCDを買って下さった方、コンサートにいらした方だけではなく、偶然遭遇して反射的に声を掛けて来た人も立派に "こちら側の人" というコトになります。
困ったことに、熱心に応援しているのでもなく偶然遭遇したヒトは、「サイン」や「握手」と言ったある種の欲求に偶然という「驚き」が加わっているワケですから周りが見えなくなってしまっていることが多いワケです。
そのヒトが塞き止める流れを僕等はとても嫌います。
特に「葉加瀬」なんて名前はナカナカ有るもの名前ではないので、タクシー乗り場で「葉加瀬の荷物」とか、新幹線ホームから携帯で「葉加瀬は8号車の」とか言ってしまった時には、ピクッ!としつつ振り返る人が必ずいます。
噺家の有名な師匠の話ですが、、、
新大阪の改札で万年筆とノートを持ったおばちゃんに「ねぇ、サインしたって」と声を掛けられたそうで「ココではチョッと」と、やんわり断ると「サインぐらいしてくれてもヨカでしょ!」と軽く逆ギレされたそうで、、、 プチッ! と切れた師匠は無言のままサインを書き始めたそうです。
ところがこの師匠のサイン、自分の似顔絵と名前を巧く合体させたモノだったそうで「サラサラ」っとは書き終わらないサインだったそうで、、、
書いている最中に「私も」と数人集まり、次のヒトにサインする毎に「万年筆貸してねぇ」と最初のおばちゃんに、ニコッと微笑み20分、改札口は遮られ駅員さんまで出てくる始末、満面の笑みと共に「ねっ!」と万年筆を返す師匠もおばちゃんも新幹線に乗り遅れたそうです。
ピクッ!と振り返えられるコトが無いように「名前を出さない」は鉄則なワケです。
この「本人」が発展すると特有の代名詞(呼び名)になります。
矢◎◎吉さんは「ボス」、◎室哲◎さんは「せんせ」(先生)、藤◎フ◎ヤさんは「エフさん」なんて呼ばれています。
葉加瀬にも実は有ります。ココでは口が裂けても言えませんが、、、、
僕の携帯電話の登録もこの「呼び名」で登録されています。
しかし、極めて近しいスタッフ数名だけが解る「呼び名」なので、もう少しパブリックなせめてツアースタッフ等、数十人規模で使える「代名詞」が欲しいトコロです。
何故かと言うと、その原因は柏木さん。
普段は特に困るコトも無いのですが、東京での公演や、レコーディングの時など若干面倒なコトになります。
と言うのも「柏木広樹さん」葉加瀬バンドの「メンバー」で「バンマス」でもありレコーディングの時には「サウンドプロデューサー」だったりしますが、、、、
HATSが世界に誇るチェロ奏者。 おもいっきり「看板」なワケです。
柏木さんのMgrが現場にいる場合は、葉加瀬は「御本人」と呼ばれて柏木さんは「本人」と呼ばれます。
逆に僕は、葉加瀬を「本人」と呼んで柏木さんを「御本人」と呼びます。
ワケが解らなくなります。
葉加瀬の「呼び名」絶賛募集中です。