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竹澤哲のWorld Cup Report 17 : アルゼンチン敗戦はマラドーナがいなかったから?

 ドイツ対アルゼンチン戦。90年ワールドカップ決勝戦で敗れたマラドーナがどんな顔をして観客席から応援しているのか、楽しみにしていたのだが、最後までテレビ画面に現れることはなかった。あとで分かったことだが、マラドーナはベルリンのスタジアムで観戦できなかったのだそうだ。FIFAの説明によると、マラドーナは5人でもってスタジアムに現れたが、マラドーナが所持していたのは4枚のVIP席のチケットだけだった。そのうちの1名は、大会中、スタジアムにおいて問題を起こしたことのある人物で、FIFA側が入場を認めていなかった。FIFA側はこれまでも、知らせもなくやってくるマラドーナに対して、常に席を用意していたのだが、ドイツ戦の時は1名の入場をどうしても認められなかったためにマラドーナは入場せずに帰ったのだという。
(7月1日)

# by ginga-movie | 2006-07-02 21:12 | 竹澤哲のワールドカップコラム | Trackback

竹澤哲のWorld Cup Report 16:ポルトガルの今後を占う

 今大会をみて感じるのは、スペインと対照的なのがポルトガル。フェリペ監督を迎えてチームがよくまとまった。ユーロの時はまだその課程であったのだろうが、ここへ来て、勝負強いチームになったと思う。誰が出てきても立派に役割を果たす。23人全員が一丸となって戦っている。イングランド戦はデコとコスティーニャを欠くが、初戦アンゴラ戦でも2人を先発させなかったけど、問題なかった。そしてなんといっても驚くのはフィーゴのがんばり。精力的に動いて、これまでのような我の強さをみせずイレブンの一人に徹している。そのようなところからもポルトガルのまとまりの良さを感じるのだ。
 期待のC・ロナウドはちょっと空回りしているようで、今ひとつ活躍ができていない。オランダ戦でも足を痛めて途中で交代している。悔しさのためベンチで涙していたC・ロナウド。でもイラン戦でPKを決めて全身で喜びを表したのがとても印象的だった。彼が爆発したら、ポルトガルはさらに勢いづくだろう。何としてもがんばってもらいたいものだ。
 ポルトガルはユーロの時、イングランドにPK戦の末、勝利している。今回もポルトガルはやってくれると思う。でも問題はその後の準決勝。ブラジルでもフランスでもポルトガルにとっては厳しい。準決勝敗退でも、もちろんポルトガルとしては素晴らしい成績なのだけど。
(6月28日 フランクフルト) 

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# by ginga-movie | 2006-06-30 20:37 | 竹澤哲のワールドカップコラム | Trackback

竹澤哲のWorld Cup Report 17:ドイツに優勝の予感

 これまで順調に伝統国が勝ち進んできたベスト8の顔ぶれをみると、もうここからはもはやサッカーがどうのこうのというよりも、選手一人一人にいかに戦う気持ちがあるかという問題のようだ。その点からもドイツがやはり勢いを感じる。ポルトガル対イングランドはポルトガル。フランス対ブラジルはフランスが強さを発揮しそう。アルゼンチンもそうだけど、南米のチームは今回の大会で優勝を義務としては感じていない。その点、ヨーロッパのチームには勝たなければという強い気持ちがとてもよくでているようだ。したがってベスト4の顔合わせはヨーロッパのチームばかりになるかもしれない。決勝はフランス対ドイツ?個人的にはもちろんブラジル対ドイツとなって欲しいものだが・・。
(6月28日 フランクフルト)

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# by ginga-movie | 2006-06-30 20:36 | 竹澤哲のワールドカップコラム | Trackback

竹澤哲のWorld Cup Report 15:フランス戦はブラジルにとって脅威?

 ドルトムントでブラジル対ガーナ戦を見た。それにしてもロナウドの飛び出しは見事だった。ゴールキーパーを鋭いフェイントでかわして得点を決めるのを見て、さすがロナウドだと感じた人も多かったはず。先取点をとったことで、これまでの4試合と同様、ブラジルは楽な試合展開となった。でもその反面、あまり緊迫した戦いを強いられてこなかっただけに、今後、きっちりとした戦いができるのかどうかが少し心配になる。ちょっとしたミスも多かったりするので・・・。
 ホテルに戻り、フランス対スペイン戦を後半からみた。1対1の同点だったが、まずテレビ画面を通じて感じたのはスペインの選手にぜんぜん覇気がなかったこと。しかも、スペインリーグを戦っているときのような生き生きとしたプレーが全くない。どうしてなのだろうか。プジョルにしても、バルサの時のような気の強さが見られない。スペインがこれまでワールドカップでいい成績を出せないのは、地域主義が強すぎるからとよく言われてきたが、それ以前に、選手たちから強い気持ちが伝わってこなかった。もっともそれもまとまりのなさから来ているのかもしれなかったが。
 フランスはさすがだった。最後にとどめを刺したジダンもすごかったけど、やはり試合巧者ぶりが伺える。準々決勝はブラジル対フランス。ブラジルはフランスに98年決勝戦で敗れている。決勝戦当日の朝にロナウドが引きつけを起こしたため、他の選手までもが動揺し、力をだせなかったこともあった。しかしそれだけでなく、あの大会を通じてフランスはすばらしいサッカーをやっていたので優勝も当然だった。アンリ、ジダンら当時の優勝メンバーを残すフランスは戦い方を熟知しているため、ブラジルにとって脅威となるはずだ。正直言ってフランスが勝利するような予感もする。
(6月27日 ドルトムント)

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# by ginga-movie | 2006-06-30 20:30 | 竹澤哲のワールドカップコラム | Trackback

竹澤哲のWorld Cup Report 14:試合巧者イタリア

 E組一位のイタリア対F組二位のオーストラリア戦を見るために再び、カイザースラウテルンへやってきた。ちょうど2週間前に日本が初戦をオーストラリアと戦った場所だ。日本が勝ち進んでいれば、ここで試合をしたかもしれなかったわけだ。オーストラリア戦の時にも書いたが、小さな街は両国のサポーターで溢れ、大いに盛り上がっている。それを地元の人も一緒になって楽しんでいるという雰囲気だ。SchikkerPlatzという広場にはこの地で試合を行った8カ国の方向と距離が表示されていた。日本(東京)まで9448Km、イタリア(ローマ)までが914Km、オーストラリア(キャンベラ)までが16505Kmというふうに。中心街は車が通行できないようになっていて、子供たちがサッカーをして遊べる場所、フェイスペンティングをやってくれるコーナーやお酒を飲める露店、大人から子供までがお祭りを楽しめるようになっている。カウフホーフというデパートの中にあるオフィシャルショップでは敗戦したチームのグッズのセールが始まっていた。日本代表のユニフォームも65ユーロ(約1万円)であったものが29ユーロと半額以下で売られていた。
 オーストラリアは勝っても不思議でなかった。特に途中からイタリアが一人退場になったため、終始、試合を優勢に進めた。しかしイタリアがすごかったのは、そのような状況下でも、しぶとく守り抜いたし、しかもロスタイムに訪れたたった一度のチャンスを逃さなかったことだ。グロッソが個人技でもってペナルティエリア内に侵入。これを防ごうとスライディングをしたオーストラリアの選手が、足を引っかけたわけではなかったが、転んだままでいたため、グロッソは足を取られたかのようにして倒れた。そしてPKをとったのだ。シミュレーションをとられてもおかしくなかった。それをトッティが落ち着いて、とどめを刺すかのように静かに決めた。オーストラリアにとっては残酷な幕切れであったけど、一人少ない状況でも見事に守りきり、しかもチャンスを逃さないイタリア。戦い方を熟知した伝統国はやはりちがうと思った。
(6月26日カイザースラウテルン) 

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# by ginga-movie | 2006-06-27 11:35 | 竹澤哲のワールドカップコラム | Trackback


[GINGA / ジンガ]とは?

ポルトガル語で揺れるという意味があり、狭義では、フットボールにおけるフェイント時の足さばきのこと。あるいはカポエイラの基本動作を言います。広義では、ブラジル人特有のしなやかでリズム感のある身体性そのものから、心の拠り所としての象徴的な言葉として、ブラジルではごく一般的に使用されています。
「遊び心のあるサッカーは、プレイを楽しまないと出来ない」ロビーニョは映画『GiNGA』の中で、そう語ります。それは彼のみならず、ロナウジーニョのあの楽しく創造性豊かなプレイからも容易に感じることができるでしょう。そのすべての源は、ブラジル人は「GINGA」を持っている、という事実に尽きるのです。

映画『GiNGA』公式サイト
www.ginga-cinema.jp
表参道ヒルズに、今話題のポッドキャストを自由に楽しめる『Podcast STUDIO』オープン(3/13〜3/26)
KTa★brasil(ケイタブラジル)
STUDIO APARTMENT、KALEIDOSCOPIOをはじめ数々のレコーディングにパーカッションで参加。サンバの本場、ブラジル仕込の打楽器奏者/MC/DJ。渋谷Organ barのLa Verdad、渋谷rootsでのSAMBA NOVAでのレギュラーをはじめ、日本各地でのライブ・DJ、一度そのGINGAを体験すべし!
●毎日更新! KTa☆brasilブログ


出演:ロビーニョ、ファルカン、ウェスクレイ、ロマリーニョ、他
監督・脚本:ハンク・レヴィン、マルセロ・マシャード、トシャ・アルヴェス プロデューサー:フェルナンド・メイレレス(『シティ・オブ・ゴッド』)、ハンク・レヴィン
音楽:EDSON X、BLACK GERO グラフィティアート:オス・ジェミオス 製作: Nike Production and Widen + Kennedy Entertainment 制作: O2 Films
配給:レントラックジャパン、キネティック、コムストック オーガニゼーション
宣伝協力:プチグラパブリッシング 協力:ナイキジャパン 後援:ブラジル大使館

原題: GiNGA The soul of brasilian football
2005年 / ビスタ / 78分43秒 / ブラジル / カラー / 35ミリ
Copyright 2005 by Nike Inc, All rights reserved.

映画『GiNGA』公式ブログ
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