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竹澤哲のWorld Cup Report 18 : ブラジルが負けた。

 前のブログにも書いたように、いやな予感はしていたが、そのとおりになってしまった。「ここで負けるなんて、まったく予想もしていなかった。決勝戦にでるために準備をしてきたのだから」試合後、パレイラ監督はそう語った。今大会のブラジルは最後までブラジルらしさを見せずに終わってしまった。果たして、決勝戦で本来のブラジルをみせればよいと指揮官は考えていたのだろうか。フランス戦でもアドリアーノ、シシーニョ、ロビーニョといった選手はベンチスタートだった。たくさんの駒をもてあまし、最初からベストメンバーを組んでいないと思わせるような選手起用だ。これまでの4試合が楽な展開であったために、危機感も存在しなかったし、チームに結束も生まれることもなかった。
 個人的にはロビーニョのジンガが大会で発揮されるのを期待していたのだが、彼に与えられた時間は余りに少なすぎた。ロビーニョ自身も欲求不満の残った大会になったはずだ。
 ロナウジーニョが試合後、「僕らは結果だけでなく、いいサッカーを見せなければいけなかった。負けてしまって残念だ」と話している。他のチームが、がむしゃらに勝利だけを考え、内容などおかまいなしなのに、ブラジルは異なった。ブラジル人だけでなく世界中の人々がスペクタクルなサッカーをブラジルに求めた。ロナウジーニョ自身もそれを強く感じていたのだろう。ヨーロッパのチームが必死に勝利を目指して戦っている中、ブラジルは最後までお客さんであったのかもしれない。
(7月2日)

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by ginga-movie | 2006-07-02 21:16 | 竹澤哲のワールドカップコラム | Trackback
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[GINGA / ジンガ]とは?

ポルトガル語で揺れるという意味があり、狭義では、フットボールにおけるフェイント時の足さばきのこと。あるいはカポエイラの基本動作を言います。広義では、ブラジル人特有のしなやかでリズム感のある身体性そのものから、心の拠り所としての象徴的な言葉として、ブラジルではごく一般的に使用されています。
「遊び心のあるサッカーは、プレイを楽しまないと出来ない」ロビーニョは映画『GiNGA』の中で、そう語ります。それは彼のみならず、ロナウジーニョのあの楽しく創造性豊かなプレイからも容易に感じることができるでしょう。そのすべての源は、ブラジル人は「GINGA」を持っている、という事実に尽きるのです。

映画『GiNGA』公式サイト
www.ginga-cinema.jp
表参道ヒルズに、今話題のポッドキャストを自由に楽しめる『Podcast STUDIO』オープン(3/13〜3/26)
KTa★brasil(ケイタブラジル)
STUDIO APARTMENT、KALEIDOSCOPIOをはじめ数々のレコーディングにパーカッションで参加。サンバの本場、ブラジル仕込の打楽器奏者/MC/DJ。渋谷Organ barのLa Verdad、渋谷rootsでのSAMBA NOVAでのレギュラーをはじめ、日本各地でのライブ・DJ、一度そのGINGAを体験すべし!
●毎日更新! KTa☆brasilブログ


出演:ロビーニョ、ファルカン、ウェスクレイ、ロマリーニョ、他
監督・脚本:ハンク・レヴィン、マルセロ・マシャード、トシャ・アルヴェス プロデューサー:フェルナンド・メイレレス(『シティ・オブ・ゴッド』)、ハンク・レヴィン
音楽:EDSON X、BLACK GERO グラフィティアート:オス・ジェミオス 製作: Nike Production and Widen + Kennedy Entertainment 制作: O2 Films
配給:レントラックジャパン、キネティック、コムストック オーガニゼーション
宣伝協力:プチグラパブリッシング 協力:ナイキジャパン 後援:ブラジル大使館

原題: GiNGA The soul of brasilian football
2005年 / ビスタ / 78分43秒 / ブラジル / カラー / 35ミリ
Copyright 2005 by Nike Inc, All rights reserved.

映画『GiNGA』公式ブログ
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