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西任白鵠:Garboコンシェルジュ


西任白鵠
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うがい、手洗い、そしてレタス。

あけましておめでとうございます。

2007年も、いろんな音楽を紹介していきます。
どうぞよろしくお付き合いくださいませ。

明日から、全国的に低気圧に覆われて、
冬らしい寒さがやってくるそうですね。

うー。

私のように、寒さに弱い方は、
音楽で暖まりましょう。


まずはこれ。

ライヴ・アット・ブルーノート東京
レタス / / Pヴァイン・レコード








ジャケットの温度も高いですね。
しかもなんとなくお正月っぽくて縁起がよい雰囲気。

LETTUCEというこのバンドは、
ソウライヴのエリック・クラズノ率いるジャズ・ファンク・バンドです。
俺たちにやらせろ「Let us!」からバンド名がついたlettuceは、
95年バークリー音大のサマースクールで知り合った仲間で結成されました。

これは2003年11月に、
東京のブルーノートで行われたライブ音源を収録したものです。



行きたかった、、、



けっしてスタジオ録音では出すことができないであろう、
グルーヴが、ビートが、パッションが、ダイナミズムが、躍動感が、、、

ここにはあります。

聞いていると体が動き出すのを止められない、このうねり。

体育の成績で2だった私でも、
このアルバムを聴きながらだと、
スポーツジムで走り続けることができる!
すごいパワーで引っ張ってくれるのです。


ああ。
行けばよかった、、、


私はお正月、エラやサミー・デイヴィスJR.の映像を見ながら、
タイムマシンがあったら、エラのライブを見たい。

そう、何度も思いました。


今年は、そんな後悔をしないように、
気になるライブやイベントには、足を運ぼう!
とlettuceを聞きながら決意するのでした。


続いてはピアノで体が熱くなります!

アナザー・マインド
上原ひろみ / / ユニバーサルクラシック









TV番組『情熱大陸』をきっかけに大ブレイクしたジャズピアニスト。
当時バークリーの学生だった彼女が、
あのアーマッド・ジャマルのproduceで、
デビューしちゃったのだから、驚きました。

アーマッドのソリッドなピアノとは異なる、
若さゆえのアグレッシブな攻めのピアノです。

その後リリースされたアルバムよりも、
やはりデビューアルバムがもっとも情熱的だと思います。
荒さがあるという意見も聞かれますが、若いからこそのこと。
それはそれで素晴しいと私は思います。

リリースされた当時は、仕事帰りの車で聞いていると、
その日のいやなことなどすべて忘れ、
テンションが上がりすぎ、
家についてからもなかなか寝付けなかったものです。

風邪をひかないように、
熱くなれる音楽のご紹介でした。
# by garbo-music | 2007-01-05 23:27 | 洋楽

2006年の最後に、しあわせを。

今年も、もうあと数時間で終わりを告げようとしています。

2006年の最後は、音楽DVDをご紹介します。

Ella Fitzgerald: Something to Live for
/ Winstar Home Entertainment












ここ数年ジャズを聴くようになり、
少しずつライブを見たりCDを買い集めたりしてきました。
そんな中で、やっとELLAのすごさが、
わかるようになってきたような気がします。

歌うために生まれてきた人。
エラ・フィッツジェラルド。

いろんなジャズシンガーがいますが、
彼女の歌は、聴いている人をとても明るい気持ちにしてくれます。
それは、緊張を伴わない、とてもやわらかいな元気さです。

パット・メセニーのギターをライブで聴いたときは、
その凄さに圧倒され、
まるで金縛りにあったように動けなくなってしまいました。

アーマッド・ジャマルのピアノ・トリオは緊張の糸が3者の間に張り巡らされ、
見ている観客までもが、蜘蛛の巣に飲み込まれるように、
緊張を強いられたものです。

もちろん、それはそれでいいのです。
それぞれに素晴しいのです。

ただ、エラが与えてくれるこの幸せな気持ちは、
ほかのどのシンガーからも得られないものなのです。

そんな天才シンガー、エラにもコンプレックスがありました。
自分が太っていること。
痩せた女性をいつもうらやんでいたそうです。

うまくいかない恋愛・結婚生活。
父親を見たこともないエラは、
男性に父性以上の大きすぎる愛を求めたのでしょうか?

このDVDは、エラのバイオグラフィーを、
彼女の周りに居た友人や仕事関係者の証言、
そしてライブ映像やエラ自身のインタビュー映像とともに、
紐解いてゆきます。

このDVDが流れている時間。
自分の部屋がエラの空気で満たされ、
私は、なんともいえない幸せで陽気な気持ちになれるのです。


みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。


西任白鵠。
# by garbo-music | 2006-12-31 19:23 | DVD