いまさらここで、ご紹介するまでもないアルバムなのですが、
duetの名盤と言えばこれです。

エラ・アンド・ルイ
エラ・フィッツジェラルド&ルイ・アームストロング / / ユニバーサルクラシック








エラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングのこの写真。
なんとも、長年連れ添った夫婦のようですよね。

スタジオの片隅でパイプ椅子に座ったところを収めたような1枚。

サッチモの靴下がくるくる巻かれていることも、パンツの丈が短いことも、
エラの足が揃っていないことも、このアルバムを聞くと、納得します。
ふたりとも、とてもリラックスした楽しいレコーディングだったのでしょう。

エラの歌声も、サッチモのトランペットも、
バックのオスカー・ピーターソン・トリオも、
すべてのサウンドが微笑みに導いてくれる幸せな1枚です。

ナチュラル・ウーマン
ジョルジア / / ポリスター








大学生の時でした。
ジョルジアというイタリアの女性シンガーのライブアルバムを、
先輩に薦められて聞いたのは。

なんてかっこいいのだろう。
私も、こんなふうに歌えるようになりたい。

そう思って繰り返し聞いたCDを引っ張り出してみました。

久しぶりに訪れたお気に入りのレストランでの食事を、
以前のように美味しく感じられなかったり、
昔好きだった恋人の、
いったいどこが好きだったのかよくわからないくらいに冷めてしまったり、
なにかへの愛情は自分の成長に合わせて変化することがあります。


ジョルジアの歌は大丈夫だろうか？


好きなものがひとつでも減ってしまうのはとてもさみしいことだから。
少しどきどきしながら聞きました。


やっぱり素晴らしかった。
むしろ、大学生のころ聞いて感じていた以上に、素晴らしい。
美しくて、気高くて、強くて、かわいくて、
何を歌っても自分の歌にしてしまう。

マイケル・ジャクソンのman in the mirrorだって、
アレサ・フランクリンのchain of foolsだって。


インターネットもなかった当時は、
彼女がイタリアのシンガーだということ以外を知ることなく、
ただただ聞き続けていたけれど、
彼女はまだまだsingerとして活躍していました。

イタリアのチャートに1年以上いたというベストアルバム。


Greatest Hits
Giorgia / / BMG International









レイ・チャールズやルチアーノ・パヴァロッティ、アンドレア・ボッチェリなどとのデュエットも収録されています。



イタリアのシンガーとして初めてMTVアンプラグドを録音。

MTV Unplugged
Giorgia / / BMG International








ショックだったのは、10才以上年上だと思っていたのに、
あまりかわらなかったことです、、、

このシンガーは聞いていただいて、後悔させることはありません。
是非御一聴あれ。