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西任白鵠:Garboコンシェルジュ


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ノラ・ジョーンズの友達の奥さん

Come Away With Me
Norah Jones / Blue Note



Don't know whyを歌ったノラ・ジョーンズが
グラミーで主要4部門を含む8部門受賞という、
グラミー史上に残る快挙を生み出してから2年余り。

ポスト・ノラ・ジョーンズという言葉も何度も耳にし、
それらしい音楽も増えてきて、なんとなく、
「もうノラ系はいいかな」、
とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。

私はノラのアルバムが大好きだったので、
その流れを継承していると思われるCDを手にしたり、
ライブに足を運んだりしてきました。

そこで改めて感じたのは、ノラの声の魅力でした。

ノラには声の表情がたくさんあるのです。
だからslow tempoの曲が続いても飽きることがない。
むしろ、アルバム1枚を通して、
同じくらいのテンポ感で世界を作ってくれるのは、
日常生活において結構ありがたかったりします。

自分のprivateな空間に、およそ1時間、
ふわりとその空気を生み出し続けてくれる。
そこにはとても心地よい時間が流れます。

でも、私にとってなんとなくノラの声って、
秋から冬にかけての色を感じるのです。
暖炉のそばにいるようなあたたかみを覚えるからでしょうか。

そこで、春から夏にかけて、つまり、まさに今、
この季節に気持ちいい時間を運んでくれるsingerをご紹介します。

サーシャ・ダブソン

ノラ・ジョーンズの友達の奥さん_b0080953_1461383.jpg









ノラ・ジョーンズがテキサス大学に通っていた頃、
彼女にニューヨークに行くことを勧めた
リチャード・ジュリアンというシンガー・ソングライターがいます。

彼がいなければ、
ノラがこうして世に出てくることもなかったのかもしれません。

そのリチャードとノラは、リトル・ウィリーズというバンドを組んで、
アルバムも今年3月にリリースしました。


リトル・ウィリーズ(CCCD)
リトル・ウィリーズ / 東芝EMI



少し前置きが長くなってしまいましたが、
そのリチャードの公私にわたるパートナーが、サーシャです。
父親はピアニスト、母親はシンガーという音楽一家に生まれたサーシャは、
5歳のときから兄を含めた、ザ・ダブソン・ファミリー・バンドで歌い、
これまでにジャズシンガーとしてのアルバムを5枚リリースしています。

そして今回、ジェシー・ハリスとリチャード・ジュリアンが全面的にバックアップ。
2人のcomposeした楽曲だけでなく、ヤー・ヤー・ヤーズのカバーなんていう
ちょっと意外な曲も収録されています。

花や草の香りを運んでくれる春の風のような、
フォーキーでジャジーで、ボサノバやカントリーの要素も含まれたアルバム。
フレッシュハーブティーが似合う1枚です。


ノラ・ジョーンズの友達の奥さん_b0080953_1543215.jpg

モダン・ロマンス
サーシャ・ダブソン / インディペンデントレーベル/6月11日発売
by garbo-music | 2006-05-31 14:08
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