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グルメ ‐ ランチ Garboコンシェルジュ:並木麻輝子


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根津の町並にとけこむ、そこは、時間の流れの異なる、うどん専門店~釜竹~

普段、自分のブログでは、「朝昼晩、三食スイーツ食べてるんじゃないの・・?」
と聞かれるくらい、スイーツを食べない日はありませんが、ご安心ください、ご飯も食べています。

今回、並木組ランチブログの更新を前に、皆さんのこれまでのランチ記録を改めて読み返していたら、あら?「和食」カテゴリーに、まだ投稿がありませんでした。

和食とは!なんてタイムリーなんでしょう!ちょうど、行きたかったお店があったんです。
それは、下町風情あふれる、文京区・根津に昨年10月にオープンした、「釜揚げうどん専門店」の「釜竹(かまちく)」
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少し前に、こちらのお店に、夜、知人達とお訪ねする予定だったたのですが、急な予定のため、残念ながら伺えず・・。
以来、いつ行こうかと、機会を見計らっておりました。

お昼であれば、ぶっつけで行っても入れるかな、とも思ったのですが、いやいや、ここは万全を期して、昼でも予約をお願いできるならそうしよう!と思い直し、早速、お電話を。

すると、「土日は混みあうので、できれば予約をされた方がよいかと思います」とのこと。
テーブル席と掘り炬燵席、どちらが希望か聞かれたものの、ややイメージがつかなかったので、
「・・うーん、どっちにしよう。おすすめはどちらですか?」とお尋ねしたら
「テーブル席はお庭が見えるので、お庭の緑をご覧になられたい方は、そちらになさることが多いです。」と。

掘り炬燵の方が雰囲気があっていいかな、と傾いてもいたのですが、せっかく昼間にお訪ねするし、春のいい季節ですから、それではお庭の見える方にしよう!と決めました。

こうやって、短いやり取りをさせていただく中でも、お店の方のご対応がとても丁寧で、きりっとしていて、とても気持ちよい印象を受けます。
あぁ、これは、ますます期待がふくらみます。楽しみ~。

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不忍(しのばず)通りから、ちょっと入った先に、看板にしたがって歩いていくと、お店を発見・・と思いきや、涼やかな青竹の目隠しの向こうに見える、その不思議な建築に、思わず声を呑んで、見渡してしまいました。

そう。実際、「見渡す」、という表現が、当てはまったのです。
一軒家のお店と思いきや、んん?広いお庭と、かなり不思議な、私のイメージでは、
『千と千尋』に登場する「湯屋」を、ふと想起させるようなレトロモダン調の建物と、一体、どこが境目なのか、わからない・・。
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「釜竹」の本店は、大阪府羽曳野(はびきの)市で1985年に創業。
根津のお店は、息子さんが取り仕切っていらっしゃるそう。

中に入ってみると、お店の方のご説明の意味が、わかりました。
奥は、一段高くなった、石造りの土蔵をそのまま活かしたつくりになっていて、その中に、掘り炬燵の席がいくつか。その前側にせり出しているテーブル席が、ガラス越しにお庭を楽しめるようになっています。
土蔵は、明治年間築造とのことで、建物の内側に幾本も見える、黒光りする太い梁が、その歴史を物語ります。

メニューは、釜揚げうどんと、ざるうどん(細打ち・太打ち)の3種類のみで、
それぞれ、大盛りを選ぶこともできます。
おっと、「ねぎの追加:100円」もありました。

それに、利き酒師の資格をお持ちのご主人が選んだ「麺前酒」の数々と、「季節
の肴少々」。これをいくつか選んで、私が釜揚げ、相方がざるの太打ちを、それ
ぞれ注文。二人とも、日本酒は下戸に近いのが、残念ですね・・。

ちなみに、私のパートナーは、大阪生まれ。
大阪の人に、関東のうどんについて語ってもらうと、出汁の味の違いが大きいのか、「あれは、関西のうどんとは違う食べ物」といったような言いっぷりで、なかなか満足がいかないもののよう。さて、そんな彼も気に入ってくれるでしょうか・・。

注文を受けてから麺を刻む、というご説明どおり、歯切れのよい、トントンというリズミカルな音が聞こえてきて、それにつられるように、期待感も否応なく高まって参ります。

順に、つゆ、そして薬味が運ばれて、お待ちかねのうどんが出てくるまで、しばしの時間の猶予が。よく、「うどんは和のファーストフード」なんて言われるけれど、どっこい、そうはいきません。
でも、こんなのどかな休日の昼間、たまにはゆったりと時間をかけて、手間ひまをかけて作られた、極上の食事をいただける。幸せなひと時ですね~。

店内に、本店の様子を紹介した、閲覧用の雑誌記事のスクラップがあり、待つ間、パラパラと眺めておりました。
その中の、『週刊現代』の山本益博さんの記事で、このうどんのために、大阪の本店までわざわざ旅をするに足るといったお言葉を拝読。釜揚げうどんの一杯のために、遠く大阪まで足を運ばれる。その情熱も素晴らしいですが、そういううどんと出会えたことは、とても幸せなことだなぁと思われました。

お庭を共有するような形になっている、隣接する建物は、後から知ったことによれば、老人ホームとのこと。こんな素敵なうどん屋さんが、まるで「離れ」のように隣にあるなんて、うーん、贅沢なホームだなぁ。
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そうこうするうちに、先ほどお願いした、酒の肴が運ばれてきました。
たこの粕漬け、ごま豆腐、ねぎとかつお。意外なところでは、「レーズン&レパン(レーズンバター詰のパンだそう!)」なんてものまでありました。
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こりっ、くにゅっとした噛み応えが癖になりそうな、たこの粕漬けは、
「お土産があったら買って帰りたい・・!」と思わずつぶやいてしまうほど、絶妙な漬かり具合の上品な美味しさ。ご飯にも合いそう~。

うっすらと、緑鮮やかな山葵をひいた、白いごま豆腐の、美しく、繊細な味と、ほんの一口でも存在感たっぷりの、もちもちとした弾力といったら!

店内には、塊から削り節まで、様々な形状のかつお節も販売されているのですが、実は、女将さんのご実家が、かつお節問屋さんでいらっしゃるそう。
友人が、「麺もさることながら、かつお出汁の香りが素晴らしかった!」と絶賛していたのも、なるほど、とうなずけました。

ちなみに、ご主人のご実家は、酒屋さんでいらっしゃるそうで、まさに、「集大成」のようなお店なんですね。

さて、いよいよ、待ちに待ったうどんとのご対面!

ですが、真打登場までに、順に段取りというものがあります。
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まず最初に、釜揚げ用のつゆを入れた、大きな徳利が運ばれてきました。
注ぎ口近くに、しめ縄のように太い紐が巻かれているのは、地肌が熱くて持てないためのよう。それにしても、こんなに大きくて重い汁徳利は、初めてです。

そして、薬味。
器一杯の青みの九条ねぎ、揚げ玉、そして、惜しげなくたっぷり使えそうなおろし生姜。
これが、テーブルに出しっぱなしといったことなく、1人1人に専用に出されるのが、なんとも嬉しい。

さて、これだけの準備を整えて、いよいよ、たっぷりの湯の中で泳ぐ、釜揚げうどんの登場です!

うどんは太打ちで、少し白くにごったゆで湯に浮いて、つやつやと、真っ白よりはやや黄色味をおびて、半透明にすけています。
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まずは一本、ここはやっぱり、つゆも薬味もつけずに、そのまま口に運びます。
・・・うーん、もちっとしたうどんが、周囲の、ほんのわずかとろっとした食感を残しつつ、口の中で伸びながら、ぷつんと切れるまでの、その心地よいやわらかさ。甘い、小麦粉のやさしい味がします。
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つゆは熱く、軽くひたして、はふはふっと一口。
醤油の色をすかして、いっそう、その透明感が美しく引き立ちます。
そのまま、もう二口、三口。

その後、半分くらい一気に食べたところで、薬味にねぎを入れて、一口。
たまに、薬味でねぎの小口切りを使った後、辛味や青臭さがずっと口の中に残ってしまうことがありますが、これは、そんなことはなく、丁寧に一手間かけて、軽くさらしてあるようです。
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さらに、揚げ玉を入れて、そして生姜をたっぷり。
揚げ玉が入ると、一気にコクと独特の甘みが加わって、また全然違った味わいになりますね。

出来たての美味しさを一気に堪能し、やっと一息ついた頃、ちょうど相方の、太打ちのざるうどんも運ばれてきていました。
こちらは、見た目、やや量が少ないようにも見えて、男性だとちょっと足りないかしら?とも。

ですが、これまた、つやつやと光る、「美しい」という表現を使いたくなるような、見事な太打ちうどんです。
山本益博さんが、コラムの中で、こちらを「デュラムセモリナのパスタ」にたとえていらっしゃって、そうはいっても、うどんだし、さすがにセモリナとまではいかないんじゃないのかな?と思っていたのですが・・。
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味見させてもらって、見事なまでに、そんな思いが覆されました!

デュラムセモリナとは・・・言い得て妙!うん、わかります。まさにそういう感じ!!

釜揚げとは、これまた全然食感が異なり、きゅっと締まった感じで、モチモチ、しこしこして、そのコシの強さといったら、想像以上でした。
彼も、「うん、なんとなく、大阪のうどんって感じやな。」と。最近、東京でも多く見られる稲庭や讃岐うどんとは、やっぱり、ちょっと違うものに感じてくれたようです。

「釜揚げうどん専門店」なので、ちょっと申し訳ないかもと思いつつ、私は、このざるうどんの美味しさに、すっかり魅せられてしまいました。

こちらのつゆは冷たく、釜揚げ用よりも、少し味が濃いようにも思われたのですが、温度の違いによったのかも知れません。
でも、それなら、細打ちのつゆは、どうなんでしょう?おそらく、細い分、つゆが絡みやすいので、太打ちと同じではないような気もするのですが・・。

今度はぜひ、細打ちのざるも、食べに来たいと思いました。

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そして、帰り際に、本店で女将さんの手作りが人気という、ちりめん山椒を、お土産に。
「バタバタしていてすみません!土日は、やっぱり混んでしまって・・平日だと、全然すいてるんですよ。」と、お店の方は申し訳なさそうにおっしゃいますが、混んでいるといっても、決してあわただしさを感じさせない、ゆったりした時間の流れは変わらない、とても不思議な空間でした。
御礼と、またぜひお訪ねしたいとお伝えして、そして、もう一度、この素敵な土蔵造りの建物を振り返りつつ、根津の町を後にしたのでした。
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その日の夜、さっそく、お土産のちりめん山椒をあけて、土鍋で炊いたご飯にかけて、いただいてみました。青々とした山椒の実。大好きなので、あら、もっとたくさん入っていてもいいくらいなのに・・と思ったものの、一口食べてみたら、想像以上に、全体に山椒の清々しい香味が行き渡っていて、あぁ、すごい、美味しい・・・。

ランチから、夕飯まで幸せをおすそ分けしてくれた、素敵なお土産でした。

また、ぜひともお訪ねしたいです!
今度は、甘鯛の干物と、ねぎ焼きを肴に、できたら、日本酒党の友人と一緒に・・かな。

【DATA】
〒113-0031
東京都文京区根津2-14-18
Tel: お店のご都合により掲載いたしません
営業時間:
火曜~土曜 11時から14時 17時から20時
日曜・祝日 11時から14時 16時から19時
手打ちのため、うどんが無くなり次第閉店となります

(文責:平岩理緒
by garbo-lunch | 2006-04-10 23:13 | 和食 | Comments(0)
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