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グルメ ‐ ランチ Garboコンシェルジュ:並木麻輝子


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料理も、器も一流!~IL GHIOTTONE(イルギオットーネ)~

世の中に、白い器って五万とあって、光沢のある白、マットな白、透け感のある白…一言で「白い器」といっても、そのレパートリーは様々だ。白い器で料理を出すお店は一般的なのは、やはり一番料理がきれいに見えるからなわけだが、ここまで料理一品一品との相性を考えて器が選ばれている店は少ないのではないか、と思う。

今回うかがった「IL GHIOTTONE(イルギオットーネ)」は、料理の紹介はもちろんのこと、器にも注目してご紹介したい。

まず、席について驚くのは、すでにセッティングされているパン皿と水用グラス。パン皿は「 Rosenthal(ローゼンタール)」、グラスは「ALESSI(アレッシー)」である。パン皿と水用のグラスなんて、脇役中の脇役だというのに、きちんと「いい器」を使っているところにただならぬものを感じる。

f0040321_16561910.jpg最初に出されたのは、<オリーブオイル2種>。このために特注されたのではないか、と思うほどぴったりのガラスの器。ガラスを透けてテーブルクロスの白が、2種のオリーブオイルの色の違いを歴然とさせる。右(薄い色)が北イタリアのもの。フルーティーで甘みがあり、なじみのあるオリーブオイルの味である。一方、左(濃い色)は南イタリアのもの。サンサンと注ぐ太陽を彷彿とさせる、藁っぽい苦みの強い味である。

f0040321_1657272.jpg2種のオリーブオイルに感動していると、おしゃれなカップに入った料理が出される。<カリフラワーのスープ>。炙ったホタテ、茹でたブロッコリー、プラドという豚の脂身の塩漬けに、カリフラワーのスープというよりは、クリームがかかっている感じ。炙ったホタテの香ばしさ、ブロッコリーの青っぽさ、プラドの凝縮した塩辛さが、マイルドなカリフラワーのスープでお互いの調和を取っているようだ。なるほど、この料理には、ゴロゴロとした具材が、適量のスープに絡むように、スープ皿ではなく、カップがよいのだと感じる。また、添えられた打ち銅の匙は、小ぶりでアイスクリームスプーンのように平たく、掬いやすい。さりげなく、和のものが入っているところがにくい。

f0040321_16572644.jpgまず、前菜の<初鰹のサラダ仕立て>。半面炙った初鰹に、フレッシュな葉もの、でこぽんとフェンネルのソースがかかっている。でこぽんの甘さが、鰹の臭みを消して、気持ちの良い味がする。厚みのあるガラスの器は、安定感があるのに、涼しさを演出できるすぐれものである。




f0040321_16574965.jpg次は、パスタ。<岩手産大椎茸とベーコンのタリアテッレ>。まるでポルチーニ茸のような肉厚な椎茸と、層の厚いベーコンのサイ切りと、フレッシュなセージの葉をタリアテッレと炒め合わせ、仕上げに粗挽きこしょうとパルメザンチーズをふんだんにかけた、至ってシンプルなもの。噛めば噛むほどお互いの風味がギュッと感じらる。器は、リムの大きなボール状のもの。ソースのあるもの、ないもの、どちらにしても、パスタは少し深みのある器が食べやすい。

f0040321_16581134.jpgそして、気になるメイン。料理の前に、カトラリーが出される。仰々しい牛角の柄のフォークとナイフ。よく見れば、「Laguiole(ラギオール)」のものである。ラギオールとは、フランスの、刃物で有名な小さな村の名前である。柄の部分にさりげなく付いている蜂だか蝿だかのマークが特徴で、この村の工芸品である。が、その切れ味は抜群で、折りたたみ式のポケットナイフを始め、世界的に認められ、ブランド化している。キッチンウェアのお店のショウウィンドウでしか拝見したことがない「ラギオール」を今から、自らが使って食するものとはいったい!?と期待が大きくふくらむ。そして、出されたのは、<地鶏のパートフィロ巻 九条ネギとスクランブルエッグ添え>。パリッと歯ごたえのある皮に包まれたミディアムレアな地鶏と、とろとろのスクランブルエッグと柔らかい九条ネギのこってり感に、グリーンマスタードソースのキリッとした辛みが利いている。器は、リムのない、フラットかと思えば、中央に向かってややくぼんでいるきれいなラインのもので、料理が栄える。リムが必要なほどのソースの量ではないが、真フラットでは心許ない、こんな料理には最適な器である。ラギオールの刃のあたりも問題ない。

f0040321_16584225.jpg締めのデザートは、<アーモンド風味のヴィアンコマンジャーレ キャラメルアイス添え>。ブラマンジェといえば想像つきやすいだろう。が、想像以上のフワフワ感と口に入れたと同時にとろける感じが普通ではない。さらに苦みのあるキャラメルアイスが、ヴィアンコマンジャーレの優しい甘さを引き立てている。中央が楕円型にくぼんだ、愛嬌のある器は、デザートの甘さと相まって、かわいらしさを演出している。

最後は、一杯のコーヒーで。カラーの花びらのようなフォルムのコーヒーカップは、「Villeroy&Boch(ビレロイ&ボッホ)」のもの。「おいしかったね~」と本日のランチについて語り合う、各々の手元に「満足」の花が咲いている。


料理の美味しさはもちろんの事、最後まで気を抜かない器選びには、もう脱帽である。


Motoho Joh


IL GHIOTTONE(イルギオットーネ)
  〒100-6401
  東京都千代田区丸の内2-7-3
  東京ビルディング1F
  03-5220-2006
  www.ilghiottone.com
by garbo-lunch | 2006-03-13 17:04 | イタリアン | Comments(1)
Commented by codama+ at 2006-03-14 14:29 x
フードスタイリストならではの視点で書かれていて、興味深いですね。
普通だったらスタイリッシュと感じるだけで終わってしまうイル・ギオットーネのテーブルウェアですが、改めてプロの目で機能面の分析をしてもらうと、なるほどそうだな、とうなずいてしまいますね。
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