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9月20日(水) 煮物が恋しくなるでしょう_d0082944_2112343.jpg

すずきの塩焼きが かまなのがまかないくさい
かぶ煮 と いかのバター炒め は ランチ小鉢の残り
おつゆは ねぎ鮪汁(ねぎまじる)の鮪がなくなったので焼き茄子を入れた

かぶでも大根でも まずは下茹でをしておく
上げた後に 煮汁でひと煮たちで できあがり
煮汁は はじめはうす味で 物足りなければ足せばいい たし算が原則

かぶを茹でるときは 表面の繊維質に騙されて
まだ固いと思って油断していると 残り10秒くらいで あっという間に茹ですぎになる
この塩梅に気遣って とは 本店料理長の鎌田さんの弁
このかぶは 歯ごたえあり!

おでんにいれる大根も まず別鍋で 下茹でしてからね!


 
Fumi Fumi Sta~tio~n  平野 文です 今日は女性たちへ

自分がちょいと弱っていると自覚しているとき に 本にすがりたい
と思うときは ありませんか

私は 夏石鈴子さんの本を読むと いつも 力がつくし 敬服してしまう
ときどき笑って ときどきドキリとさせられて
そして 若い世代のうちに 夏石さんのこの発想と思考回路 を
読み知っていたなら もうちょっと なにかがかわっていたかもね・・・
なんて思ってしまう

仕事をしている女性にとって ちゃんと役に立つ小説 そう思う

夏石さんは実際に 仕事 主婦 妻 母  ちゃんと4役をこなしている
でも ぜんぜんえらぶっていない えばってもいない
あの新解さん を書いた方です
で ご主人は映画製作者・監督のあの荒戸源次郎氏です
もうね 突き抜けている方なのです

新刊「夏の力道山」 しばらく読み進むとタイトルの意味が判明
もう一冊のおすすめ「いらっしゃい」
こちらは 夏石さんがある出版社の受付嬢時代だったときのおはなしがベースらしい

可能なら このブログで対談かインタビューでもさせていただいて
結婚願望のある女性たちへのメッセイジがほしいと思うほどなのです


で 掲題の「女たちよ!」というのは 私が20代の時分に読破していた
伊丹十三さんのデビューエッセイのタイトル
でもね 伊丹さん 山口瞳さん 高橋義孝さんが書かれた
随筆に突っ走ってると 私みたいな 男の発想しかできない人間になっちゃうから
夏石さんを 読んでください!!


選曲もちょっとは女らしくね  竹内まりあさん September
               失礼竹内まりやさん でしたね(メビウスさん39)
Fumi Fumi Sta~tio~n   平野 文です ども

さて 読書の続きね
どんな作家が好みで どんな作品を読んでいるか ということだけでも
やはり 多少は看破 されてしまうかな 
だから雑誌でも 「この人の書棚拝見」 などという 特集記事を組むのかもしれない

看破とは・・・ 隠されていること 背後にあるものを 見破ること

つまり 思いがけず その人の本質が見えてしまうこと
たとえば ゴルフ麻雀 はその好例だといいます 
ある交響楽団の常任指揮者のIさんは 演奏 でもそうだ といい
銀座のシャンソンサロンのママは 唄い方 にもその人が出る と言い切った
ついでに 食べ方 でも・・・・
だから「こんど是非食事でも」 という誘いは 意外に本能なのかもね(苦笑)

読書の好み というのは それらなどに比べれば
もう少々ライトで 同じ看破されることでも その人の本質というより
好みが わかっちゃう ぐらいに私は 捉えている

たとえば 好きな相手の いままで読んでいた本などを知ったら
自分とは正反対  まっったく共通項なし
とわかってしまった場合は どうするか・・・
「あら そうなら 私の好みが 2倍になるわ」 と思うことにしている

好み なんてのは しょせん嗜好 ですからね
認めることが 大事  映画やスポーツ観戦でも同じこと
けれども 行為の方(食べ方なり唄い方など)で 
生理的に受け付けない部分があったなら それは・・・
深入りする前に 俯瞰の目線 を持った方が得策だ
私はそんな風に教えられて ここまできた


さてみなさまは この秋 新たな出会いが あるやなし?


  今日は   MISIA あたりで  Everything   なぞいかが?
Fumi Fumi Sta~tio~n

平野文です 読書の秋にさきがけ 本の読み方について私のことを少々・・・

気に入った作品に出会うと 作品を次々追いかける のではなく
その作家の生きざま の方に 興味がわく

典型的なのが 16歳の秋に出会った アルベール・カミュ でした
初めて手にとった全集
その真っ白なカバー表紙のセンターに モノクロの顔写真が・・・(16日(土)の項参照)

もう その後は カミュの草稿ノート 恩師との往復書簡 恩師のカミュ回想録
などに突っ走る
挙句に フランスのルールマランという小さな田舎町にある カミュの墓
にまで 辿り着きお参り
ついでに カミュの生い立ちをオーバーラップさせた同級生に恋をする
初恋物語の少女小説3部作も 書いちゃった(コレハカナリウケマシタ)

三島由紀夫 にも同じく突っ走り 「十代書簡集」 にうなる
カミュとの共通点を みつけちゃったりね

危うさをはらんだ生きざまそのものが 小説 のようでね

だから小説としては 三島由紀夫の 「美徳のよろめき」 
このタイトルが どうしようもなく 好き
よろめき とは 倒れないのよ 倒れてケガなんかしない
ちゃんと 立ち直る 自ら立て直すんだから・・・
しかも 美徳よ 美徳・・・ なんと美しいタイトル
文章も 美しい しかも短編なのですぐ読める
(こっち系だったので 太宰には走らなかったのだ)


とまあ 以上が昭和の時代の 私の本の読み方
平成元年に築地に嫁いで依頼の ヘーセーのワタクシは もう全然 お気楽
追っかけているのは 奥田英朗さんの 伊良部シリーズのみ
いまや 作家を追いかけることなどせず ストレートに作品のみの愛読者

ついでながら 随筆で読破したのは 20代のころに
高橋義孝 山口瞳 伊丹十三 諸氏の全作品 どれも糧になっています

K-DMCさん じゅんこAちゃん 5枚卸さん 山本幸伸クン メビウスさん 桑原君たちにも 
お気に入りの作家が いるでしょう

ではお気に入りの一曲 (ふみいち予想 5枚卸さんお見事)
  
              中島みゆき  時代  いきましょ~~


9月16日(土)      好きに 理由はない_d0082944_035122.jpg



         
          読書の秋に さきがけて    作家 アルベール・カミュ
初めて食べた 生にしんの煮付け
9月15日(金)  生にしんの煮付け_d0082944_21464876.jpg

小川サンが 朝の河岸にて 
脂がのってて 煮付けにしたらうまそうだったので買った 網走産の生にしん
32~3センチあった

群れがやってくると 海面が光り輝いたというのが想像できる この光り具合
イワシに似ているが イワシのような濃い味は しない
身は きめ細かく柔らか クセのない 淡白な味

かつては豊漁だった そのせいもあるけれど
この淡白さだから 北海道では ホッケなどと同じように ぬか漬けなどにして
越冬用の保存食にできたのだ そう思った 
にしんと聞けば 身欠きにしん しか思い浮かばず
それも京都で食べる にしんそば ね 

身欠きにしんとは にしんの頭と尾を取って 2つに裂いて干乾ししたもの で
保存食のひとつです 

江戸中期あたりから
この身欠きにしんや 昆布や 棒鱈(これも干鱈) が 
北前船に積まれて 北陸の港に入ってきていた
その荷が ぶり街道を通って 
さかなの漁れない内陸の京都まで 運ばれていったのですね

かりっかりの 身欠きにしんは 
米のとぎ汁などでもどし 甘辛く炊いて そばの具になった
だから あの飴色で あの味なのね
棒鱈は エビイモと一緒に煮付けて 芋棒 という
京都の名物料理 になった   そう教わりました

関西の昆布だし も このルーツ なのでしょうかね

ついでながら (はも)は 
港から京都までの道中でも 生き長らえるほどの強靭な生命力 であったから
選ばれ 京都で珍重されるさかなとなった とも教わりました
どれも私にとっては 食べ慣れないものばかりです

そうそう 数の子は にしんの子 です
これも 子供の頃から 私には あまり縁のないものでした
かつお それとも めじ ?
9月14日(木)  かつお か めじ か_d0082944_1133217.jpg

かつて 秋も深まった 築地の鮨屋にて カウンターに陣取っていた 部長クラス風の紳士が
目の前のガラスケースの さかなのブロックを指差し 言った
「このマグロ 握ってよ」 

包丁を握り 仕事中の親方は その手元に視線を落としたまま答えた
「それ かつお なんですけど・・」

以上は ホントに遭遇したオハナシ

で この丼は 気仙沼産の か・つ・お
戻りがつおなのに まだ脂がのっていないので 
初夏のかつおのよう つまり めじ(本マグロの若魚)のように見える
もっと 戻ってくると 実はほんとに 本マグロのように 色目も深紅にかわってくる
一見私だって みまごうほどに・・・



ついでながら 本日の小鉢は 焼きナスと まぐろのつみれ
どれも 薬味はしょうが で さっぱりランチ 
Fumi Fumi Sta~tio~n

平野 文です 雨が降るフル よく降るね
こういう降り方だと 口からついて出るのは・・・

       雨が空から降れば   小室 等 さま


午前中 千秋に立ち寄り この先の 予約状況を店に尋ねる
(見知った方がいらっしゃるときには 可能な限りご挨拶をするため)
ついでに11時 ランチの一番客 (口開け) をした後

去る8月8日に急逝した 声優・鈴置洋孝(すずおきひろたか)さんの
「お別れの会」に 出向く
鈴置さんが 普段会えないような仲間に 再会させてくれた  

献花の間 会場には 
55歳のお誕生日ライヴ で 「夢のカリフォルニア」 を唄う 本人の映像が流れていた 
澄んだ色香のある 歌声  これが 去年(!)
映像のなかで 「次回は もし生きていれば 還暦ライヴを!」 なんて 言ってるのだ

古谷徹さんが泣きながら いい弔辞を詠みあげてくれた 
鈴置さんは 男惚れ も されていた男 だったのだ  
鼻をすすっている私のとなりで 同じような音をたてていたのは古川登志夫さん

外は 涙雨  仕事場に向かうまでに 「普段」に戻すことがとても困難だった

帰路 松井選手の 復帰いきなり4安打 の朗報を知る
また 泣いちゃったよ    どいつもこいつも・・・・



まだ やまない 雨
たまに食べたくなるもの お稲荷さん (ちょっとド迫力すぎた)
9月12日(火)  たまに食べたくなるもの_d0082944_23474092.jpg

千秋本店のカウンターに たまに置いてある 
目に入ると そそられる すぐに売り切れる 「おみや」にする人が多いから 
なんとなくわかる

小川サンは 大葉とゴマに加えて こま切れのガリ を入れる これが効く
自宅で酢飯をつくるには 「すしの子」をまぶし入れるので充分

千秋で使っているガリ、大葉、ツマは 築地場内・魚がし横丁の
通称美人妻・駿河屋さんのもの 
駿河屋さんは 河岸でいうところの「ツマ屋」さんだ 覗くと愉しい
刺身のツマは ほんとに「妻」という字を書く それで美人のおかみさんとかけて美人妻
ここの「妻」は シャキシャキ
千秋でも 刺身のみならず妻も(大葉も) 完食してくださる方が多い

さて たまに食べたくなるもの
お稲荷さん お赤飯 鯛焼き ソフトクリーム・・・ まだきっとあるな