8月28日(月)  まだ夏なのに 何故もう秋刀魚?? その2

さんまには さんま前線 がある のです

さんまというさかなは だいたい7月ごろから
親潮の流れに乗って 北海道沖から 南下してくるのです

いまは 根室・釧路あたりにいる
それが だんだん三陸~銚子あたりまで南下してくると
同時に 脂も乗ってきて
プリップリのパンパンの 旬真っ盛りの秋刀魚になる
ソレが ちょうど 9月の末~10月ごろ

これが落語でいうところの 「目黒のさんま」状態ね
脂じゅうじゅう 煙もうもう

で その 秋の時季のさんまというのが やはり一番旨いとされていて
しかも 量も豊富なので 誰もが手軽に 気楽に食べられていた
そこで 秋刀魚は秋のもの というイメージが 強烈なのですね

とっころが
今は 技術が進化した  漁に出る船も 大きくなり速度も速くなった
                 鮮度保持・冷凍技術が 発達した
                 輸送形態が 進化した

おかげで かつては口にできるチャンスもなかった
北海道沖で漁れている 初物のさんま
いまや 気軽にこのとおり  というワケなのです
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これから さんまを食べるとき 味をよおく舌に憶えさせて
10月まで 食べるごとに 脂の乗りなどで 味のうつろいが わかるかもよ
スーパーなどでは シールに産地が明記されているでしょうから
南下状態が わかるかも

ほんとの 旬真っ盛りの秋のさんまは 
土俵入りの太刀持ちが持っているように 尾っぽを握ると
秋刀魚は 刀のように立つの  プリップリのパンパンなのでね
Commented by 杉山友英 at 2006-08-29 02:31 x
いま29日の午前2時25分に仕事を終えたばかりです、秋刀魚の写真を観たら秋刀魚をいますぐにでも食べたくなりました、あお腹がすいた。
Commented by Pluto at 2006-08-29 09:41 x
味のうつろいを感じるほど俺の舌は敏感かな?
今年は試してみようと思います。
毎年、スーパーでは鱗を簡単に見つけた時だけサンマを購入しているのですが。今年は定期的に食べるよう心がけます。 
by DJfumi | 2006-08-28 22:07 | 築地魚河岸 裏ヨメコラム | Comments(2)

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