いよいよシャネル フレグランス ミュージアムが開幕! さっそく会場を訪れて、香りを五感で感じられるサプライズな“仕掛け”の数々を体験してきました。
「シャネルの香水の歴史」に始まり「香りの世界地図」などなど、ミュージアムならではの展示が盛りだくさんですが、フレグランス通にぜひ体験していただきたいのは、「N゜5の秘密」。
マドモアゼル シャネルが愛した代表作「N゜5」に使われる貴重な香りのエッセンスを、トップノートからラストまで個別に嗅ぐことができるんです。とくに見逃せないのがミドルノートに使われているリッチでふくよかな香りのグラース産ジャスミン、そしてみずみずしい華やかさのローズ・ド・メ(5月のバラ)。これは必見、いえ必嗅!です。思わずうっとりしてしまうピュアなエッセンスを体験すれば、ますます「N゜5」の虜になってしまいそうな・・・。
この機会に自分に合った香りをじっくり探してみたいという人におススメなのは、シャネルの香りを気軽に体験できる「テスターバー」と「フレグランスバー」。
このテスター(上写真)が従来のものと違うのは、香りをタイプ別に分類しているので、先入観を持たずに自分の好みの香りを探せること。例えば「ライトフローラル」「オリエンタル」などいくつかの分類のなかから「いつもはついフローラル系を使ってしまうけど、たまには大人っぽいオリエンタルな香りにも挑戦してみようかしら?」などと自由に選ぶことができます。そこで意外にも男性用のセクシーな香り「アンテウス」にハマってしまった私ですが、メンズ、レディス問わず自由に香りをテスティングできてしまうのもここの魅力。
またテスターバーで気に入った香りを見つけたら、隣にあるフレグランスバー(下写真)でその香りを実際につけてみることもできます。それぞれのバーには、専門のトレーニングを受けたフレグランスリーダーと呼ばれるアドバイザーがいるので、香りの選び方や使い方を相談してみるのもいいですね。
「フレグランスは湿度が高いときほど、より強く香るものですが、これからは乾燥しがちな季節。しっかりとした香りを使いこなすにもいい機会なんです」とのアドバイスも。
またカップルでテスティングをすれば「どんな香りが好き?」と二人でコミュニケーションを楽しむこともできます。銀座でデートの待ち合わせをするなら、ぜひシャネルのフレグランスバーで。アペリティフがわりに、美味なる香りをお試しあれ。
取材/東ミチヨ
シャネル フレグランス ミュージアムとは?