2010年 02月 01日
ついにEV自動車ベンチャーが上場の狼煙を上げた
ファイナンシャルプランナーの大山潤です。
月曜日の午前中はネット接続できる環境にないため早めの更新になります。
トヨタ自動車のアクセルペダルの不具合によるリコール問題に加え、ホンダも海外でリコール問題に直面しています。
トヨタのリコール対象は、米国のほか中国、欧州にも拡大し、世界で700万台を超えるとみられ、2月10日(1日付のロイターの記事では、2月4日に公聴会の開催が決定)には米下院の公聴会が予定されており、米自動車メーカーがトヨタ乗換キャンペーンを実施するなど、引き続き厳しい状況が続きそうな気がします。
一方で米国では、シリコンバレーから生まれた電気自動車ベンチャーのテスラ・モータースが、ついにIPO(新規株式公開)に向けて動き出しました。
日本経済新聞
(以下引用)
電気自動車ベンチャーの米テスラ・モーターズ(カリフォルニア州パロアルト市)は29日、新規株式上場計画を米証券取引委員会(SEC)に登録した。
上場が実現すれば、米電気自動車ベンチャーでは初めて。米環境ベンチャー各社の上場計画に弾みがつく可能性がある。
テスラは2003 年設立で、従業員約500人。2人乗り電気スポーツ自動車「ロードスター」を販売するほか、12年にはセダンを投入する計画を表明している。
同社の09年1~9月の売上高は9300万ドル(約84億円)で、最終損益は3100万ドル(約28億円)の赤字だった。上場によって最大で1億ドルの資 金調達を目指す。
上場日などは未定。
(引用終わり)
まだまだバッテリーや1000万円を超えると言われる販売価格など、誰もが気軽に手を出せる製品ではありませんが、早い段階から電気自動車の製品化を見据え、ベンチャーとして金融危機に苦しみながらも上場を果たそうとするテスラは、生み出される製品だけでなくその背景を含めて、わくわくするような夢を感じさせてくれます。
テスラの写真
国内メーカーの電気自動車は、日産と三菱が先行しているようですが、これを超えるような魅力的な車が、トヨタやホンダから、あるいは国内のベンチャーから登場するのを心待ちにしています。