2010年 01月 25日
住宅リフォームフェア、平均給与の推移
ファイナンシャルプランナーの大山潤です。
先週末は、宮城県内の夢メッセというイベント会場で土、日と2日間開催された、住宅リフォームフェア内のブースで無料相談を受けてきました。
残念ながら私が担当した土曜日は相談なしでしたが、今回のお仕事の窓口となって頂いたマジョタマさん(仕事のきっかけとなったブログ)、
マネープランセミナーで講師を担当された小野寺永吏さんとご一緒できて楽しい時間を過ごすことができました。
セミナーは、ライフイベントやキャッシュフロー表になどファイナンシャルプランニングに必須の内容を中心としたマネープランがテーマ。
講師の小野寺さんは、一時間という短い時間の中で、やさしく解りやすくお話しされていました。
さすがジャーナリストという感想を受けました。
一方で、スポットの相談業務を除き、ライフイベント表やキャシュフロー表は、資産運用に限らず住宅でも保険でもほぼ全て分野において、これを作らずに実務は行えないという欠かせないステップですが、作成はおろか見たことも聞いたことも無いという人が多いのだなという事を、あらためて感じた次第です。
さて、以下の図は平均給与及び対前年伸び率の推移(平成20年分 民間給与実態統計調査 国税庁)でセミナーの冒頭でも紹介されたものです。
平均が400万円台ということは、もっとも数の多い層は300万円代に集中しているのではないでしょうか。
給与の推移は図の通りですが、以前このブログ内でも書いたように、給与の低下が構造的な要因によるものであれば、今後の景気に関係なく給与水準は引き続き低下していくと思われます。
同一労働同一賃金という議論に立てば、世界的(特に対途上国の圧倒的な人口に対して)に見て、日本人の賃金水準は高すぎるということになります。
例えば雇用者の立場から見ると、労働の質を上げるか、現状のまま賃金の低下を受け入れるか、別の業種へシフトするか、といった選択を今後いっそう迫られることになるのかもしれません。