2009年 12月 03日
今注目の金~純金積立
ファイナンシャルプランナーの中村真佐子です!
12月に入り、今年もあと一カ月をきりました。
主婦にとってはせわしない12月。でも焦ってあれもこれも・・・と考えるとうっかりミス連発。今年は戒めるように1つ1つを確実に!をモットーに年の瀬を迎えたと思っています。
今回は、今注目されている「金」を少しずつ買い足していける「純金積立」についてです。
金の価格はここのところ上昇しています。
海外の金価格は連日最高値更新などとニュースが流れています。
このグラフは三菱マテリアルで出している2009年の金価格の推移ですが多少上下はあるものの少しずつ上昇しているのが見て取れます。
最近の動きは「ドル」や「原油」の影響を受けているようですが、金の価格はこのほかにも、需要と供給のバランスや「有事の金」といわれるように紛争やテロによる影響も受け、価格が変動します。
相場を予測したりするのは、素人にはなかなか難しいといえますね。
しかし、特に女性は「金」というものに魅力を感じます。
そこで、気軽に金投資が始められる商品として「純金積立」をご紹介します。
毎月一定の金額で金を購入します。3,000円から積み立てできる会社がほとんどです。
自動引き落としなので、知らず知らずのうちにたまっていきます。
純金積立の金購入の仕組み
例えば3,000円で月々購入することとした場合、
3,000円を月の営業日で割ります。
仮にその月の営業日が20日だった場合、3,000÷20=150となり
毎日150円分の金を購入していきます。
金相場は毎日変動しますので、金価格が下がった時はたくさん買え、金価格が上がった場合は少なく買うことになります。
このような投資の方法を「ドルコスト平均法」と言います。
このような買い方は、一定量(例えば1日1グラムのような)買い付けるよりも平均コストを安く抑えられます。そして急激な価格変動の影響を受けにくいのでリスクの少ない投資法です。
このようにして地道に積立てられた金は、数年後にまとまった量になります。
積み立てた金の利用方法は主に3つ
「引き出し」
金の現物を受け取ることができます。
取り扱う会社によっていがいますが、グラム単位で引き出すことができます。
「売却」
通常グラム単位や金額単位で売却することができます。
売却の場合はその日の金価格よって計算され現金化されます。
「等価交換」
積み立てた金を利用してジュエリーや金貨に交換することができます。
等価交換の計算方法は取り扱いの会社によって違いますので、確認が必要です。
手数料
手数料は、取り扱う会社によって金額が違います。
例えば三菱マテリアルでは購入金額1,000円に対し、25円の手数料が毎回かかります。
買い付け時、売却時、引き出し時、等価交換ともに手数料がどれだけかかるか確認しておきましょう。
我が家では娘が生まれた時に、この純金積み立てを始めました。きっかけはお嫁に行くころには、まとまった量になっていいプレゼントになるかな・・・そう思ったからです。
その娘は今中学3年生。10数年積み立てていて感じることは、ドルコスト平均法はやはり長期投資には優れているなということです。
女性としてはちょっと楽しみもあり、またリスクの比較的少ない純金積立。
長期投資の一つとしてご紹介しました。